クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

再生し続ける

最近読んだ下記の記事によれば「定期的にリニューアルをして常連を卒業させる」ということは、お店を長く営業していく秘訣の1つだという。

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常連は経営側としてありがたい反面、新規客への壁になりかねない。それはお店側としての経験でも実感があるし、お客としても近所の店で気になっているけど常連らしき人がいつも入り浸っていて入れない店は結構ある。常連頼りの経営になってしまうと、その常連たちが離れてしまえば簡単に店を潰しかねないというリスクもはらむ。

 

詳しくは記事を読んでほしいのですが、つまりはそのリスクを背負うより、常連の嫌うリニューアルを恐れずに行って新規とにわかファンを取り込み続けていこう、って記事なんですけどね。

さて、そこで思い出されたのが私の大好きなCHAGE and ASKA、特にASKAさん。

彼らも何度もリニューアルし続けてきたアーティストだと思う。

ASKAさんは大幅リニューアル(というか問題起こして閉店しかけてからの再オープンって感じかな)もあったけど、それ以前にチャゲアスとしてもソロとしてもリニューアルといえるほど印象を変えながら活動してきた。

私はその時々を知っている当時からのファンではないのでリニューアルの衝撃を肌身で感じたことはないのだけど、求めていたものを変えられていくショックというのは少なからずファンには与えられてきたのだと思う。それで離れてしまった常連もいただろう。

ニューオープンの店が乱立していた時代の中でリニューアルに気づきにくく、それがすべて好転してきていたのかはわからない。さらには意図せずのリニューアル(ASKAさんの声が変わるなど)もあったのかもしれない。

しかし、これまでの彼らの作り出してきた数多くの音楽が長く愛され古びれずに存在し続ける理由が、そこにもあるのかもしれないと今の私は思う。
固定されたイメージに囚われない多彩な楽曲。ASKAさんの変化してきた声や歌い方。

変わらない素晴らしさも世の中にはたくさんあるけれど、新しい感動を生むために批判を恐れてこなかった彼らのスタイルが、結果としていつまでも誰かを虜にし続ける名店にしているのは間違いない。

これからも2人はきっと再生し続けるのだろう。それでも私は離れずその音楽を再生し続けたい。新規の邪魔をしない程度に情熱的な客として。

 

そんな2人の最新の活動状況。

Chageさん 本日ベストアルバム発売

ASKAさん  昨夜新曲(完成前音源)公開

store.universal-music.co.jp


修羅を行く(ラフミックス音源)ASKA  2018年5月25日配信

 

こんな還暦の2人、かっこよすぎるでしょ。