クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

大相撲九月場所から思ったこと

色々あったけど、とにかく日馬富士最高!心からおめでとう!豪栄道もよくやったよありがとう!朝乃山も阿武咲もすごい!嘉風もさすが!他の力士も1人ひとり褒め称えたい!大相撲って本当に素晴らしいですね!!

 

そんな九月場所10日目、落語家のヨネスケ氏が4敗目喫した日馬富士に対し「潔く引退しろ」とツイートして燃え上がるほどでもなく燻った。当該ツイートのリツイート数の少なさの割に相撲ファンの中では物議を醸している様子で、安易にリツイートで拡散させずに自分の考えを示しながらジワジワと噂が広まるという珍しい燃え方をしていた。
つい酔ってヤジを飛ばしたかなと不愉快ながらも傍観していたが、その後の言い草などを見るとどうやら本気。
相撲ファンなら今場所の日馬富士の立場の苦しさは感じ取れていると思っていたが、ヨネスケ氏曰く昔の横綱はすぐに引退を決める威厳があったそうでそういう相撲を見てきた自分が苦言を呈したのだそうだ。
ひえーー……。

おそらくどのスポーツのファンにもいる伝統やら根性やらを重んじる人なのだろう。

 

しかし結果として日馬富士の逆転優勝で皆の溜飲が下がりヨネスケ氏は単純なイメージダウンとなったまま。
こうなると「日馬富士頑張ったねごめんなさい」しかありえないがヨネスケ氏は今どう思っているのか、日馬富士の優勝が再度見えてきたあたりからツイートは止まっている。

 

「潔く引退」についてを本人の気持ちや総合的な状況など考慮せずに、負けた休んだであれこれ言うことは古き悪しき考え方だと私は思っている。大怪我で休場中の稀勢の里にさえ「休んでだらしがない引退しろ」という人もいる。すぐにこういう考え方をする人がいるのは知っていた。相撲を長年観てきたというヨネスケ氏と同世代かそれ以上の世代の方に多いと感じる。以前、稀勢の里の奉納土俵入りの為にお年寄りに混ざって数時間並んでいた時少なからずこの手の考えや人種差別も耳にして悲しい気持ちになったが、残念ながらジェネレーションギャップもあるんだろうと思う。


話の角度は違うが、例えば私の世代からすると「ホモ」や「オカマ」を面白いこととしてテレビ等で見せられてきた。今そんなことをギャグにすれば問題になりかねないが、そうやって育ってきてしまった世代は意識を変えるのためによくよく注意深くなる必要がある。少なくとも私は無意識でいると悪気なく差別的だったかもなという笑い方をしてしまう時がある。とはいえ、それが間違っていると誰かに正式に教わったわけでもない。そういうことって、どの世代でも長く生きてくほどに生じる問題なんだろうな。
だからこそ、間違ったり誰かを傷つける結果になった時は素直に謝れる自分でなくちゃいけないけれど、それは心のどこかで簡単に受け入れられない事かもしれない。

 

年を取っていくごとに更新される正しさを見失いそうで、なんだか恐ろしいと思ってしまう。今だって何かしら間違っているんだろうなとすら思う。時代と共に変わっていった考え方ややり方なんかが書かれた教科書作って更新時はお知らせしてくれないかな、なんて。