クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

蘇る給食の記憶

今の職場の社員食堂は基本あまり美味しくない。

そんな社食の日替わりメニューで登場した焼きそばは、忘れかけていた20年以上前の記憶を鮮明に蘇らせてくれた。

大嫌いだった給食のべちゃべちゃ焼きそば。略してべちゃそば。

なぜ給食はべちゃそばなのか。(だけど、べちゃそばじゃない焼きそばが給食にでるところもあるのだろうか?)

「給食  焼きそば」で検索してわかったが、麺をボイルしてから炒めているとあの感じになるらしい。その方が夏場でも傷みにくいとかなんとか。そっか、安全 > 美味しさという事情があるのね……。

今どきの小学生もあの焼きそばを食べているのかしら。私はまさか大人になってから食べるとは思わなかったけども。

 

子供の頃は野菜を中心に好き嫌いが多くて、給食はいつも量を減らしてもらったりお残しをしたりしていた。

ある日、担任教師が唐突にお残し禁止を発令して、どうしても食べきれなかった分は放課後食べろということで居残りさせられたことがあった。午後の授業中にも担任の机の上に残っている自分の給食が憂鬱で、食べる気にならない残飯と向き合っていた放課後の夕暮れの窓を覚えている。

給食に関しては結構嫌な思い出がたくさんある。お残しは良くないけど、当時の指導は荒療治にもならない単なる苦いの思い出にしかなっていない。

結局、苦手だった生の玉ねぎが食べられるようになったのも、スーパーの試食を勧めてるおばちゃんに無理矢理サーモンのマリネを口に放り込まれたからという事実。美味ければ好き嫌いは治るかもしれないってことかな。試食のおばちゃんも大概だけど。

 

そんな給食嫌いの私にも、好きだったメニューはいくつかある。

その話はまた明日にしよう。

 

ちなみに社食のべちゃそばは残さず食べました。大人になったな、私。