クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ASKAディナーショー2023に行ってきた

ASKA Dinner Show 2023

12月21日 2nd

(ディナー18:00〜ステージ19:30〜)

ザ・プリンス パークタワー東京 ボールルーム

に行った自分用の覚書のようなものです。

 

レポではないので、しっかりとした情報を求めてる方は↓この記事が写真豊富でおすすめ!

www.diskgarage.com

 

あとXなどで検索すれば当日OKと言われたところを誰かがスマホで撮影した動画はたくさん上がってるのでそれ観たら雰囲気がわかると思う。

でも歌唱部分はスマホ動画ではあの現場の良さは伝えきれてないのがほとんどだなぁ、実際。それはもうそれなりのお金払って行った人だけのものってことよね。行きたくても行けなかった方には悪いけどさ。

結論から言うとファンなら一度は頑張っても行く価値あり!

 

ディナーショーねぇ…お高いし着飾るのも大変だしなぁ…まぁでも一回くらい思い出に行ってみるか…って感じだった私が次の機会も行く気満々になっているくらい独特の楽しさがあった。

 

今回のバンドメンバー

澤近 泰輔:Pianist
佐藤 邦治:Drummer
惠美 直也:Bassist
鈴川 真樹:Guitarist
狩野 良昭:Guitarist
ラッシャー木村:Violinist
SHUUBI:Backing vocalist
一木 弘行:Backing vocalist

 

セットリスト

※東京昼の部はここに「何日君再来」が急遽追加されたとのこと。キーッ!聴きたかったぜ!

 

以下、記憶も曖昧な雑記です。

 

会場のあるホテルは東京タワーのすぐそばで東京タワー好きなASKAさんのために選ばれたのかも。

ホテルの外も中入ってからも案内が見当たらず、てんで違う場所に来たかとビビり散らかしながら情報通り地下へ降りていくと、そこはASKAファンの集う華やかな世界だった!

秘密のパーティーすぎるだろ!

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会場は500人が結婚式会場のような丸テーブルを囲んで座る大きなフロアで、奥にステージがある。

想像だともっと近いと思ってたので遠いな…と思ったけどだいたい20列中の8列目くらいの位置なので近い方とは言える。でもコンサートホールのように斜めに詰めて座っているわけではないので感覚としてホールの20列目くらいの感じだったかも。東京会場以外はもっと小規模との事なので距離の近さを求めるなら遠征するしかないのかな。

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食事が美味しい。久々にちゃんと身なり整えてコース料理を食べたのでそれだけで気分あがる。

写真のカクテルはオリジナルカクテル「no no darlinʼ」。歌のように甘〜くてお酒苦手な方でもつい飲んでしまったら危険というお味。

私はワインとシャンパンもいただいてさらにいい気分。

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他にスープとメインのお肉があったけどお話と飲み食いに夢中で撮り忘れた。

ソロ参加だけど同じテーブルの他3名もそれぞれソロ参加ですぐに楽しく話が弾んだ。内1人の方は前年とこの日の昼の部にも参加したとのことで色々と情報をくれて面白かった。前年は泥酔してショーの間中寝ていた方がいたという震えるほど怖い話を聞いて、そっとワイングラスを置いた。万が一寝てたら叩き起こすことをお互い誓い合ったりしているうち、あっという間にステージの時間に。

 

ASKAさんによる影ナレでカメラの準備をおすすめされたのでステージ方面へスマホを構えておく。

なにかのムーディーなシーンなどで聴き覚えのある曲「ムーンライトセレナーデ」が流れ、私の席から少し前方の扉が開くと電車ごっこのように肩をつかんで縦に並んで歩くASKAバンドの面々が入場し、ASKAさんは最後から2番目の一木さんの後ろで狩野さんの前。何順?狩野さんがとびきり背が高いので1番後ろなのはわかるけど。

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ステージに上がると曲に合わせてダンスしたりご機嫌なASKAさんにこちらの高揚感も増す。

「こんばんは!」とASKAさんが元気よくマイクで呼びかけると会場の皆が「こんばんはー」と明るい声でかえす感じがなんかかわいい。

ASKAさんがアットホームな雰囲気と言ってた理由がこの様子でわかる。結婚式の披露宴くらいあったかくて、みんなASKAさんを待ってたよー大好きだよーの空気に包まれててこれ以上ないホームグラウンドという状態。

 

01. Love Is A Many-Splendored Thing

アカペラで披露。アルバム「BOOKEND」の一曲目なのでこのアルバムがショーのベースになるのかなと思った。

高音がよく伸びてるし低音も響いてて声はとても調子良さそう。ASKAバンドの皆さんがハーモニーとして参加してるのも好き。

私は結局この曲まで動画撮ったけどここでやめてこの場を楽しむ事に集中することにした。


02. Smile

これまた「BOOKEND」より。

BOOKENDの曲の中でも聴きたい曲の一つだったので嬉しい。

惠美さんのウッドベースがすごく良くてオリジナル音源より歌とベース音がはっきりと重なり合って心地よさと色気が半端ない。

ラッシャー木村さんのバイオリンも優雅に響き渡る中でさらに澤近先生のピアノの美しさよ。

細かい話になるけど

♫Light up your face with gladness

のとこのfaceあたりからはじまるピアノの♫トリィントリィントリィリンってとこ大好き。

あとそのちょっと後のアルバム音源でいえば1:31くらいからのバイオリンの旋律をピアノが追いかけていくみたいなあのキラキラとした流星のような演奏がもう素敵すぎて泣ける。

来てよかった、と早くも期待の基準値は超えた。

 

03. 君は薔薇より美しい

わーこれが聴けるとは!とても嬉しい。

もともと好きだったけどASKAさんのカバーでより好きになった曲。

「My Game is ASKA」のライブ時に披露していたように「変わったー!」でペンギンみたいに腕ピーンで手の先をパタパタするのが観られたのも満足度高い。

謡曲をカバーして歌うASKAさんて聴く側が新鮮なのもあるし自分の歌じゃない分ちょっといつもと雰囲気変わる感じいいよね。なにより本人がとても楽しそうに歌うのが良い。


04. You are free

日本より海外でヒットした曲というニュアンスの紹介で一瞬何曲か頭を駆け巡ったけどこの曲だとは!

サビで腕を後ろから前へ持ってくる例の動き(表現できないのでわかってほしい)を見られて嬉しさ10倍。指差しまでははっきりしてなかった気がする…。

なにせ終始場の雰囲気とお酒も少し手伝ってか、いつも以上にポーッと観てしまってた。MCで「みんな酔っ払ってるでしょ、どうせw」とASKAさん笑って話してたけど、たしかに初のほろ酔いライブ鑑賞は飲んだ量以上にフワフワしてやけにリラックスしてたようにも思う。けど、その時は本当楽しい反面終わってから思い出そうとすると普段より記憶飛んでることに気づく。

 

05. めぐり逢い

昨年秋にベース談義というイベントに参加してからすっかりベースの惠美さん推しなので、この曲を惠美さんが演奏してくれたのがめっちゃくちゃ嬉しかった。チャゲアスのオリジナルの方はたぶん惠美さんが弾いたんじゃなかったかな。(違ったらすみません)

今回はセルフカバーアルバム「君の知らない君の歌」のアレンジだと思うけどこの曲のベースラインが非常によい。別にベースに詳しくなったわけでもないから聴いてる感覚だけの話なんだけど。歌ってる時ASKAさん、間奏は惠美さんときどきASKAさんくらいガン見してた。笑

澤近先生も大好きだけど今回反対側で全然弾いてるとこ見えなかったのが残念。

しかし歌ってる人も演奏してる人も好きってなると楽しさ無限大なのよね。最高です。


06. 木綿のハンカチーフ

この曲も歌ってくれたことでいつかやってくれる事を熱望している「昭和が見ていたクリスマス」への布石になりそうなセトリだと感じてうれしくなる。さらに大晦日のタミメロ(ラジオ)でも今回のディナーショーが昭クリへのフリになってるという話をしてたので、やはりそうかと答え合わせが出来た。

この木綿のハンカチーフのカバーはロケットツアーのBlu-rayを観た感想でも書いたけど数多あるこの曲のカバーでASKAさんのが澤近先生のアレンジ含め一番良いと私は思ってて、ASKAさん自身もそう自負していることが今回わかってうれしくなった。MCの時にASKAさんが澤近先生に「よく出来てるよね」という話から「4番の前の長めの間奏が恋人との隙間や時間の経過を表現してて良い」という話をすると珍しく先生がすごく嬉しそうに「そうそうそう!」とわかってらっしゃる!という感じに2人で盛り上がってた。たぶんあの会場で一緒に激しく頷いてる人たくさんいたと思う。

 

それからメンバー紹介にうつるこのタイミングで、撮影タイムの案内についてASKAさんが我々観客に伝え忘れがあったと自白。実は何曲か前の案内すべきタイミングで惠美さんがASKAさんにこっそり「スマホ!」と伝えてたのを「うまいぞ!」って言われたとASKAさんは勘違いして気持ち受け取ってスルーしてたことがここで判明し本当笑った。「ありがとよー」と思いながら歌ってたというASKAさん。笑笑

惠美さん「そんなこと言うわけないじゃないですか…タメ口で」と笑ってたけど本当そう。笑

 

そんなおっちょこちょいな面もあるけど、惠美さんの下記ブログの存在を有識者の方に教えていただいて惠美さんとASKAさんの素敵な関係のエピソードを知り、2人とももっと好きになった。約束をさりげなく守るASKAさん!それに気づける惠美さん!

↓(前回2022年のディナーショーの話)

去年の話です - 旅日記


07. 僕はこの瞳で嘘をつく

THE LIVEの時のアレンジっぽくてかっこよすぎる!一度は生でオリジナルの激しい感じのを聴いてみたいと言う気持ちはあるけどディナーショーにおいてはこのジャジーなノリが大正解。これもベースが最高ですしね。

このアレンジの音源ほしいなぁ。



08. I Will Be There With You

ここでASKAさんがはけてタミメロでおなじみのDAVID FOSTER のこの曲をASKAバンドの演奏で聴けて、これがとても良かった。澤近先生の演奏が見たくてしかたなかったな。

ASKAさんはジャネット愛子さんと一緒に出てきて公開タミメロでもやるのかと思ったら…。


09. DO YA DO

会場がザワザワと後ろの方に注目し始めてそこでやっとASKAさんのフロア回りタイムがはじまることに気づく勘の鈍い私。

ステージから1番遠い後方のドアからASKAさん登場。もう歓声というより叫び声。

最近ライブでも黄色い歓声ってあまり聞かなかったけどやっぱ目の前までくると変わらずああなるのね。

前年のディナーショーでASKAさんへの追い回しや過度なお触りなどがあったらしくファンがざわついてたこともあり、今回は「ASKAが移動することはあるかと思いますが(←オフィシャルの引用)」席で大人しくしてて(意訳)という通達はあったのだけど…。あー開始早々後方の人が抱きついてしまったー。苦笑

1人始まるともう誰にも止められない。(いや、スタッフ止めないのかよとは思ったがASKAさんが優しく受け入れてたからな)

ハグした方もほとんどは追いかけるというより近くに来たら立ち上がってハグくらいだったと思うから、まぁまぁ多めにみてもいいのかな、みんなよくやるなぁくらいで私個人はさほど不快感はなかった。自分には出来ないや、という感覚。恐れ多くてハグしにいくなんて無理。

それでも皆が大人しくしてたらもっと満遍なく握手の機会があったかもだし、ちゃんと席から立たずに不満に思うの方がいるのはもっともなことだと思う。けど参加してない人が想像で怒るのは違う感じしてる。やはりその場の空気感は文字や言葉では伝えきれないし、人によって見え方も感じ方も違うし、もう藪の中よ。
とはいえ、ハグして歌をさえぎってマイクで響き渡るほど叫んでた数人はマジで反省して!ASKAさんの耳が心配だから!(コレは普通に不快だった)

次回は握手はするけどそれ以上はオプション料金徴収したら?笑

 

って、何がよくないってDO YA DOの感想じゃなくて抱きつきタイムの感想になっちゃってることよね!正直歌がどうとか言えるほどまともに聴けなかったし…。

そんなわけでなかなかこちらまで来なそうなので、たまにASKAさんの位置確認しながら耳は傾けつつステージ上のバンド演奏を観てた。いやぁDO YA DOの生演奏を聴ける日がくるなんてねぇ。

そしてサビの指をチョイチョイするあのフリをASKAさんに向けてやるのは純粋に楽しかった。これはまたぜひライブでちゃんと聴いてまたこのフリもやりたい!

 

10. no no darlinʼ

DO YA DOが終わってもまだ会場の半分より少し後方くらいの位置にいて「予定ではもっと前の方にいるはずだったんだけど」ってASKAさんも苦笑い。そんなトークしてる間にも抱きつかれたりしてて冗談ぽく「あぁ(;´д`)」ってぐったりした声だしたりしてて笑ったけど、内心戸惑いもあったかと思う。できるだけみんなに握手をしてあげたいという気持ちがあったことは伝わってきてたから。

「次の曲は久々だからちゃんと色っぽく歌いたいんだよね」というような事言ってたからそりゃそうよねと思って、じゃあステージに戻っちゃうかなと思ったらフロア回りは継続。私は席が通路側じゃなかったので握手とかは無理かなと思ってたら、同じテーブルの通路側の方が親切にも椅子を半分空けてここに座りな!と言ってくれたので、ありがたく座って近くをお通りになるのを待つ。

いよいよ近づいてくるとASKAさんの厚みがすごくて圧倒される。分厚っ!もう前も横もおんなじじゃん!(その表現はいいのか?)

いやでも、太ってるという感じじゃないのよね。たしかにツアーの時よりはおそらく増量されたかと思いますが(笑)ちょっとやそっとじゃ倒せない感じに強そうなのよ。ファンに囲まれて心配な面もあったけどあれなら安心感ある。

そしてついに目の前に来たけど近くの方が抱きついたり握手したりワーッとなってて、どうにか手の甲にそっと手を添えることは出来た。たしか謎に「ASKAさん…」と呟きながら。笑

それでも大変ありがたく満足しました。意外とひんやりとしててゴツッとした指の骨を感じてわぁっとなってしばらくその感触の余韻に浸ってた。(はい、わかってます、キモいですね)
そして握手した方の手のひらにうつった香りも嗅がせていただきました。……いい香りwwなんなら一度嗅いでしばらくしてもう一回嗅がせてもらったwwみんなで嗅いでキャーキャー言ってはしゃいでた。結局のところめっちゃフロア回りで盛り上がったから改善はするにしてもやめないでほしい。(でも明らかにハグ疲れしてたな…ASKAさんはしゃいでごめんね)

no no darlin' の♫ステイオンで手のフリもみんなでやったり、サビのChageパートを歌ったり、なかなかほっこりした楽しい時間でもあった。と、歌についてはこの程度の感想になっちゃう弊害あるのはやはり否めず…。

 

11. Man and Woman

自分でもよくできた曲だと思ってるという話をしてた。私もこの曲はチャゲアスの名曲10選なら挙げたい一曲。

DAVID FOSTERとのコンサートでもアレンジありで歌っててすごく良くて、あれ以来だけどなんだか歌唱がブラッシュアップしてた気もする。


12. 世界に Merry Xʼmas

クリスマス時期にこの曲を聴けるのはやはり良いもんだなぁ。

優しさに深さも加わった歌声にうっとりと揺れながら聴いてたら、サビ前で一緒に歌おうって意味らしきカモンって感じに手をしゃくって自分へ引き寄せるような動作をしたので、サビはみんなうっすら歌ってたと思う。少なくとも私は小さく歌ってた。それがこの日の私の中でのハイライト。すごく印象的な忘れられない時間だった。

ASKAさんのクリスマスソングって全部いいよねぇ。次はWHITE NIGHT,WHITE MOON聴きたい!

(あ!クリスマスジャングルの歌のこと忘れてた!笑 嫌いじゃないけどまぁ、うん。照)


13. はじまりはいつも雨

最後にはじまり!

ASKAさんの歌声がとても良くて、終わってから周りの方とも今日の「はじまり〜」すごく良かったよねって共感しあって話してたくらい。

あとベース談義後はじめての惠美さんベースでこの曲聴けて感動。とても素敵だった。

 

しかし、この曲が最後って事今まで経験なかったせいか、このあとにもう一曲あってほしかったとすごく思ったし、まわり皆同感だった。え!これで終わり!?ガーン(ToT)な感じ強くて、寂しくてなかなか席を立たず同じテーブルの方とお話ししたり写真撮ったりで名残惜しさたっぷりのまま帰りました。

加えて、東京夜の部で最後の曲から退場にかけて撮影OKって言うの、ASKAさん忘れてましたよねぇ!それがあればもう少しこの寂しさが紛れたかも!笑

 

余談だけど、ディナータイムの終わり間際にグッズ買いに行ったら全然人いなくて穴場時間だな!とか思いながら買い物終えたら、本来売り場にいらっしゃるとウワサに聞いてたASKAさんの息子さんが正面から歩いてきて「あっ」と思ったけどまぁ何するでもなくすれ違おうとしたら、そこへベビーカーに赤ちゃん乗せた女性が近づいて話しかけてたのよね。あれはまさか……?いや、奥さんの顔知らないし全然関係ないかもだし気を使いすぎてその女性も赤ちゃんも直視してないんだけど。あれは……。

 

と、色々と濃密な時間を過ごせて、予想をはるかに超えて楽しめた。

この日はSNSで知り合っていたファンの方と初めてお目にかかってお話ししたり、一緒に写真撮っていただいたりもいい思い出。

人生初のディナーショーがASKAさんでよかった!でもこの先もなかなか他の方のは参加することないだろうな。

ディナー付きフロアライブショーといった感じの新しい体験がとても刺激的で、2023年の音楽ライブ&生ASKAの最高の締めくくりとなった。

 

また次回も参加できるようにお金貯めて楽しみにしてます!!