『ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA - 40年のありったけ -』
2月6日のツアー初日に行ってきました。
いよいよ本編の話です。
前置きである序章はこちら↓↓
めちゃくちゃ容赦なくネタバレしていきますのでネタバレが嫌な方は絶対読まないでください!!!
幕が上がるとワインレッドの衣装(『リハーサル』のMVで着てたやつ?)のASKAさんがすぐそこに!ぎゃー!いるー!実在してるー!(2ヶ月ぶり2回目の衝撃)
ギターを持って活き活きと動き回るその姿こそ本当に待ち望んでいたASKAさんそのものだった。
そして初めて聞けました、あの言葉。
「待たせたねぇ!」
不意打ちの待たせたねぇで一瞬思考が止まってから、ハァァァ!ついに聞けたぁぁ!となった。待ちましたよぉ!
そして気づく。あれ?ASKAさん何だか2ヶ月前よりシュッとしてない?
後のMCで判明したけどなんと5kg絞ったらしい!凄い!大好きなアイスどんだけ我慢したんだ!この前放送されたフジテレビ『シンソウ坂上』での自分のインタビュー映像見てダイエットを決意したとの事。「鏡で見てる自分と違うんだよね。(テレビで映ってたのが)斜めからで頬骨も出てるから余計に」みたいな事を言っていて、「ツアー終わる頃にはスタンドマイクの裏に隠れて見えないんじゃない?!(両手でほっそりのジェスチャー)」だって。4月の武道館でスタンドマイクが2本立ってるように見えたら赤い方がASKAさんって事ですね!笑
身体に無理はして欲しくないけどやっぱ今回くらいの方がカッコは良かった。
前編目次
- 1.未来の勲章
- 2.ONE
- 3.明け方の君
- 4.cry
- 5.憲兵も王様もいない城
- 6.good time
- 7.Man and Woman
- 8.抱き合いし恋人
- 9.MOON LIGHT BLUES
- 10.not at all
- 11.はじまりはいつも雨
- 12.いろんな人が歌ってきたように
1.未来の勲章
イントロで客席は総立ちになり手拍子で湧く中この曲でライブが始まった。これは事件後初の公の場となる2017年8月の公開MV収録した曲でもあるし、新しい旅の始まりの印象を強くする曲となった。明るい曲調と表情や動きが心から楽しげでワクワクさせてくれる。喉の心配はなさそうでひと安心。シンフォニックコンサートの時と高音の出方が全く違う。バンドメンバーの方々の表情は柔らかで演奏は素人でも分かるカッコよさ。この曲だけでもう確信したけど、私バンドライブの方が俄然好きだ!(もちろんシンフォニックは素晴らしかったけどね)
2.ONE
映像で観ていたライブでのこの曲が好きなので、イントロで、きたぁー!とテンションさらに上昇。ライティングなどの演出も相まって完全にASKAワールドに引き込まれた。もう日々の雑念は消えて脳内メーカーで言ったら「飛」「鳥」の二文字しかない状態。刺されたとしてもしばらくは気づかなかったと思う。
↑脳内メーカーイメージ図
3.明け方の君
ASKAさんとコーラスの西司さん、藤田真由美さんによる「君は心で〜」と美しいアカペラのハーモニーから始まった。あれ?何だっけこの曲?!からのイントロ演奏で、あー!けーがーたのきーみーだ!この曲も好きなんすよ、わかってらっしゃる!ってか、たーのしー!!
そして最初のMC
改めての本日2回目「待たせたね」。
赤いスーツは「還暦なので」ということらしく、とってもお似合いですよ。
それから「八王子生まれの僕としては」というギャグはこの時だったかな?えと、すいませんけどMCはいつなに喋ったか残念ながらうろ覚えです。よくブログとかに詳細に書いてる人ってメモってんの?「ラブラブショーにしましょう!」と言ったのだけはちゃんと覚えてる。
あと、「このまま立って行こうかと思ったけど、今日やってみて座った方がいいや」とかそんな感じに言われて4曲目を前に皆大人しく席に座る。
4.cry
座ったのにこの曲やるんかい。立ちたい…ウズウズ。西さんがコーラスしてると大好きな『GOOD TIMEツアー』の映像が思い出されて、あれを生で聴けてるんだ…と感慨深いものが。西さんは肺癌を患っていて手術して克服されてたのね。コーラスできるほど復活できて本当に良かったです。
5.憲兵も王様もいない城
昨年ハイレゾ配信した新しめの曲。MCでもWeareの話題はしていた。
シャウトのあるカッコイイ曲だから、ライブでも映えてた。今更言う事じゃないんだけど、歌上手いなぁ。
6.good time
(小声で)怒らないでね、ここだけの話、この曲そんな好きじゃなかったんです…。あるでしょ?ぶっちゃけそういう曲って。
しかし!!生で聴いたらこの曲スゲーーーーイイの!ASKAさんの声の美しさたるや、吸い込まれそうになった。美しすぎて涙出てきた。歌の神様みたいで私の記憶では後光さしてたような。マジでマジでこの曲もう超最高。
7.Man and Woman
曲前のMCで「僕は輪廻を信じていて、いつか生まれ変わった時の自分のために今を生きてると思ってる。そんな事を歌った曲です」というような内容を話していた。
この歌はシンフォニックでも聴けたけどASKAさんの数ある名曲の中でもかなり完成度の高い曲だと個人的に思っていて、こんな曲はASKAさんしか書けないし同時にASKAさんしか歌えないと思っている。そのわりに一般知名度は低いから埋もれさせない為にもどんどん歌ってほしい一曲。シンフォニックより喉が調子いい分、さらにスケールが増したような圧巻の歌いっぷりだった。
[MV] Man and Woman / CHAGE and ASKA
8.抱き合いし恋人
こういう曲は実にコンサート向きだね。歌のうまさも際立つしうっとり。でも今回の「ありったけ」で選ばれたのは意外な気もしたけど、長年のファンの方から見たらどうなんでしょ。ただ、ASKAさんてこういうロマンチックな二拍子のリズムの曲が好みなんだろうなってのは最近わかってきた。
9.MOON LIGHT BLUES
この曲、妙に好きでよく聴いてるので嬉しかった。イントロから好きだし「うぬぼれ屋さん」っていう絶滅しそうなワードをこの曲で後世に残していきたい。
昔の飛鳥さんの甘い鼻にかかった声で歌うこの曲は色っぽくて若い女性の最後の夜というイメージだけど、今のASKAさんが歌うとどこかアンニュイというか、もっと大人っぽい雰囲気に変わるから、あの頃の女性が時を経てお酒なんか飲みながら昔を思い出してるみたいなドラマチックさを勝手に感じていた。
10.not at all
私事ですが最近特に悩みが多く、辛くなるとこの曲を聴くことで前向きな気持ちをもらい励まされていたんです。だからこの曲は自分の為に歌ってくれたような気がしてしまい胸に迫るものがありました。ASKAさん、ありがとう。
11.はじまりはいつも雨
「ありったけ」というからにはこの曲は外せなかったのでしょう。イントロで歓声と拍手が起こった。シンフォニックの時も感じたけど、改めて美しい歌だよな。私がベスト10にこの曲を選んだのもASKAさんがよく話しているようにベストアルバムに入れる事を意識したところはあるけど、やはり「ヒットしたから」だけでなくヒットするほどの確かな魅力がこの曲にはあってベスト10から外せなかったから。何度聴いてもそう感じさせる。
12.いろんな人が歌ってきたように
この歌の「君はどうだい/僕はまだまださ」の所がすごく好き。ライブだとこの部分を客席に語りかけるように手を広げて見渡しながら歌うので、心が近づくような感覚がある。あーこの人の事好きだなぁと、この場にいられる幸せを噛みしめた。
後編へつづく↓↓