クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

虹の花をスマホでダウンロードしてみた

※2018/7追記 以下は2018/6のリニューアル以前のWeareの記事となります。

 

「Weareで買った曲が聞けないです……」

weare-music.jp

という悲痛なコメントをたまーに見かけてはいたんですが、

機械オンチというか、そういうの不慣れな方なのかなぁ、、、と思ってました。

 

が待てよ、と。私はPCでダウンロードしてて特別問題もないけど、スマホでダウンロードをしたことないじゃない。そっちはどうなのよ?と。

そこで興味本位で試してみました。

 

結論から言うと、

スマホでダウンロードできない時はブラウザのアプリ変えてみるといいよ!

でもPC持ってる方はPCでダウンロードした方が絶対楽!

 

そもそもPC持ってない場合、スマホで聴く音楽は配信曲のみってこと?

CDはプレーヤーで聴きますって人も多いのかなぁ。もうダウンロード主流だからCDからPCに取り込むなんてそのうち鼻で笑われてしまうのだろうか。

まぁうちの母もPC無しで謎のスマホタブレット持ちだし、そういうこともあるわな。

 

<以下iPhone5SでWeareから楽曲ダウンロードしてみた感想>

 

先に言っておくと、私はスマホではいつもChromeのアプリでネットを見ていますが、ChromeでWeareにログインして手順通りにダウンロードしようとすると、

ダウンロードできませんでした!!

f:id:oki_nikki:20180409143933j:image

 (PCだとChromeでも問題なかったけど私のiPhoneの設定の問題??)

この時点で私がネットやらパソコンやらに苦手意識がある人間だったら心折れてる。

やっぱりお母さん機械とか無理…って息子に泣きつくも息子も言うほど詳しくなくて知らねーよって言われてしょんぼりとチャゲアスのCDを見つめながら昔はよかったとかつぶやいて自己嫌悪に陥ったかもしれない。

 

しかし、バット!幸い私には経験があるのです。

こういう時は手っ取り早くブラウザを変えるといい。

(たまにPCでもセキュリティの問題かなんかでChromeだとダウンロードできないなどの問題がある)

すると、Safariではスルリと手順通りにダウンロードができました。

Chromeでもできる人はできるのかな??

とにかくダウンロード出来なかったらFirefoxとか他のブラウザアプリに変えてリトライしていけば大丈夫なはず!いちいちアクセスとログインめんどいけど頑張ろう!(それでもだめならサイトにお問い合わせください)

 

でもまず、スマホでWeareからダウンロードする場合、あらかじめ「FileHub」というアプリをダウンロードしておく必要がある。

ちなみに「Clipbox」でもダウンロードして聴くことはできたが「FileHub」の方が使い勝手がいい。他の解凍アプリでもいいのかもしれないけどわからないので大人しくFileHubにしておけばいいと思う。

 

さて、FileHubのアプリも無事ダウンロードできたところで、今回はASKAさんの新曲『虹の花』をWeareからダウンロードしてみます。

 

※手順はWeareのHELPから引用しています

Weare / ご利用ガイド

1.マイページの「ご注文履歴」詳細内の「配送情報」からダウンロードファイルを選択します。

2.ダウンロード方法として「FileHub」を選択します。

 

Safariで)Weareにアクセスしてログインし、

マイページ > ご注文履歴 > (買った楽曲の)詳細を見る >ダウンロード

と順番にタップ

”FileHub”で開く

 をタップする

 

ここまで順調!

3.文字化けが発生した場合、以下の画面が表示されることがあります。正しく表示された文字コードを選択ください。

無いなぁと思いながらどんどん下にスライドしていくと「Japanese(Shift JIS)  虹の花.mp3」というのがありました!

ポチリ。くるりん、パ!でダウンロード完了。(タップすると勝手に解凍される)

 

で、これをiPhoneだと「ミュージック」のアプリで聴きたいと思うじゃないですか。

たぶんですけど、今んとこできません。(少なくとも素人には無理)

PCならiTunesをダウンロードしていれば勝手に取り込まれてスマホと同期すればいいだけなんですけどね。

なので、FileHubを音楽再生アプリとして活用していくしかないようです。

だけどこのFileHubは「ミュージック」のアプリに入っている音楽をちょっと大丈夫?って思うほどいとも簡単にコピーできちゃうんですよね。だから「ミュージック」内の音楽(iPodライブラリ)をFileHubに移動させちゃえば、iTunesで買っていた曲などもFilehubで再生も可能。だからそれなりに使いようはあるなという感じです。でもWeareダウンロード音楽専用再生アプリとしてしまうなら、それもよし。

 

『虹の花』についてですが、例のASKAさんが千葉まで行って撮ったらしい写真もちゃんと表示されました。この写真で飛んでる鳥さん、Youtubeで見た時ASKAさんが画像合成したUFOだと思って、徐々にアップになってくるからめっちゃ笑っちゃったんですよね。全然笑うところじゃなかったです、すみません。

曲はさわやかでいいと思います。 なるほど、こういう新しさね。ただ虎がバターになってとかはちょっとどの部分かわからないけど。(惑わされすぎ)

間奏からのCメロあたりで虎がぐるぐる回ってるの想像したら可愛くて笑った。

f:id:oki_nikki:20180409155725j:image

(♪君に見えるぅ僕に見えるぅステキなことって♪)=バターになる末路

 

weare-music.jp

 

Weareに関してはやはり大手の配信サイトに比べてまだまだ課題があるというのが素直な感想だけど、始まったばかりの未来を見据えた配信サイトなので、こんな初期もありつつ皆で育ててどんどん改善しながら成長していってほしいなと思い願うわけであります。

 

そうこうしているうちにファンクラブオープン!おめでたいー!

www.fellows.tokyo

 

 

 

 

 

 

終りを迎えたテレビ番組の思い出

は?ガチャピンとムック今日が最後?SNSだけは続けるんじゃなくて?

これは悲しすぎる。なぜかツイッターフォローしてたのに、ガチャピン

でもこの前久々に声聞いたら私のガチャピンじゃなかったんだよね。。。

 

ポンキッキ」「みなさん」「めちゃイケ」が終わってしまった。

そして新番組が林先生と梅沢富美男坂上忍。始まる前から見飽きてるんですが。

 

 

「みなさん」も「めちゃイケ」も最近は殆ど見てなかったのが正直な所で、だから終わってほしくなかったと言える立場ではないし、終わるのは仕方ないとも思っている。

だけど最終回を見たらやっぱり懐かしくて楽しくて、エンドロールが流れてくると切なくて泣きそうで、母校が取り壊されるみたいな気持ちになった。

 

「みなさん」の思い出。

小学生の頃、いつもなら寝ている時間に起きてしまいリビングに行くと両親がテレビで仮面ライダーみたいなものを見ていて、面白そうだから一緒に見たいのに「もう少し大きくなったら」と言われて見られずにいた。大きくなったら絶対に見ると楽しみにしていて、数年後ようやく「みなさんのおかげです」の仮面ノリダーを見られた時は、大人になったようでやけにうれしかった。(まぁ本当に大きくなるまで意味もわからず見ていたけど)当時はとんねるずのことも大好きで、一時期アルフィーとんねるずが卓球対決など何かと対決していたのを見て本気でアルフィーを敵視してしまい、アルフィーが大嫌いだった時期が何年かある。よく考えると薄ら怖い話だ。

 

めちゃイケ」の思い出。

初回からずっと長いこと毎週欠かさず見ていたと思う。母には大変不評で、リビングのテレビで見る許可が徐々に下りづらくなったため、自分の部屋に古いテレビを設置して20時までに夕飯やらを済ませる忙しない土曜の夜を過ごしていた時代もあった。

めちゃイケ大百科事典ももちろん買った。うちは本などは親の許可が得られれば買ってもらえるシステムだったが、母に反対されたのにどうしても欲しくて自分のお年玉で買った。そんな本は後にも先にもこれだけだと思う。馬鹿なのかもしれない。後に我に返ってなんでそこまで?と思ったりもしたけど一周回っていい思い出。今も実家にあるので読み返してみたい。

 

ポンキッキ」の思い出。

は長くなるのでまた明日にしよう。

 

初食べ 美味まとめ 2018年3月

美味しかったものを記録しておこうと思い立った。

外食や家で調理したものまで含めるとキリがないので、

・買って食べたもの

なおかつ

・初めて食べたもの=初食べ

に限定した。

来月もあるかわからないけど、まずは今月からはじめてみる。

 

桐葉菓 やまだ屋

広島のお菓子。スーパーの広島フェアで購入。

独自製法だという上品な甘さとなめらかな舌触りのあんこがモチモチの皮と最高のコンビネーション。ありそうでない味わいで、癖になる和菓子というのは貴重な存在。

有名なのかは知らないが、広島に行ったら土産はこれにすると決めた。

一応アマゾンとかでもお取り寄せできるけどねー。

 

みかん大福(京都祇園 仁々木)

以前から食べてみたかったみかん大福が新宿の駅ナカで売っていたので購入。

思った通り、いや、期待以上に美味い!いちご大福も好きだけど、このジュワッと感はみかんの勝ちかもしれない。白あんによく合う。バナナや栗も気になった。

みかんの福 - 菓実の福|旬の果物を使ったフルーツ大福専門店 京都祇園仁々木


ミレービスケット (野村)

知る人ぞ知る人気お菓子のようだけど、初食べ。スーパーで購入。

ギンビスのアスパラガス系だけど、より塩気がきいてて歯ごたえがありやみつき。

気づいたら残り5枚くらいだったので、夫に「俺の分5枚?!」と咎められないように証拠隠滅で一袋食べてしまった……。

誰か! ミレービスケット 止めて! ミレービスケット

腹がぁ 腹がぁ 苦しくなるぅ(苦しくなる)

 

 

ホーバル (グリコ)

CMで見て美味しそうだったのでどら食ったろと思っていたところ、ドラッグストアでお買い得品になっていたので購入。

キャラメルソースもあったが、カカオソースを選んだ。

 「ひとくちで、、、満たされたぁ」というCMに偽りなく、一粒で濃厚なチョコレートが口に広がり充実感がある。美味しいチョコ食べたーという気になって幸せ。

www.glico.com

 

ジャンボコーンセブンプレミアム

母にオススメされたので食べてみた。セブンイレブンでもヨーカドーでも買える。

昔からよくあるポン菓子ではあるのだけど、かなりふんわりしていて、ちょうどいい甘さだからどんどんいけちゃう。

誰か!ジャンボコーン、、、以下略

7premium.jp

 

 

 

以下、そこそこ美味しかった初食べ


乳飲料 チョコミントキッコーマン) 

不安ながらチャレンジしたら案外美味しかった。

豆乳を一切感じないので溶けたチョコミントアイスを飲んでる感じ。

 

ルマンドアイス(ブルボン) 

ちょっと話題になっていたので食べてみた。

美味しいけどルマンドは別にあってもなくてもいい。

アイスに負けちゃってルマンドの味を感じなかった。

 

チーズ好きのためのチーズケーキ ストロベリーレアチーズヤマザキ

思ったほどチーズでもないし、イチゴのソースが期待している味じゃない。

美味しいといえば美味しいけどコレジャナイ感が拭えず。

 

 

以上、甘いお菓子ばかりになってしまった。

こんなにお菓子を食べているのかと少し恥ずかしい。

来月はお菓子少なめで、もっと健康的な初食べを目指したい。

無理かも。

アツい想い

最近とにかく眠い。花粉のせいかしら。それとも春眠暁を覚えず?それも花粉のせいってことない?

 

ともあれ、読書をしていたはずが、どうやら3時間近く眠っていた。

 

また夢を見ていた。

私はASKAファンクラブ限定ライブの会場へ向かっていた。駅まで迎えに来た会場行きのマイクロバスに乗り込むもバスはすぐに寿司詰めとなり、私は一番最後に押し込まれた。ドアのステップ部分に立っているのにぎゅうぎゅうと押され、窓に顔がはりついている状態。皆、興奮ぎみで体温も高く、余計にバスの中が暑い。

バスが会場に到着すると、熱気で曇った窓ガラスの向こうにASKAさんの姿が見えた。係員がマイクロバスのドアを開けると、周りからの圧で私は弾き出された。

「みんないらっしゃい」と出迎えてくれるASKAさんの声が聞こえた。

私はもう数メートル先にASKAさんの存在を感じながら傍にいた係員に告げた。

「ちょっと具合悪いんでここに少し座ってていいですか」

いいかどうか返事を待たずに、会場前の階段にぐったりと座り込んでいた。完全にのぼせて貧血。学校の全校集会や電車などですぐ貧血起こしていたタイプなので自分あるあるの状況。

しばらくしてASKAさんはスタッフに私の面倒を見るように言いながら(優しい!)走り去っていくと、会場内から歓声と歌声が漏れ聞こえてきた。チケットあるのに場外で漏れ聞く悲しさ。ようやく少し歩けるくらいに回復した頃には、もう中には入れなかった。

たまたま通りかかったRIKACOが声をかけてきたので事情を話すと「そんなに好きなんだぁいいことじゃーん」とRIKACOスマイルを見せ、ずっと介抱してくれていた掃除のおばちゃんと3人で会場の天井近くの窓からライブ見学することとなった。

ASKAさんは『僕はすっかり』の歌い方講座をしていた。ギターのマッキーさんが教え通りに歌い、爆笑をさらっていた。RIKACOは「案外簡単に歌えそうねぇ」と言い、私はなにか言い返したかったが負けそうなので何も言わなかった。

会場の熱気が会場の外まで伝わってきた。暑い。なぜ私はこんな時にこんなことに。のぼせさえしなければ。暑いのがいけない、暑いのが、、、しかし暑い、、、

 

って、あっつい!

 

こたつで寝過ぎたらのぼせますね、やっぱ。気をつけよ!

起きたら軽く汗かいてた。危ない危ない。

 

----------------------------------------------------------------------------------------------

会報「新コンテンツ」|BLOG|ASKA Official Web Site 「Fellows」

え?ASKAさんがファンのブログ読んでるだって?!

 

えと、どーもー、あの、応援してますー、えへへ。

 

ってこんなとこ見てるわけあるかい!!

 

ドキドキドキドキ・・・・(杞憂)

 

 

桜の花言葉って

今週のお題「お花見」

 

「精神美」「優雅な女性」だって。考えた人、もうこれ桜に陶酔しちゃってるでしょ。この2ワードもらったら女神様みたいな立ち位置じゃんか。

 

子供の頃は桜なんて地元のそこらじゅうに植わっていたし、おばあちゃんの家にも大きな桜の木があるので、私にとって大してありがたみもない春の景色の一部だった。

小学校低学年の頃は校門付近の桜の下で帽子を逆さに持っていつまでも花びらキャッチ競争をしてたけど、高学年になると下級生達が競争に夢中になっているのを「やってるやってる」と横目に見ながらそんなことですら気に留めなくなってしまった。

そのうちに、春だなぁ咲いてるなぁとは思うけどマジマジと見ることもなくなっていた。

 

桜だ花見だって言い出したのは、やっぱり地元を離れてからかな。桜の下で飲み食いしたいだけだったのかもしれないけど、でもお酒が飲めるくらいの歳にならないと自然の景色に感動したりする感性ってなかなか育っていないという気もする。

 

お花見とか紅葉狩りとか、普段熱心でもないのにって意味ではワールドカップのニワカサッカーファンみたいなのかもしれない。それでも年に数回みんなが自然や季節を満喫するこの文化は続いてほしいなって思う。

f:id:oki_nikki:20180327164850j:image

 

今日は近所の緑道を久々に走りに行くと、もう満開の桜並木になっていた。桜のトンネルを走り抜けるのはとても気分がいい。
人の少ない早めの時間に走りに行ってよかった。しばらくすると幼稚園児のお散歩隊から車椅子のお年寄り達まで花見がてらに続々と緑道に集まってきたので、さすがにお互いの身の安全のために引き上げてきた。

 

こんなにみんなに喜んでもらえて桜だって悪い気はしてないだろうから、年に一回くらい綺麗だね可愛いねってチヤホヤしてあげたって損はない。

あれっパンジー達がこっちを睨んでる…

パンジーも可愛いよ〜

 

って余談だけど、パンジーってなんだか女子の集団って感じする。プランターにキチンとおさまりながらも個々に主張してる姿がコンサート会場の訓練されたジャニーズファンみたい。と思ったら、花言葉「私を思って」だって。ピッタリかも。

ふり返ってみて

 昨日久々に「今週のお題」に沿った思い出話を書いてみたけど、よく見たら

一人暮らししてみたくなるエントリーを投稿してくれた3名様に、豪華「一人暮らしセット」をプレゼント!

って書いてあった。

 

 

だめじゃん。

絶対もらえない話書いちゃったじゃん。 

 

↓昨日の一人暮らししたくなくなる投稿

oki-nikki.hatenablog.com

 

「一人暮らしセット」って何だろうと思ったら

A. 高級レトルトカレー詰め合わせとブランドごはん

B. 便利な最新ガジェットセット

C. 話題のおしゃれ電気ケトルと一人で楽しむお茶の詰め合わせ

のどれかだって。

 

ま、私は無洗米じゃないといやだし?ガジェットとか持て余すし?ケトルも持ってるし?

い、いらないもんね!

 

(でも万が一くれるなら絶対もらうもんね!)

 

しかし一人暮らしをしたくなくなるエピソードならまだあるのに、したくなるエピソードってたいしたことを思いつかない。

でもそんな若かりし一人暮らしの頃を懐かしい思い出にできることが、一番の一人暮らしの利点なのかもしれないな。

 

 

最悪の一人暮らし

初めての一人暮らしは憧れの下北沢ではなく、首都圏の縁もゆかりもない町だった。

 

その町を知る知人に言わせれば、あまり治安のよくない場所だったらしい。

物価は特段高くも安くもなかったが、私が一人暮らし中に買って余った米を実家に持ち帰ると、母は「こんなひどい米食べてたの?」と鳥の餌にしてしまった。そんな米を売っていた町。

 

近所のバイトをしていたコンビニに来る客は異常な金髪率で、カップルには犬の絵のジャージにサンダルのコーディネートを色違いで着るのが流行っていた。2人に1人はタバコを買っていった。「ソフト」と言ったらセブンスターを出せとおじさんに怒られた。

 

私の暮らしていたアパートは郵便受けの下にチラシが散乱していて、外階段にはセミが死ぬほど死んでいた。

家に訪ねてきた「Y新聞です」と名乗る極道感のある男に懇願され仕方なく1か月契約すると、代わりにオーブントースターをくれた。契約書をよく見ると「A新聞」と書いてあった。

 

ある平日の昼間にテレビを見ながらくつろいでいると玄関からガタガタと音が聞こえたがポスティングと思い気にしなかった。

それにしては音が続いていることにハッとして玄関のドアを見た。

ドアの隙間から差し込まれた先の曲がった棒が、サムターン式の鍵のツマミを探るようにバタバタと踊っていた。

心臓が握られたように、一瞬息が止まってからすぐに大きな音を立て始めた。

どうしようかと何秒か呆然と立ち尽くしてからそっとドアまで歩いていき、動き回る棒を片手で掴んだ。何の考えもなかった。

棒の動きはピタッと止まり、ドアの向こうからも別の緊張感が伝わってきた。細く冷たい金属の棒を誰かと握り合っている状態が数秒間続いた。

「捕まえよう」

そう頭に浮かんだ瞬間に鍵を開け勢いよくドアを開けた。

ガン!

と、激しい音と共に中途半端にドアが開いた。気が動転していてチェーンロックをしたままだった。開き切らなかったドアの隙間には、たしかに人間が立っていた。

急に怖くなりドアを閉めて金縛りのように動けなくなった。

それでも走り去る足音を聞いて、確認しなければと思った。

今度は静かにドアを開けて階段の方を見やると、グレーのスーツに鞄を持ち茶髪を整えたサラリーマン風の若い男が、振り返ることなくやけに冷静に階段を降りていくのが見えた。

足がすくんでそれ以上姿を追う気持ちになれなかった。今思えばそれでよかった。

 

間もなくして私はその町を離れた。