クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

『鴨川ホルモー』を観た感想

ネタバレあります!!

 

コメディを観たい気分になり、Amazonプライムにあって気になっていた『鴨川ホルモー』を観た。

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

 

 

※以下、ずっと不満が続くので作品のファンや素人批評が嫌いない方はそっとお帰りくださいませ、、、

 

「映像化困難と言われた〇〇がついに映画化!!」とか言う謳い文句をたまに聞くが、この映画はまさに困難で、結果無理だったのだと思う。
もしかしたら、この内容は誰がどう頑張ってもこれより少しマシになる程度なのかもしれない。ただし原作の小説は読んでないので、もし原作ファンが納得できているのなら私がこのノリに向いていないだけなのだろう。

とにかく終始眉間にシワを寄せながら、なぜ笑えないのかを考えてしまった、というのがざっくりした私の感想。


山田孝之濱田岳荒川良々も好きな俳優さんで、観る前の期待が大きかったのも結果ガッカリ感に拍車をかけた。芸達者な皆さんの頑張りが空回りしているようでいたたまれなかった。

コメディ作品は登場人物が困ったり失敗したりすると逆に観ている方は笑えるものだが、この作品は山田孝之と一緒に困惑(この映画は何なのかと)、濱田岳と一緒に泣いた(観るのが辛くて)。

 

いくつも問題点はあるだろうが、パッと思いつく致命的な3点を挙げたい。

1、本題まで長過ぎ
序盤の川下りとか要る?テンポが悪くぼーっとしてたらオニが出てきて面食らう。そうかと思ったらバトルシーンまで端折り過ぎ。不要な説明と必要な説明のバランスがすこぶる悪い。

2、笑いどころ不明過ぎ
シュールな場面はいくつも出てくるが、真面目なのか笑わせようとしてるのか悩んでいるうちにただ時が過ぎて行く。「真面目にやっていることが可笑しい」というのがやりたいのだろう事は伝わってくるが、笑う「間(ま)」を作るかツッコミ役がいてくれないとどうにも成り立たない気がする。いや、単純に好みの笑いじゃないのか?
レナウン娘」を歌うシーンは、男共の悪ふざけの飲み会に巻き込まれたような感覚になり、その一方で世代が違うので「この歌なんだっけ?」っと関係ないところでつまづいていた。

3、バトルシーンの見方謎過ぎ
変なポーズで一辺倒の指示をする彼らの様子を観ていて、どう応援したらいいかもわからない。笑えないギャグを繰り返されているよう(私の中では実際そうなのだが)で不快だし、「面白」が邪魔してバトルに白熱もできない。
観ていてイライラしまくる濱田岳のキャラの初回バトルシーンに至っては、笑わせようとしていたのかどうかさえ私にはわからない。


とまぁ、私は色々辛辣に書いたが、高評価のレビューがあるのだから楽しめる人もいるのでしょう。

そりゃあ良いところも……えーとー、芦名星が可愛いです。栗山千明はメガネ取る前まで可愛かったです。(不満の余韻を残す)

 

つまりレビューの総合点数ってアテにならないんだな、と思った次第です。

久々にあんまり酷い映画観たので、吐き出したくなりました。すみません。

 

 f:id:oki_nikki:20170731150957j:image