クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

私がオバアさんになっても

スーパーマーケットの前、駐輪スタンドから自転車を取り出せないで困っているお年寄りに助けを求められた。

そこは自分が止めた台の番号を精算機に入力してロックを解除するタイプだった。

利用したのが初めてなのか「取り出せないがどうすればいいか」聞かれた。

私はロック解除の仕方を説明したが「悪いけどやってくれないか」と言われ、私は即座に解除して自転車を取り出した。お年寄りに感謝され、私はその場を後にした。

 

私もいつかはそうなるのだろうか。

年をとることはもちろん機械に対する苦手意識についても気にはなるが、それよりも、すごいフランクに人に頼るあの感じ。

お年寄りを非難しているわけじゃない。年をとると頼らざるを得ない事があるのは理解できるし、むしろわからずもたついているよりよほど効率的でいいとさえ思う。

それでもみんな昔から「他人に頼って代わりにやってもらったりする人」じゃなかったはず。いつから他人に素直に頼れるようになった?何かきっかけがある?席を譲られるようになったあたり?

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今の私だったらオロオロしても自分で解決するか人に教えてもらって自分でやろうとする。それはちょっとしたプライドや人に頼ることへの恥じらいによって。

でもいつかは自分ではどうにもならないことがでてくる。

その時に私は自分の孫くらいの年齢の他人に助けを求めたりするんだろうか。今は想像できないけど、それくらい他人とうまく関わっていく必要がでてきた時、その時どうやって、どんな気持ちで……。

だって他人にお願いするって、まあまあな勇気いるよねえ。

もしかして年を重ねるにつれ、コミュ力の猛者でないと生き残れなくなってくるのだろうか。

 

コミュ障ぎみな私としては、自分の将来がその面で心配である。