クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

夏の衝撃

もうすぐ夏休み。というわけで小2の夏に衝撃をうけた出来事。

 

私は学校で開催される水泳教室に向かっていた。初日行って辛かったのでしぶしぶ、といった2日目だった。通学路を1人とぼとぼ歩いていると道の先に同級生のいじわるな男子が歩いているのが目に入る。見つかったらまた何か言われる!と思った私はこっそり道の反対側に渡ることにした。しかし、横断歩道はまだ先。だが、一刻も早く渡りたい。慌てて渡ろうと、いつもより確認が不十分だったのはあきらかだった。

 

そうです、車にはねられました。

 

「こっそり」どころか近所の人も出てくる大騒ぎ、大泣きの私。そのまま私をはねた車に乗せられて病院へ。

運ばれた病院は町医者でおじいちゃんと言えるようなお歳のベテラン医師。近所だったものの初めての来院だったのだが、おじいちゃん医師はワンワン泣く私に向かって一言。

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「いつまでも泣くんじゃない!!」

 

まさか怒られるとは思わず怖くて固まる私。そこに母が駆けつけてきたが、泣きもせず固まってる私を見て安堵した様子。
ちがう、ちがう、そうじゃ、そうじゃない〜、と後に鈴木雅之が私の気持ちを代弁してくれていたが、母にこの行き場のない気持ちを訴えたく心はグルグルしていた。

 

その町医者にはその後も通わなくてはならなかったのが辛かった。ところが次行った時はとても優しく、その次はまた厳しかった。優しい日と厳しい日が交互にあると気づいてからは、できるだけ優しい日に行くことにした。

 

幸いケガは擦り傷や打撲程度で済み、なにより私にとっては水泳教室に行かなくていい理由ができたことがラッキーだった。ただ、警察に事情聴取をうけた時に相手の運転手に面会して謝られた時は胸が痛かった。私の不注意な行動のせいなのに、と泣きたくなった。2度と慌てて道を渡らないと強い教訓になった夏の思い出。

ちなみにいまだに泳げません。