今週のお題「お花見」
「精神美」「優雅な女性」だって。考えた人、もうこれ桜に陶酔しちゃってるでしょ。この2ワードもらったら女神様みたいな立ち位置じゃんか。
子供の頃は桜なんて地元のそこらじゅうに植わっていたし、おばあちゃんの家にも大きな桜の木があるので、私にとって大してありがたみもない春の景色の一部だった。
小学校低学年の頃は校門付近の桜の下で帽子を逆さに持っていつまでも花びらキャッチ競争をしてたけど、高学年になると下級生達が競争に夢中になっているのを「やってるやってる」と横目に見ながらそんなことですら気に留めなくなってしまった。
そのうちに、春だなぁ咲いてるなぁとは思うけどマジマジと見ることもなくなっていた。
桜だ花見だって言い出したのは、やっぱり地元を離れてからかな。桜の下で飲み食いしたいだけだったのかもしれないけど、でもお酒が飲めるくらいの歳にならないと自然の景色に感動したりする感性ってなかなか育っていないという気もする。
お花見とか紅葉狩りとか、普段熱心でもないのにって意味ではワールドカップのニワカサッカーファンみたいなのかもしれない。それでも年に数回みんなが自然や季節を満喫するこの文化は続いてほしいなって思う。
今日は近所の緑道を久々に走りに行くと、もう満開の桜並木になっていた。桜のトンネルを走り抜けるのはとても気分がいい。
人の少ない早めの時間に走りに行ってよかった。しばらくすると幼稚園児のお散歩隊から車椅子のお年寄り達まで花見がてらに続々と緑道に集まってきたので、さすがにお互いの身の安全のために引き上げてきた。
こんなにみんなに喜んでもらえて桜だって悪い気はしてないだろうから、年に一回くらい綺麗だね可愛いねってチヤホヤしてあげたって損はない。
あれっパンジー達がこっちを睨んでる…
パンジーも可愛いよ〜
って余談だけど、パンジーってなんだか女子の集団って感じする。プランターにキチンとおさまりながらも個々に主張してる姿がコンサート会場の訓練されたジャニーズファンみたい。と思ったら、花言葉「私を思って」だって。ピッタリかも。