クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ハワリンバヤルに行ってきた -前編

東京都で20年前から毎年開催されているというモンゴルの春祭り「ハワリンバヤル」に行ってきました!

 

昨年その存在を祭り終了後に知り、来年は必ず行くと心に決めていた。なにせモンゴル出身力士は来るわ羊肉中心のモンゴル料理が食べられるわで、そんなの行きたいに決まってる。

 

2日間開催のうち力士が来る2日目の5月5日に、私と同じく大相撲ファンの夫と2人で今年の開催地の練馬区の光が丘公園へ訪れた。

 

お昼頃到着するとすでに盛り上がっている様子。人だかりの先を覗くと芝生広場でモンゴル相撲が行われていた。モンゴル相撲は土俵がないので相手を倒すまで終わらない。組んでから耐久戦にもつれ込むのがほとんどなうえに何組も同時に行われていて、うっかり勝敗の瞬間を見逃してしまう。瞬時に勝敗が決まりやすい日本の相撲とはだいぶ印象が違った。

 

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昼ご飯はモンゴル料理を中心に出店する屋台を見てまわる。「ボーズ」という料理を買うことにしたが行列店だったので、私だけそこに並び夫は別の屋台で羊の串焼きあたりを買ってきて合流しようということにした。並んでいるうちに「ホーショール」という料理も気になり、夫に連絡を取ろうとするも繋がらなかったのでどうせ食べるだろうとボーズとホーショールを購入。買った直後に「ホーショール買ったの?」と背後にホーショールを持った夫が切なく立っていた。ホーショールかぶり。

ボーズは小籠包に似た蒸し料理で、中身は羊肉で作られてた肉の餡が入っている。肉にはしっかりと味付けされていてタレなど付けずに美味しい。

ホーショールは幸いにも店ごとでかなり違いがあり、どちらも違った美味しさだった。1つはスパイシーな味付けのひき肉や野菜を小麦粉の生地で包んで揚げたもの。ネットの画像検索で出てくる感じだとこちらがスタンダードなのかもしれない。もう1つは優しめの味付けで生地は焼いてあり、夫曰く上から醤油みたいなものをかけてから渡されたとのこと。焼いてあるので皮はモチっとしていた。

羊の串焼きは生の羊肉を焼鳥の要領で焼かれたもの。塩コショウで味付けしてさらに焼きあがったものに辛い香辛料を振りかけられた。これが結構辛いけどクセになる美味しさ。

「自家製ヨーグルト」なるものも飲んでみた。注文すると冷蔵庫から、ではなく屋台の長机に置かれていた白いペットボトルの中身がまさにそれで少し…いやかなり不安になる(この日の最高気温は25度)。紙コップに注がれた白い半固形を口にするとドロっとした舌触りから急にガツンと強い酸味が広がり、他の味覚が麻痺したまま喉の奥に流れ込んでいった。木工ボンドって飲んだらこんなかなと思った。でもその後ほのかにヨーグルトのまろやかな甘みとチーズのような濃厚さが口に残り、本当の発酵食品とはこうだ!という底力と己の甘やかされた味覚を思い知らされた感じだった。そして、いろんな意味でお腹の調子がいつもと変わったらこれのせいだろうと確信した。

 

そうしてモンゴルを舌で堪能し歩き回っていると、すれ違った女の子が食べている変わったフランクフルトみたいなものが目に入る。思わず夫と目が合うと夫も見逃していなかったようで

「めちゃ美味そうなもの食べてたね」

「よし、探そう」

と、売っている屋台を探すことに。

探しあてた先はブラジル料理の屋台だった。もうモンゴル関係ないけど、どう考えても美味そうなんだからしょうがない。

美味そうなものの正体はリングイッサというハーブとスパイスを加えたブラジルの太い生ソーセージだった。女の子が食べてたのと同じフランクフルト状の串焼き買おうかと思ったが、さらにそのリングイッサを千切りキャベツと一緒にトルティーヤで巻いたもの(名前は忘れた)が気になりそっちにした。

これがまぁー美味しいの!一口食べて、たまらず生ビール売り場に直行。最高にビールに合うし、これケバブみたいにもっと各地に出店してくれたら買うのに。

 

そんなわけでモンゴル料理もブラジル料理にも興味湧きまくりました。

でもこんなに書いておいて食べ物の写真が一切無いのは、写真など忘れてすぐに食べちゃうからです。あはは。

 

と、食べ物だけで長くなってしまったので明日の後編につづく…