クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

禁じられた遊び

昔は旧海の日の7月20日から夏休みだったと思うが、今は世間的にいつから夏休みなのかよくわからない。明日から?

 

私が小学生の頃に夏休みを毎日どう過ごしていたかはよく思い出せないが、一時ひとりっ子ならではの遊びにハマっていたのは覚えている。
それは「ひとりトランプ」だ。

「ひとり」と言っても、ぬいぐるみ3体と輪になって、覚えたてのババ抜きや大富豪などを「4人」で戦う。もちろんぬいぐるみの番も私がやる。ぬいぐるみさえいれば1人でもやりたい時にやれるのが「ひとりトランプ」の優れた点だ。(ぬいぐるみが無きゃボールペンやリモコン置いといたり、いる体(てい)でだって出来るんだろうけど。)

 

聞いたところによると、「ひとりトランプ」は案外やってた人はいたようだ。子供が考える事は大体同じようなもの。しかし、私はあくまでその立場できちんとフェアに戦うのがルール。幼い子供でこの精神は褒めてやりたい。ただ、そのせいで自分が負けると本気で悔しく、自分が勝つまで勝負が終わらなかったりする。

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ある日も夢中になっていると母親に初めてその光景を目撃された。

「何してるの……?」

何してるか聞いておきながら、何をしてるかわかっていて本気で心配そうな、はたまた嫌なものを見た様な顔をされた。

子供ながらに直感として「あ、これはやらない方がいいのだな」と思い、以降ひとりトランプはやらなくなった。

 

ひとり向きの遊びがもっとあっただろうに、とも思うがトランプがやりたかったのだから仕方ない。今だとコンピュータ対戦で1人でもトランプできるからいいよね。

でも多面的視点が養われ……てないか。