クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ASKA ハイグラツアーに行ってきた

めちゃくちゃ容赦なくネタバレしていきますのでネタバレが嫌な方は絶対読まないでください!!!

(あと、ASKAさんの発言は記憶頼りのため正確ではないです。。。)

 

1月15日にLINE CUBE SHIBUYAで開催された

billboard classics ASKA premium ensemble concert -higher ground-」

待ちに待ったこの日の数日前。私は猛烈な喉の痛み襲われ熱を出し寝込んでいた。

1月6日の大阪ライブが中止になったのもASKAさんの喉の炎症と熱が理由だったという。

わぁ…一緒だぁ…。照

とか言ってる場合ではない!!

たとえ会社は休んでも絶対回復させてライブには行く!という強い執念をもって、もう「くまのプーさんか!」というくらいハチミツなめては寝てなめては寝て。

そのお陰、、、ではなくおそらく早めのパブロンのお陰で辛うじて当日までには回復できた。まじで焦った。行けなかったら悔しくてのたうち回ったと思う。

もっと万全な体調で挑みたかったがやむなし、念のためマスクをして来場。しかし会場がやけに熱い。ヒートテック着てくるんじゃなかったぜ…。つかマスク苦しい…。

などと考えてると知らない歌が流れてることに気づく。3月発売予定のニューアルバムの曲だ。

発表されてたアルバムの曲名で印象深かった『じゃんがじゃんがりん』だけ「♪じゃんがじゃんがりん」って聴こえてきたので「これはじゃんがじゃんがりんだ」とすぐわかった。←言いたいだけ。アルバムも楽しみだな。

 

時間になるとステージにバンドとストリングスの皆さんが登場。

来るぞ来るぞ……

来たーー!! A〜SKAさーーん!!

と心の声で叫ぶと(声だす勇気はまだなし)、この曲から始まった。

 

1.僕はMusic

のっけからノリノリのこの曲で会場がさらにグッと熱くなった。このライブが楽しくなる予感に満ちた最高のはじまり。ASKAさんのクネクネも久々見られた。

 

2.HELLO

イントロで歓声が上がる。ついに生で聴けた私のベスト10の一曲!しかも私の好きなライブバージョン!嬉しい!

「待たせたねぇ」もこの時だったかな。興奮しすぎて記憶飛びがち。この言葉を聞くとテンションのギアがもう一段階上がる気分。


3.天気予報の恋人

相変わらずの素敵さ。ただ、この曲くらいでちょっと声が出しづらそうかな?と気づき少し心配になる。喉の心配もあるけど、 これまでの公演では喉が絶好調という噂だっただけにASKAさんが不調に対して気にやんでしまうのではという心配の方が大きい。

 

MC①

 ASKA「遠くから来た方もいるでしょう?」

観客「……」

 ASKA「お客さーん??」

観客「笑」

といった感じで会場はまだシャイな空気感。でも平日の渋谷なんて実際東京の人がほとんどなんじゃないのかしら。まぁたとえ自分が沖縄から来てたとて、ここで主張できる気がしないけど。

最近ライブ時間が延びちゃってるので今日はライブの時間が延びないようにする、という話で客席からは「えーー」。「ちょっと思うところもあるので」という発言が元気なさげで不安になる。あぁやっぱ調子イマイチなのかしら、と。「このシャウトの歌い方ができるのはあと10年」とボソっとつぶやいていてなんだか珍しく弱気な感じのASKAさんを垣間見た気がした。


4.Fellows

MCで少し戸惑ったままこの歌に突入したので歌詞が真に迫るようだった。私たちFellowsは付いて行くから焦らず無理せず思うようにやってくださいと願いつつ聴き入った。


5.修羅を行く

前回の「ありったけ」で見たブルースハープを吹くASKAさんがめちゃかっこよかったのでイントロ聴いてガッツポーズ(心の中で)。

すると前回見なかった新たな動きが!

「天から刃が刺してくる」

の「天から〜」の部分で組んだ手を突き上げたので、

(それを下に突き刺すのですね!ワクワク!)

と見守っていると、

「刺s…ゴン!!ゴロロ…」

ASKAさんの手がスタンドマイクにクリティカルヒット!!

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マイクさん、スタンドから見事に外れ床に突き落とされる。

 えーと、ASKAさん、あれは正直ちょっと…

「!!ちょっ…おっちょこちょいw」

って笑いそうでした。すんません。笑

その後MCでこの事に触れなかったけど恥ずかしかったのかな。ここにも書かない方が良い出来事だったらごめんなさいだけど。(下手な絵まで描いて)

でも貴重なハプニングシーンだったので謎の(応援?)拍手も起こってました。

しかしASKAさんは冷静にマイク拾い、そこからはマイクを手に持って歌い続け、そのままブルースハープをマイク持ったまま吹くという凄技まで見せつけてきたので「結局カッコいいかよ!」と魅了されてしまうのでした。


6.しゃぼん

高音が辛そうでこの日一番しゃがれてしまってはいたものの、曲自体ASKAさんの苦悩を歌っているような歌だから懸命に歌う姿に余計に心打たれてしまう。加えて私の今の心とも重なって泣きそうだった。

「いま幸せですか?苦しいですか?何度も自分に問いかけてみる」

という歌詞に対して私の出した答えは

「正直苦しい気持ちは消えないけど、今この時は幸せ。それでも十分だな」


MC②

チャゲアス時代のことにも触れてた。

初期の頃、ライブではお客さんがどんどん増えていったのにCDはさほど売れない。

「ライブに来た人がみんな買ってくれたらもっと売れたはずなのにあのお客さんどーこいっちゃったんだろ?」みたいに冗談めかして話してた。


7.はじまりはいつも雨

「それでもヒット曲は出るもので」というフリからので大ヒットナンバーもセトリに入れてくれてました。ASKAさんがブログでふれてたキーを半音下げた曲というのはこれだというのはわかった。でもあと2曲は気づかずじまい。キーを下げても違和感はないし声も綺麗に出ていた。このキーで無理がないのならもうこれでいいけどね。松田聖子なんていくつキー下げてんのよってくらい下げてるわけだし。(ちなみに聖子ちゃんのことは好きだしキー下げてることも特に悪いと思ってません)


8.good time

でた!!

と、いうことは、今度こそライブ映像に残りますよね?!汗

というのも、前回のありったけで素敵で惚れ惚れしたのに途中でセトリから外されて映像には未収録になってしまったんですよね。やっぱこの曲のASKAさんは実に伸びやかで良い!つか、声の調子どんどん良くなっていくなぁ!不思議。


MC③

good timeについて。あんま人気ないと思ってたけどベストアルバム作る時の投票ではかなりギリギリアルバムに入れる13曲からもれるくらい上位だった。なんだみんな好きなんじゃん。という話。

そして今は曲を作るのが楽しい。でも苦労してる時期もあった。そんな頃の曲という紹介で次へ。


9.帰宅

まじかーー!!マイベスト10にも入れたいつか生で見たいと夢にみていたASKAさんアコギ弾き語りの「帰宅」!!!

嬉しさでハァ!!と息をのんだ瞬間、めちゃくちゃ咳き込みそうになったけど、絶対この空気を邪魔したくないと思って息止めて必死に耐えた。むせずにすんで本当よかった。このスペシャルな時間を守り抜いた気分だった。いろんな意味で涙目だった。最高。最高だよ。


10.RED HILL

えっ!!!ま…まさか…!!

と、イントロで心臓止まりそうだった。澤近先生の神アレンジの大大大好きなこの曲が聴けるなんて!!信じられない気持ちで感動してちょっと震えて噛みしめるように聴いてた。泣いたら止まらなくなりそうなのでまた耐えた。このライブ、セトリが息つく暇無し!

 

11.歌になりたい

この曲はASKAさんがブログで「スマホをペンライトのように振る」ことを提案していたので、スマホをおもむろに取り出す。けど、なんの事前案内もないのね。

やる…んだよねぇ?

ってめちゃくちゃ戸惑ったんだけど。

ジワジワとみんなやり始めて最後は9割くらいはやってたのかな。でもこの戸惑いで正直始めの方は歌に集中できなかったのでできればひと声お願いできませんかね…。あとみんな、スマホの画面は消そうか。笑(後ろからみるとホーム画面が付いたままの人がわりといたけど機種によっては消せないとかあるのかな?)

あと、せっかくならこの曲の時もうちょい客席の照明暗くして欲しいけどどうなんだろう。ステージから綺麗に見えてるか気になってしまった。ASKAさんは「きれいだった」って言ってたけども。


メンバー紹介

バンドメンバー紹介でドラムの菅沼さんを「ドラ沼」と言い間違えるという珍事発生。あとメッケンさんをなぜかワンちゃん扱い。時々こういうASKAさんが自分だけわかって楽しんでる時ある。そんなASKAさんを楽しめるのでそれはそれで良し。この時にははじめの不安なMCを忘れるくらいASKAさんも我々も盛り上がってたと思う。

今回は席もステージから遠くてステージ横の画面もなかったのでASKAさん始めとする皆さんの顔がハッキリ見えなかったのはちと残念。でもストリングスチームの皆さんは写真で見る限り見事に美女揃いですよね。 ASKAさんもそりゃノリノリなわけだ。お陰で元気そうでなにより。今回も無類の女好きを自称してたけどそれどんな気持ちで受け止めるのが正解なのよ?笑


トイレ休憩の時間は質問コーナーへ。あの場で大きな声を発する勇気を出した方々はちょっと尊敬する。この日は妊婦さんの旦那さんがASKAさんにお腹撫でてほしいとお願いしてASKAさんがそれに応えるという大サービスがあり、ほんの一部そのことに批判的な考えの方もいたようですが、あれはあの場で声を張り上げる勇気を出した結果与えられたご褒美だと思うんですよね。妊婦さんは近くで見たASKAさんにも惚れ惚れしたろうけど自分のために勇気を出した旦那のことも惚れ直したのでは?と思っちゃいました。

批判っていうか、たぶんあれだよね、嫉妬だよね。うらやましくって妬けちゃうって素直にいいなよ。私は言うよ。いいないいなうらやましいーーーー!!

質問コーナーのASKAさんはノリが良くてフットボールアワーの後藤ばりのキレキレのツッコミで笑った。

お客さん「福岡から来ました!」

ASKA「あぁそうなんだー」

お客さん「……」

ASKA「って質問はっ?!」←膝から崩れ落ちながらつっこむASKAさん。

えーと、あのですね、文字だと面白さが伝わらなくて申し訳なく思うんですけど、間が絶妙だったことをお伝えしておきます。ASKAさんてお笑い好きなのかしら?それともこれも生まれ持った才能??

今度アメトークで後藤がやってるみたいにギターを鳴らしながらつっこんで欲しい。


12.you & me

今回のツアーで久々のコーラス参加している歌手のSHUUBIさんとのデュエット。『My Game is ASKA』のライブでのSHUUBIさんとのデュエットはブルーレイで観ていたけどあれから15年ほど経って、よりしっとりとASKAさんとマッチする歌い方をされててよかったな。だけどほかの歌手と一緒に歌うのを初めて生で見て感じたのはASKAさんの声量というか声の響き方はやっぱり異常。


13.HEART

ウギャーー!!超アガる!!マジで好きだから最近もよく聴いてたの、もしかして知ってた? こんなに好きな曲続くとはさては私の音楽のプレイリスト見たでしょ?!

本当にもう生で聴けることはないと思ってたから大興奮。しかもスタンドマイクくるくるしてる!サイコーサイコー!感涙

前回の「ありったけ」では『LOVE SONG』でのチェケラッチョの手のフリにキョドって何もできなかった私ですが、この曲でも手のフリがあるんですね。サビでバンザーイ的な動きがあって、最初のサビで周りが当然のようにやっててビビりましたが私も何となくで合わせてみました。合わせると一体感が出て楽しいですね。

この曲でようやくわかったんですけど、さては手のフリは過去のライブでよくASKAさんがやってた手の動きですね?そうでしょ?なるほどね。

でもさすがにどの曲でどうするかは予想つかないのでベテランの皆様今後とも先導よろしくお願いします。よく観察して今後は真似っこしていきます。(だれかにレクチャー動画つくってほしいくらい)

ん?ってことは『DO YA DO 』ではみんなで手を前に出してどんぶらこっこするってこと?!、、、って、んなわけあるかい!……え?やんないよね?え?(混乱)

 
14.百花繚乱

イントロで「新曲だよ」と。やたー!かっこいい!

どこか初期のチャゲアスちっくでもあるような。「フォーク演歌」時代の曲も大好きだからこういうテイスト嬉しいな。


15.higher ground

今回もしかしてやらないのではと思ってたけどやるのね、この曲。だってツアータイトルでも同名の曲歌わないとか過去ありませんでした?この曲かっこいいから好きなんだけどASKAさんの辛い記憶とリンクしてそうだからもう歌わないのかと思ってた。勝手にサプライズ的な嬉しさ。いいよいいよー!


16.青春の鼓動

バァーー!!(いちいち変に喜ぶ人)

これやる?!意外過ぎて嬉しくて「わっ」てちょっと声出た。いいよねー隠れた名曲よね。隠しちゃいないか。まぁ一般的に。

この曲をテレビで披露した時の映像見たことがあって、そのロケ地が立川の昭和記念公園だと知ってASKAさんと同じような服装して行こうとしたっけ。いつか実現させようかな。


17.今がいちばんいい

テンションが上がりまくってる状態でのこの曲は過去2回のツアーと比べても段違いに盛り上がれた。お客さん側もかなり鍛えられてて手のフリも以前よりパワーアップしてたので私も皆と一緒になって二の腕がパンパンになりそうなくらい腕を上げ続けてた。ありがとう、いい運動です。私の今は「いちばんいい」とはどうしても思えないけど、この時久々に頭の中は幸せであふれていた。


MC④

次の曲はアルバム『Too many people』に絶対に入れようと思っていたという紹介。あれからASKAさんは全力で駆け上がってる。本当によくここまで復活してきたとジーンときた。私もASKAさんを少し見習って遠くを見なくてはいけないな。


18.Be Free

誰にでも表裏一体な面はもちあわせていると思うがASKAさんにも「前向きで多才」と「繊細で不器用」という両極端にも思える面が見受けられる。

この歌はきっと表には見せないようにしていた「どうしようもない自分」とひとり向き合った歌。この曲を作っているASKAさんの姿を想像すると、どこか今の自分と重ねてしまう。

私も時々自分が許せなくなる。でもそれが辛くて許されたいとも思ってしまう。そんな自分も嫌で、の堂々巡り。「自由になりなさい 楽になりなさい」と自分に言えないのは結局自分なんだよな。


19.We Love Music

知らない曲だけどいいテンポ感の曲だなと思ったら歌の途中で「これも新曲だよ」と教えてくれた。最初のサビまで聴いてすでに大好きになっていたくらいすんっごい良い曲。今後のライブでも必ずセットリストに入ってくるんじゃないかな。これも手のフリほしいですねー。

ライブ終わってから日にち経つけど覚えられたサビの部分だけたまに頭の中で再生してる。早くこの曲の入ったアルバム聴きたいよー。あと2か月なげー。


アンコール

前回の八王子でのありったけでは拍手に気合が足らなかったのが無念だったので、今回はこの楽しいライブをこのまま終わらせてたまるかー!という思いを拍手に込めました。この日は会場の拍手もノリに乗っていて再度登場したASKAさんは客席を指さして「いいね~」と喜んでくれたのでこちらも満足。ひと仕事終えた気分です。


20.一度きりの笑顔

この曲は全てが今のASKAさんだからこそ表現できている、と感じられる歌。チャゲアスとしてミリオンヒットを飛ばしていた頃のASKAさんはもちろん素敵であの頃ライブに行けていたらとは思う。でも、いろいろなことを乗り越えて表現者としてさらに深みも増してこんなにも叙情的に歌いあげてくれていることも、世代の少しずれた私がライブに訪れていることも、なかったかもしれない出来事だと考えればこれはまるで奇跡のようなこと。悲しいけどこれもあと何十年と続くわけじゃない。可能な限りこの奇跡を追い続けようと心に誓った。


21.PRIDE

剣道と音楽との二刀流を続けていきたいという話からのこの名曲。

(正直、剣道の話出たから『イイ天気』歌うかと思った 笑)

もう20曲も歌ってるのにここへきてこの曲とは。

もう最後か…聴き入りながらも寂しくなる。


22.BIG TREE

と思ったらもう一曲が本当にまさかまさかのこれ!!

昨年辛いことがあってしばらくしてから自分を励ますために買った「CONCERT MOVIE GUYS」のブルーレイ。

shop.fannect.jp

(↑C&A、ASKA(2012年まで)のブルーレイはこちらの公式通販なら定価で買えますがAmazonでは高額で出品されてますのでご注意を!)

あれはBIG TREEツアーだと思うけど、その時もラストはこの曲。買ってから毎日擦り切れそうなほど観てたからこれがラストで嬉しかった。

これもお客さんは手のフリをASKAさんと合わせてたんですね。両手を掲げながらこの歌を聴けていることが不思議な気持ち。

 

 ASKAさんが「これからの僕のライブは全部『ありったけ』」と言ってたけど、本当に過去作も新作も見たいものがぎゅーっと詰まっていたので、ASKAファン初心者から上級者*1まで満足できたライブだったと思う。

今回は初のツアー2回参加で高崎にも行きます。もう色んな事に後悔したくないから会いたい人には会えるだけあっとけ!の精神ですよ。

ASKAさんの体調が心配だけど私も次は体調バッチリにしなきゃ。

 

次回への覚え書き

・マスクすると眼鏡が曇るし顔がびしょびしょになるので風邪ひかない

ヒートテックは着ない方が無難

・会場にコインロッカーがないとコートや荷物はかさばる

*1:おまけ

なんとなく思いつきで適当に考えたファンレベル↓

ファン初級者:C&A、ASKAのベストアルバムは聴いているので人気曲は知ってる

ファン中級者:C&A、ASKAのライブで披露された曲はほぼ知っている

ファン上級者:C&A、ASKAのライブには何度も行ってる

別格→ファン有段者:ASKAが元気に歌っているだけで号泣