クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ハイヒール

半年ぶり?もっと?くらいにヒール高めの靴を履いた。

もうふくらはぎパンパン。爪先痛いし。

私としてはハイヒールのつもりでいたけど、どうやらWikipediaによるとヒールの高さ7cm以上のものをハイヒールというらしく、私の高さ5cmの靴は認めてもらえないようです。

いつも地面と平行にしか移動しない私にとってかかとが吊り上がったらもうハイヒールなのに。

 

ヒールの高い靴は慣れもあるのだろうけど、大体履くと辛い。痛いし歩きづらいし酷いと脱げる。

perfumeの3人は爪先大丈夫なんですかね?きっと良い靴履いてるんだろうな、あんな動いても歌唄う余裕あるもんね。特注の靴なのかしら。

perfume ハイヒール」でググったら

Perfume×伊勢丹Perfume ダンスヒール」』

なるものが売ってるのね。売れてるのね。2万するのね。べらぼうに高いわけじゃないけど、たまに履く時楽になりたいってだけのために2万は辛いよね。ダンスは絶対しないしね。

 

あーあ、それなりの安さでそれなりに可愛くて最高に履き心地のいいヒールあったら買うのになー。

 

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体育の日

昨日の体育の日は、暑いほどの晴天の公園で昼前から運動。

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30分のゆったりしたジョギングと、学生の時ぶりの下手なバドミントン。

運動の後のおにぎりは美味しくって消費カロリーを上回るほど食べてしまった。

 

くたくたに疲れて帰って、ひとっ風呂。

 

午後はゲームをしたりしてのんびり過ごしていると、

夕焼けには富士山のシルエットが浮かんでた。

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いい1日だったと、しみじみ。

 

運動嫌いの人 体育のトラウマある説

Twitterでこのツイートを目にした。

 


私も思い当たることがある。20年以上経っても忘れることのない出来事。

小4の体育の授業。唐突に担任の先生が「クラス全員の足の速さの順位をつけよう」と言い出した。
先生は皆を一斉に走らせ、その中で速いチーム、普通チーム、遅いチームに分けてまた走らせた。それを繰り返して徐々に順位をつけていく。
速い方から順位は付け終わり、遅い方の順位付けの番になった。当然のごとく私はそちらにいた。
体力も考えて走る距離は50mが25mになり次は10mと短くなっていく。
ついに私は最後の最下位決定戦まで残った。
私含めいつもマラソンの最後尾にいる女子3人。こんな事しなくても分かりきっているメンバーで正式にビリを決める。何のために?でももうやるしかない。すでに周りも始めの盛り上がりはなく、緊迫した重い空気に変わっている。
走る距離は5mくらい。こうなると足の速さというより、スタートの反射神経と競争心の戦い。私はそのどちらも無いようなものだし、いよいよこの勝負に意味がないと思った。それでもやる気ない振る舞いは出来ない。クラスの残り全員が我々を見つめているのだ。
負ける気がする。もう私がビリでいいですと言って逃げたい。たとえ隣の子がビリになってもどんな顔すればいいの?
先生の「ヨーイドン!」で私以外はそれは必死に見えた。私は一体どう見えていたんだろう。
走り終えた後、私は何も喋らなかった。友達が何か言っていたかは覚えていない。少なくとも誰の声も耳には入ってこなかった。虚しさや恥ずかしさ、湧き上がる憤りのような感情がグルグル回っていた。私の小さな自尊心が傷つけられたのだから。
その日、私は足の速さがクラスで最下位と決まった。

体育の授業の思い出だけで運動嫌いになってしまった人はたくさんいると思う。私もこの思い出から抜け出せなかったら、走る事など一生大嫌いだっただろう。でも私はその後ちょっとしたきっかけで運良く苦手意識から抜け出せて、今ではジョギングを趣味にできている。

 

小学校の体育では運動が楽しいと思える授業にしてほしい。走ることにしても、誰かとの比較ではなく、自己ベストの更新を意識させたらいいのでは?と思う。
競争は運動会などのイベントでやれば十分。向上心ある子は部活に入ればいい。
学校という小さな世界でその瞬間劣っていても自分の可能性を否定することはないし、自分に合ったスポーツだってきっとある。
だから苦手意識を植え付けるように他人との競争だけあおる授業は絶対やめてほしい、と心から願う。

笑顔のゲンキ

お題「好きなお笑い」

昨日の『ダマされた大賞2017秋』めっちゃくちゃ面白かった。特にバイキング小峠のドッキリで発揮される力が強すぎ。あんなに腹かかえて笑ったのはいつぶりだろう。涙流すまで笑い過ぎて息が苦しくなったくらい。思い出してもちょっと笑える。


『ダマされた大賞』はいつも確実に面白いから毎回録画してまで見てる番組の1つ。他のドッキリ番組よりダントツ面白いんだよな。初登場のブルゾンちえみwithBも正直さほど期待してなかったのに良かったしああいうのって誰がすごくて面白くなるの?プロデューサー?よくわかんないけど。


よく聞くけど、思いっきり笑うと暗い気持ちとかやっぱ吹っ飛ぶもんだね。
そういや母親も電話で「少し落ち込むことあったけどアメトークの運動神経悪い芸人見てゲラゲラ笑ったら元気出た」って言ってた。ありがとう運動神経悪い芸人たち。

ただ残念なのが、病的にダメな時はお笑い番組とか見る気力が無くなるんだよね。その時は病的っていうかたぶんもう病気だけど。
日頃から笑ったり楽しんだりするストレス解消って本当に本当に大事。忘れがちだけど笑うことを忘れずに過ごさなきゃ。ま、ダマされた大賞見てる時はそんな事微塵も考えず笑ってるわけだけど。

『ドリーム』を観た感想

なんとなく聞いたことあったけど、ここまであからさまな黒人差別あったの?と驚かされた。まるでバイキン扱い。子供がエンガチョするみたいに、黒人が触れたものは触れないってどんなだよ。


そんな差別が当たり前になっている中、自分の中にある差別意識と葛藤しながらも夢の未来のために冷静かつ情熱的に向き合ってくれる上司役のケビン・コスナー。かっこいいーー!!ほれぼれ。
『ボディーガード』で死にかけの彼の異常な色っぽさにときめいたあの頃からだいぶ月日は流れ、久々の彼の姿に一瞬あれ?これケビンだよね?と不安になったけど、その渋さもまたよい。自分も着実に年を経てきてるのでむしろよい。
あとジム役のマハーシャラ・アリもかっこいい。スタッフォード役の彼は意地悪だから嫌い(単純)。宇宙飛行士のグレンは不安になるくらい良いやつだった。貴族みたいなイケメンが蝶ネクタイ付けて会議でもニコニコ(笑)。個人的に知り合いに似てるのも謎のおかしみがあった。良いやつキャラの映画でのパターン(バッドエンドパターンとかアナ雪の王子パターンとか)が頭をいくつかよぎって最後までドキドキさせられたよ。監督のイジワルかな。考えすぎ?

 

主人公のキャサリンはビジュアルが正統派じゃないから最初うーん、、、って思いながら観てて、しかもせっかくジムと初対面でいい雰囲気になったのにちょっとジムが失言してそれをすぐ謝ってもプンスカして再会した時もジムに超いい女風の対応してるから「???」と思ったし、この恋愛エピソード要るか?と思いながら観てた。
結果、要りました。
ありきたりな言い方だけど、自信と才能に溢れた人って魅力的に見えるんですよね。さらにキャサリンは頑張り屋さん。しかもどんどん可愛く見えてくる。恋するオンナは綺麗さ〜ってこと?
それからの、プロポーズシーン。涙腺が緩んできたけど泣いたら恥ずかしいと思って耐えてたら
「グスッ」「スンスン」
隣も後ろもみんな泣いてた。
キャサリン役の女優タラジ・P・ヘンソンすごい。

見た目で「差別」してごめんなさい。

見た目といえばキルスティン・ダンストも久々見たけどあいかわらずのブロンド美人だったな(スパイダーマンでの悲劇を私たちは忘れない)。

 

本題のストーリーは実話だってからすごいよねえ。そう、すごいなあと思うんだけど色々詳しくないからどこか漠然とはしているんだよね……。で、今何してんの?みたいな。そのせいかちょっと盛り上がるまで長く感じたり最初の成功シーンに唐突感があった気もした。中盤から引き込まれていったけど。

それでも黒人女性たちの苦悩やサクセスは今を生きる人たちの勇気にもなるし、最後は晴れ晴れとした気持ちになれる良い映画でした。

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秋の山と私の心

声が小さいとよく言われる。出してるつもりでも聞き返されたりする。
幼い頃、ほとんど喋らない子だった。家に帰れば母にその日の出来事を話していたらしいが、幼稚園では一言二言ポツリと話すくらい。友達とのおままごとでは赤ちゃん役というセリフのない役を与えてもらっていた。
そのせいで声帯が発達しなかったのだろうか。

 

今もおしゃべりな方ではないが、それなりに大勢での会話にも参加できる程度には成長した。それでも自分の中では大きめに声を出すような意識でいないと、え?と言われてしまう。しょうもないことを言った後だともう一度言うほどでもないのでひとり言だった風に装ったりしちゃって。
「タロウーー!!いくよーー!!」
などと腹からの声で子供を呼ぶお母さん達はすごい。私は人を呼ぶ時も駆け寄って声をかけてしまう。相手に聞こえなかった時の切なさを何度も体験しているから緊張で喉が開かないのだ。

 

そんな私が最近1番大声を出したのは恐らくあの時だろう。

 


「やっっっほーーーーー!!!」

 


山の頂上ではなく、山の道すがらだ。
必要に迫られたのだ。こんなこと私が望んでやるはずもない。それでもこれを全力でやらなければもう一度やり直しという危険を察知してのことだった。事の経緯は話せば長くなる。山で松岡修造に絡まれたら、とでも想像すれば何となくお察し頂けるだろう。

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今思い出しても、あの時の自分を褒めてあげたい。ひょっとしてポテンシャルはあるのかもしれない。そうなればあとはボリューム調整の訓練と心の問題、その心をどう開くかが1番悩ましいのだけど。

 

 

妖精

今週のお題「読書の秋」

 

面白いと勧められて読んだ漫画『百万畳ラビリンス』。

たしかに面白かった。主人公の礼香の奇人ぶりがはじめ受け入れ難かったけど、そのキャラにも理由があったので納得。青年コミック慣れしてない身としては、ん?と思う部分は多少あるが、少女コミックも男性からしたらアレだろうしそこはまあいいや。でもテレビゲームの経験が無い人は何してんのかわかりづらいかも??私はゲームもあんまりだけど、そもそも頭良く無いので理解しきれてないとこがあるかも……。それでも一気に上下2巻を読みきってしまうくらいストーリーが最後までしっかりと異世界に引き込んでくれた。

 

これを読んで、なんとなく思い出したことがあった。

昔、仲良くなったばかりの友人の家に遊びにいき2人で会話をしていると、唐突に友人からこう告白された。

 

「私、妖精見たことあるんだ」

 

急なことだったので、冗談かと思い

「ええ?!へへっ」

とよくわからない反応をしてしまった。

しかし友人は真顔で

「信じてくれないならもういい」

と拗ねたので、私は慌てて

「信じる信じます、どこでみたの?」

と女性のご機嫌取りに必死なおじさんみたいになって聞くと

「そこにいた」

と部屋の隅を指差した。

私はどう反応していいやら、もしやおちょくられてるのでは、と隅を見つめてながら言葉に詰まっていると、

「やっぱ信じてくれないんだ」

と言ったきりその話は曖昧に終わってしまった。

それ系の話は嫌いじゃないが、直接体験者から聞いたことがなかった。そのため対応実績がなく、疑い深いくせに仲良くなったばかりの友を心から信じてあげたい気持ちとのジレンマでフリーズしたのだ。それがかえって友人を傷つけたかもしれない。

 

その友人は不思議ちゃんキャラではないがどこか掴み所のない子だった。どこまで本気か冗談かとてもわかりづらい。むしろ冗談らしい冗談をその子から聞いた覚えはない。実は冗談、これは受け手としては結構心理戦だが、友人はどこまでもまっすぐな目で話してくるので本心が見えてこない。だから妖精の話も本当か嘘か未だにわからない。本当だとして真っ向から疑われたり全否定されると悲しいから多くは語らなかった。その時の話し方はそう思わせる真剣さも漂っていた。

 

私は『百万畳ラビリンス』の礼香のようにはまずなれないが、あの子ならひょっとして、と長らく会っていないその友人をどこか思い起こさせた。

久々に友人に会って話をしてみたい。けどその時は妖精の話はやめておこう。あの目で話されるとまたきっとたじろいでしまう。

 

漫画読んだのは久しぶりだけど、他にもこういうのあれば読みたいな。