クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

実家のテレビ事情

少し前、久々に実家に帰ると新しいテレビの前にリモコンが3つ置いてあった。

母に聞くと、テレビの付属のリモコン、ケーブルテレビのリモコン、もらったリモコンだと言う。
理由は忘れれたがどれも必要らしい。

 

母はBSチャンネルが好きでいつも時代劇や旅番組ばかり観ている。
私は地上波のバラエティなどが好きなので、母がいない隙にリモコンの1つを手に取りザッピングしようとしたら画面が真っ暗になり、どこを押してもどうにもならなくなった。
母が戻り真っ暗なテレビを見て
「あーもう何やってんの変なボタン触ったでしょう!」
と軽くキレられた。
そんな怒られ方するのは幼児かよっぽど老人になってからだと思っていたが、まだ母親にそんなことで怒られるとは。
変えたくてもリモコンのどれのどのボタンが正解かもわからず、リモコンの主と化してる母の好きな番組が優先となってしまい、結局その日は要潤が出てる時代劇を延々見る羽目になった。よりによってその日はその連ドラをまとめて再放送していて、終わっては始まって気が狂いそうだった。

 

とはいえ、母のテレビ権がデカイのは昔からではある。
ずいぶん昔にも観たい番組が母VS私と父の構図になった結果、何の争いも無く自然とリビングの大きなテレビは母のものとなった。父と私は寝室の小さなテレビで毎週『アリよさらば』を観ていた。
そのまたさらに、小さなテレビがメインとして活躍していたテレビ一台時代なんかは、基本母の観たいものを観る事になっていて、アニメやお笑い系をほとんど観られなかった。観ていたのは『火曜サスペンス劇場』『はぐれ刑事純情派』『土曜ワイド劇場』などのサスペンスか時代劇という「人死ぬ系」が中心。
そのせいで同世代のアニメの話についていけないのが過去も今もちょっぴり切ない。ただ、その代わり上の世代と話が合わせられるという利点?もある。

 

そんなこんなで、実家に帰ると好きなテレビはほとんど観られない。
それでも、機械オンチな母が3つのリモコンを使いこなせてるうちは元気でいてくれそうだな、なんて思う。
たまに帰る時くらい、一緒に火野正平みるのも悪くない。

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お題「楽しみにしているテレビ番組」