クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

B&W 感想 その2

先週に引き続きアルバム『Black&White』の感想。

 

『London~38 east end road』

ASKAさんにとってロンドンでの生活は本当に刺激的で充実していた幸せの記憶なんだろうなと思う。
でもこの曲には切なさはあるけど悲しみは感じないから、その頃の思い出は大切にしながらも気持ちの整理はついているのかな。
あの頃幸せだったなぁと思いながらも戻ってやり直したいかと言われたらそうじゃない、みたいなことってあるよね。
「今がいちばんいい!」って歌ってるしね 。
待って、これと『今が~』の2曲が同じアルバムで同じ人が歌ってるってすごくない?
そしてどうしても最初のゥゥウ~イェーイ!!!思い出すと笑っちゃう。

元気いっぱい!サンシャイン宮崎 笑 ライブで生イエーイ!聞きたい。

 

『風景が僕をためしている』

え?どういうこと?風景が?僕をためしている??

詩人過ぎて時々歌詞がどういう意味か考え込んでしまう。

でも結局本当のところはわからないので雰囲気で楽しむようにしてます。

ゆったりしていて、懐かしいメロディー。70年代っぽい?イメージとしてだけど。

 

『石の風が吹く道』
またもタイトルが何という表現力。”砂の風”や”向かい風”ならまだ思いつくけど「石の風」って。一連の出来事が新たなASKAワールドを出現させてしまった。スーパーマリオで条件満たすと出てくるルートに進んだみたいな。この場合満たして欲しくない条件ではあったけども。
ブログで本人が洋楽のような曲ができたと書いていたけれど、それがこの曲かなと思ったほど英語の歌詞も似合いそうなメロディー。誰か英語でカバーしてほしい。でも原曲の方が好きには決まってるので出来レースになるのは勘弁してもらいたい。


『夢でいてくれるでしょう』
ミステリアスな雰囲気は『Girl』とか『ID』みたいであり、また新しくもある。

こういう曲の雰囲気も好きだなぁ。
このアルバムでいいアクセントになってると思う。

 

誰がために鐘は鳴る

「僕は生きると」という歌詞が印象的。

ASKAさんの作る曲はこういうコンサートホールが似合う曲があって、だからこそライブで聴きたくなってしまう。

そしてCDの方がよかった、ということがないのが再びチャゲアスファンになったきっかけでもある。とはいえ、まだ生では聴いたことないんだけどね…。

逮捕後に引退を考えたらしいけど、また歌と共に生きる決意をしてくれてよかった。

そして、薬を断つきっかけとして逮捕されたことは良かったと改めて思う。

あのままのASKAさんならファンとして戻ることは無かったかもしれない。

 

 

『僕であるために』

ライブのラストで聴いたら泣くかもしれない。

ASKAさんは良くも悪くもカッコつけだから、インタビューでは弱みはほとんど見せない。でも歌では弱さも苦しさもいろんなメロディーに乗せていて、この曲も素直な気持ちを吐露している。

薬に手を出した人へ生きる勇気を与えることも大事だけど、失うものも少なくないからまず手を出してはいけないということもそれ以上に伝えて欲しいな。

ASKAさんはスーパーボールみたいに床に落ちた反動で自由に飛び上がったかもしれないけど、普通の人は落ちたっきり才能も良い仲間もなく転がってしまう人がほとんどだもの。発信力や影響力がある人だからこそお願いしたい。

その辺今日のAbemaTVは何を語るのか、楽しみ。

 

そして、エンディングの曲。

ASKAさんはデビューしてから今まで何度か声や歌い方が変わってきている。

だから「これをあの頃歌ったら」「あれを今歌ったら」と想像することがある。

でもこの曲は歳を重ねた今のASKAさんだからこそ染み入る曲な気がする。

今の癖や渋さがあって完成されたように思うし、逆にこれからのASKAさんがどう歌ってまた変わっていくのか、いつか生で披露される時が来るのならぜひ聴いてみたい。

 

以上で感想終わり。

でも聴き続けていくうちにまた新たな発見や好きランキングが上がる曲もあるんだろうな。