クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

KANさんがASKAさんになりきった話

KANさんがラジオ「KANのロックボンソワ」にて、Chageさんのライブイベント「ソロデビュー20周年 & CRIMSON YEAR 記念イベント ちゃんと祝ってくれるかな ?」に出たときの話などをされていて、KANさんがASKAさんになりきった話など面白かったので、自分のための記録として一部「文字起こし」をしてみました。

第720回『ChageさんとASKAさんの話』 | 選曲リスト | KANのロックボンソワ | STVラジオ

Chageさんのイベントに行った方はさぞかし楽しかったんだろうなぁ…という事がとても伝わってきて、DVD化していただけたら観たいのだけど、うーん無理かなぁ。。。

 

--

 

※以下、2018年10月20日のKANさんのラジオ「KANのロックボンソワ」の一部を出来る限り聞き取って文字起こししているつもりですが、「あのー」「えー」などは随所カットしています。言い方を強めていたところは大きな字にしています。

 

  • KANさんがASKAさんになりきった話 『デェラ・シエラ・ム』編

 

KAN:さて、えーChageさんのライブの話に戻りますけども、ま、そのね、頭2曲目で、Chageさんのソロの、Chageさんの曲に、Chage、Chige(チゲ)、Choge(チョゲ)として僕と根本要さんも登場しました、はい。

で一旦はけて、で、まぁChageさんのライブ前半は結構アコースティックなナンバーが続いてたりしてですね。

で中盤に、ゲストとして、呼び込まれます。

根本要さんは「根本要ー!」つって呼び込むんですけど僕はその中盤で出て行ってやる曲はですね、2003年にSTARDUST REVUECHAGE and ASKAが一緒に作った『デェラ・シエラ・ム』って曲があるんですね。それをまずやろうってことになった。

てことはオレはASKAさんで出て行く(笑)わけですから、はい。

だから「KAN!」って紹介はちょっと違うと思うって言って。

「『もう1人!』って言ってください」って言って、それで僕はASKAさんとして出て行く。

あのーASKAさんのですね、90年代前半の、まぁだからバブルの終わりぐらいの時代の、あのー肩幅のものスゴイ広い、変な紫色の大きいジャケットを(笑)着て(笑)それで、あのー(笑)ちゃんとASKAさんぽいヅラも被るんですけど。

コレたまたまなんですけども、ASKAさんのヘアメイクやってる方と、STARDUST REVUEのヘアメイク、同じ方がやってるんですよ。

で、当然その日も来ててですね。僕も何度か昔からお会いしてるんで知ってるんですけど。

「あっ!よかった来てくれてお願いしますASKAさんにしてください」っつってですね(笑)ヅラ被って。

「任してください」つってこうなんか水つけてパッパッパって。

「こんな感じですよねぇ?」って言って。

実際にASKAさんのヘアメイクやってる方にASKAさんにしてもらってですね。

で、その方がそのスタイリスト、女性なんですけど、

「やっぱ登場はね、『待たせたねー』って出た方がいいですよ」

「あ、そうだソレだ!」つって。

大体ASKAさんは、コンサートの頭、登場の時に「待たせたねぇ!」つって来るわけです。ソレで出てったんですよ。はい。

Chageさんが「根本要ー!」って紹介して要さんワー出てって、

「そしてもう1人!!」

って僕は「待たせたねー」つってこう(笑)ASKAさんで出てって。

でそのまま『デェラ・シエラ・ム』っていう曲に入って。

もちろんあのー、完コピ、モノマネで、はい。歌いました。はい。

 

<~曲紹介など~>


KAN:あの実はこれですね、えっとー4、5年前、たぶん2千じゅう…し、まだASKAさんが逮捕される前、グレーだった時代に(笑)僕はSTARDUST REVUEの皆さんとね、いろんなコンサート一緒にやらしてもらってますんで、その時になんかあのー、レパートリー増やそうってなった時に僕が『デェラ・シエラ・ム』やりましょうって提案したんですよ。それで。

で、もちろんSTARDUST REVUEの演奏で僕がASKAさん、馬場俊英くんがChageさんになって、やったんですよそれを。

で、それ最初ね広島のコンサートでやったんですけど、ま、正直、根本要さんは

「ま、いいけど、どうだろぉ?」ぐらいの。

ASKAさんがグレーだった時期でもありますしね、どうだろぉ?みたいな感じだったんですよ。

で、結構僕が無理して「いや、全然大丈夫ですよ!」って。

「だってもう作品はだってもう素晴らしい作品なんですから。それはもう全然やりましょうよ」つって結構僕が、かなり推して広島ではやったんですよ。

で、その、あれは同じ年だったかな?同じ年に、札幌でも他局の主催のライブイベントがあって、そん時は馬場くんと、あと秦くんもいた時ですかね?STARDUST REVUEと、はい。

そん時に、えーいわゆる曲順、今風に言うとセットリスト案が送られてくるじゃないすか。そこに『デェラ・シエラ・ム』って入ってて、あれー?!(へっへっへ笑)

「要さん、あっいいんですか?!」って言ったら

「アレなかなか完成度高かったよな」って言って(笑)

あ、なんだ要さん、き、気に入ってくれたんだ(笑)

と思ってそれでね、札幌でも一回、STARDUST REVUEに、僕がASKAさん馬場君がChageさんになってやったことがありました。

それ以来だから、結構、5年…4、5年ぶりなんですけども、今回はちゃんとChageさんのバンドで、Chageさんと、要さんと、そこは僕がいなきゃ僕がASKAさんになるべきじゃないですか。はい。

という事でやりました。

お客さんの反応良かったんだと僕は信じています(笑)。

 

 

  • KANさんがASKAさんになりきった話 『YAH YAH YAH』編

 

<~Chageさんのライブイベントのアンコール曲の話になり~>

KAN:こん時はですね、やっぱりもう、やるべき曲はあるわけじゃないですか。

『YAH YAH YAH』ですよ。はい。

『YAH YAH YAH』はこれはもう6月の打ち合わせの段階で『YAH YAH YAH』はやっぱロングコートで扇風機ですよって話はしてて。

「お?やる?」って「もちろんですよ!」っていう話はしててですね。

ちゃんと、扇風機っつったってあれですよ、もうステージ…いわゆる業務用の大型ジェットファンですよ!はい。

アレでロングコートがブワァーって後ろになびきながら歌うわけですよね。

で、コートも用意してもらって。

でもあれなんですよ、ちゃんとロングコートなんだけど風になびきやすいようにすごい薄手の。見たらわかんないんだけど、触るとすごい薄手のやつで。

あっこれはいい感じでなびくなと思ってですね。

で、もちろん昔から好きな曲ですし、改めてもうニュアンス細かいとこまでコピーするべきだから何回も聴いてましたけど。

いやぁスゴイ曲ですね!何が凄いかわかんないんだけど、ま、もの凄い…こう今風に言うとアガる曲なんですよね、うーん。

で、アンコールで『YAH YAH YAH』ですから、ま、これは普通にやったってもの凄いアガる曲ですよ、ライブではね。

ただ、ソレを今までこんなに『YAH YAH YAH』で盛り上がったことあるか?!ってくらいオレが盛り上げていかないといけないっていう(笑)責任感はありましたね。はい。

だから実際当日の「Zepp 東京」でのリハーサルでもちろんやるじゃないですか。

で、ジェットファン、回すじゃないですか。

最初のサビでジェットファンくるんですけど。

あのね、まぁジェットファン係の人が遅かったんですよ。

サビの「♫YAH〜YAH〜YAH〜」の時に押したら、そっから回るわけでしょ?

3小節くらいかけてやっと風が出てくるわけですよ。

それじゃ遅いんだよ!オレもうこういうトコものスゴイ厳しいんで。

「おっそいよジェットファン!サビの頭でドン!いくためにはそれもー4小節前からスイッチオンしてなきゃダメだろ!」

ま、ステージの裏でボコボコにしてですね、はい(笑) それでもう一回やったりして。はい。

「ちょっとジェットファンあるんでもう一回やりましょう」みたいなそんな感じでやったりしてですね(笑)。

本番はもうとてもいい感じで、僕はもう完璧に、またあのヅラも被って、ASKAさんと同じようなメイクをちゃんとASKAさんのメイクしてる方にもう一回作り直してもらってですね。

で、ロングコートで登場してですね、やりましたよ。

で、もちろん『YAH YAH YAH』発表当時のプロモーションビデオも何度も見てますし、あとはライブも色んなライブ映像あるんで。

これやっぱりライブとプロモーションビデオのやっぱASKAさんの動きのオイシイとこオイシイとこをやっぱりうまく取り込んで、ね?

ファンの皆さんが「そう!そう!!そうなんだよね!!」っていうところまでやっぱりクオリティを上げていくべきじゃないですか。

本当にもうギリギリまでずっと『YAH YAH YAH』のライブ映像をYouTubeで見ながら、はい、臨みました。

たぶん、今までにはない盛り上がり方(笑)だったと思いますよ(笑)はい。

僕はたぶん十分良い仕事できたと思いますよー。はい。

もちろんCHAGE and ASKAも僕もよく知る方、関係者の方いっぱいね、観に来ていて楽屋で終わった後いろんな方と会いましたけども。

僕むかしからお世話になってる加藤美樹さんっていうDJさんは

「もー最初もう出だしの時笑ってたけど『YAH YAH YAH』はもうなんか、なんか涙出てきちゃって」とか言って(笑)。

「なんかものすごい嬉しくてもう涙出てきちゃった」とか言ってものすごい褒められました。はい。


[MV] YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA

 

  • ASKAとの最近のやり取りの話

KAN:えっと、定期的に、定期的っていうかちょくちょく連絡は取ってます。

去年一回会った以来直接は会ってないですけども、なーんか時々電話があったりメールしたり。あと僕は新しいCDとか出来たらASKAさんとこのポストにポンて入れてくるっていうね。

ついこの間も馬場俊英君と一緒にやった馬場君のアルバムをポストに入れて(笑)来ましたけども。はい。

メールが来ましたASKAさんから。

「色々噂、ちゃんと入ってくるからな」っていうね(へっへっへ笑)。

「とりあえずありがとう。Chageの件もありがとな」みたいなそういうメール。

「今度ゆっくり話そう」みたいな、感じです。

 

oki-nikki.hatenablog.com

 (↑「噂」のアルバムについての記事です)

 

  • さいごに

KAN:ちゃんとね、ゲストに来てもらって、ちゃんと話聞きたいですね。はい。

他の番組では誰もつっこまないようなとこもつっこんでみたい、っていう気持ちもありますしね(笑)。

 

 (文字起こし終わり)

--

 

ということで、ASKAさんには是非、こんなASKA愛溢れるKANさんのラジオにゲストで出ていただいて、お2人のトークを聞きたい!って心から思いました。

でもKANさんにアレコレつっこんでほしいような、ほしくないような。笑

そしてKANさんのASKAさんになりきることへの意気込みがエンターティナーとしてもファン(と言ったら失礼なのかもしれないけどどう考えても相当なファン)としても素晴らしすぎて、もはや尊敬に値する。

KANさんのこともすごく好きになりました。

根本要さんは自身のラジオでKANさんのこういうところ「才能の無駄遣い」と笑ってましたけど、KANさんの存在で心が救われたチャゲアスファンは少なくないと思います。チャゲアスの2人の近くにずっといてほしい人ですね、本当。

 

とはいえ、文字起こししていない部分とか本当なんというか。笑

チ〇ポコポンって…。めちゃ笑ってしまったじゃないか。笑