クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

4月のASKAの感想まとめ

4月の各感想

 

4月13日 アンコールツアーファイナルin国際フォーラムの感想

なんかもう最後だからと全力拍手にライトふりふりと思いっきり楽しんで高ぶってていつも以上に蒸発したみたいに記憶が飛んでしまった。なにげにファイナル見たの初だったし。なので思い出せることを少し書く。

この日は『ID』がやけに素晴らしくて一番印象的だった。歌声も音響も照明も総合的に完ぺきに思えた。国際フォーラムの会場とこの曲の相性が良かったのだろうか。

そんな『ID』は先日の他の公演での感想記事で意外な選曲って書いたけど、MCの時にそのアンサーとも思えるような発言があった。(こんな感じのこと言ってたくらいの記憶です)

「予想外の曲をセットリスト入れてお客さんを驚かせたい」「『草原にソファを置いて』はラジオで流れてきてこの曲歌おうと決めた。次の曲もラジオで流れた曲です」という紹介からの『ID』だった。

つまりはまんまと驚かされたってことだ。笑

『ID』もラジオで流れてて決めたのかはわからないけど、そういうサプライズな選曲を大事にしてるとすれば今後のツアーも何が来るか予想つかなくてワクワクだな。

あとはアンコールでラストにプラスされた『熱い想い』が聴けてすごーくうれしかったのと、とにかくお客さんも盛り上がってたしアンコールの拍手のテンポ早くて会場の気合いを感じたな。あ、村上啓介さんも観に来てたのも見たわ。

国際フォーラムといえば2018年に私が初めてASKAさんの歌う姿を見た思い出の場所。

あの時は活動再開後初のシンフォニックコンサートだったけど初日以降は喉を傷めてて、それでも懸命に歌う姿に胸打たれていたけど、今はまたのびやかに歌い上げる姿を再び同じ場所で見られたことがうれしかったな。

国際フォーラムはステージの両サイドの壁に大きなモニターがあってそこにリアルタイムの映像が映し出されるので、遠くからでもステージ上のみなさんの顔や細かい動きが確認できるのが他に私が行った会場との違いだった。その映像はもう完成品としても大丈夫なクオリティだから凄いのよね。

これなら今度のライブブルーレイは期待できる!今回はVR用の撮影で何台もカメラが入っているらしいし、配信したものも含め映像はたんまりあるはずだよね!大丈夫だよね!前回のブルーレイはちょっとなんつーか...…CDよく聴いてます!

飛んだ記憶は映像に補填してもらおう。楽しみだな。

 

↓他の公演の感想

oki-nikki.hatenablog.com

 

4月18日 ファンクラブ会員限定生配信の感想

当然ながら会員限定なので内容については触れませんが、いろんな意味でドキドキしつつ見てたけどおおむねよかった。ひとつ思ったのは、ASKAさんに限らずだけど文章だけだと受取り手の気持ち次第で印象って全然変わるよなってこと。

 

と、この記事を書いている途中、そんな受取り間違いで起きてしまったことについて4月25日にASKAさんがブログで謝罪したので、ちょっとだけそのことについて吐き出したい。私はTwitter休止状態で長いこと見てないから謝罪内容の件は全く知らなかった。内容を知って結構へこんだ。お相手の方が寛大で許していただけたのならよかったですが、ちょっとこれは……大げんこつ行為ですねぇ。正直言うとASKAさんはTwitterやめた方がいいと思うんだよな。うーん。。。まぁ色々言い出すと長くなるし当人同士がもう解決というなら、この話はここまで。ただ二度とこういう騒動おこすのやめてほしい!マジで嫌いになりたくないので!!

 

話を配信に戻して、これは別に書いてもいいと思うけど、ASKAさんが今度セルフカバーする『太陽と埃の中で』の番組用テイク(正式リリース品としては未完成)を聴くことができた。

いやぁめちゃくちゃ良くて曲終わり自然と拍手したくらい良かった。良かったので感想書きたいけどそれは正式に世に発表された時にしよう。正直この歌の部分だけアーカイブで何度も再生してる。笑 

ねぇ、気づいてしまったんだけど、リリースされたらこの曲をライブでやる可能性ある……ってこと??気が早いけど考えただけでドキドキしてきた。

 

4月21日 チャリティーコンサートの感想

東京文化会館大ホール『TOKYO SYMPHONIC WAVE 2022ゴールドリボン基金チャリティコンサート』に行ってきました。

終了直後に興奮してつぶやきレベルの感想も書きましたが。↓

oki-nikki.hatenablog.com

このコンサート、なんで直前のお知らせだったんだろう。

開催10日前にメルマガ届いて何気に開いたら「出演決定」で、え?なにこれいつよって、今月?!ってもうとりあえず都内だし仕事は何とかなると後先考えず行くこと決めたよね。

 

以下セトリ等のネタバレあり。

※このコンサートは後日有料配信があるそうなのでそこまでお楽しみにしておきたい方は読まないでください!!(詳細は5月10日に公式HPにて発表とのことです。ただし公式HP内にはセトリのネタバレあります。笑笑) 

 

RENAISSANCE CLASSICSTOKYO SYMPHONIC WAVE 2022 | RENAISSANCE CLASSICS

 

--

 

<オーケストラ 京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団

演目

モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より序曲

ラヴェル: 「クープランの墓」より「リゴードン」

 

久々にオーケストラのクラシック音楽を生で聴けてそれだけですごい贅沢な気持ちに。詳しくはないけどクラッシック音楽好きな方なので、これだけでもう来てよかったって思った。こういうコンサートってなかなか機会無いと行かないけどたまには綺麗な格好してこういう優雅な時間つくるのもいいな。

 

<出演者一人目 八神純子

小柄な女性が颯爽と登場。失礼ながら八神純子さんをよく存じ上げず、初めは司会の方かな?と思ったけどどうやらそうじゃない。出演されるのはわかってたのでこの方が八神さんなのか?っとずっとわからないまま見つめていた。司会とかいなかったのでご本人が名乗らないとずっとお名前紹介がないのよ。

 

演目

・みずいろの雨

・パープルタウン〜You Oughta Know By Now〜

・Mr.ブルー〜私の地球〜

 

イントロ聴いて「みずいろの雨だ!」ってわかった自分に笑ってしまった。

誰の歌か知らんのにイントロでわかるっていうのはいかに名曲かっていうこととイントロがインパクトあるかってことですよね。しかもどこでどうやって聴いて覚えたのかまるでわからないのが昭和の曲あるある。だってなぜか歌えるもん。謎だよなぁ。

にしても歌唱力よ。スーパー声出てたんですが。あのクリアでいてパワフルに突き抜けるようなハイトーン凄いな。ブログ書くにあたってリリース当時の歌唱はどうだったのか聴き比べてみようと思ったら先週聴いた歌声まんまだった。二十歳であの歌唱力も凄まじいけどそれを維持してるってどうなってるんだ。調べたらASKAさんと同い年で、この世代の歌手のレベルって平均値が異常値。しかしASKAさん以外の歌手の生歌を久しく聴いてなくて久々が八神さんだと感覚狂いそう。いやもう手遅れか?食べ物だったらとっくに痛風

そして「パープルタウン」も八神さんでしたか。

曲は全部八神さんが作曲してるんだね。どの曲も展開が面白いよなぁ。

こんな知ってる曲ガンガン聴けると思ってなかったからすでにだいぶ気持ちは充実してた。

「Mr.ブルー〜私の地球〜」は知らなかったけど歌いだしで気に入ってしまった。オーケストラの演奏と歌唱が壮大で歌詞も相まって宇宙を感じてなんだか泣きそうだった。帰ってきてからも聴いて歌ってる。地球がなんかの比喩かと思ったらまっすぐ地球のこと歌ってるというのもいいんだよな。『瑠璃色の地球』と並んで私の中の2大地球ソングとなった。(他に知らないけど)

こういうコンサートに来たことで八神さんのことを知れてよかった!

 

<出演者二人目 タケカワユキヒデ

タケカワさんは顔知ってたので大丈夫(?)。でも名乗ってらしたと思う。

昔から穏やかそうな印象は変わらないけど、孫と上野動物園行った話してて歌ってないときは優しそうで小綺麗なおじいちゃんって感じだった、んだけど、、、(続く)

 

演目

ガンダーラ

銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)

・ビューティフルネーム

 

意外と歌い方にクセあるのね。って誰のファンが何言ってんだって話だけど。笑

タケカワさんも全部作曲してるんだな。良い曲作れる人すぐ尊敬しちゃう民なので尊敬しちゃう。

ガンダーラ聴けたのも嬉しかったけど、やっぱり銀河鉄道999はどうしたってアガるよね。そしてこっからがさっきの「続き」なんだけど、ガンダーラからMCまでは小綺麗なおじいちゃんと思ってたタケカワさん、銀河鉄道ではピョンピョン飛んだりクマムシのあったかいだから〜みたいな手の動き(見たことあるこの動きなんだっけ?と思って行き着いた先がこれだったw)でリズムに乗ってて、それにめっちゃ萌えてしまった。まさかあの「ゴダイゴ」を可愛いと思いながらニコニコ見つめる日が来るなんて。

年々自分がわからなくなる。加山雄三にもハマりかけたけどなんとなくセーブした私です。(ただ若大将は本当良い曲書くのよ…)

 

<出演者三人目 幸田浩子>       

演目

・バッハ/グノー 「アヴェ・マリア

ヴェルディ オペラ『椿姫』より “ああ、そは彼の人か〜花から花へ”

 

ソプラノ歌手の歌声まで聴けるとは。「アヴェ・マリア」はヒーリング効果で身体が浄化されていくようだったし、オペラの方なんて普段聴かない周波数の高音聴いてる感じがして、脳までビリビリ振動して血行が良くなった感覚。歌を歌っているというより声を奏でてた。圧巻でした。

 

<出演者四人目 尾崎裕哉>

演目

・I LOVE YOU

・Lighter

 

テレビで一度「I LOVE YOU」を歌ってるのを見た気がするけれど、生で聴いても純粋に歌うまいなって思った。ただやっぱりお父さんと比べられまくってるだろうしそこを求められてるとか思ったり思わされたり、その辺は気苦労多そうだなって勝手に心配しちゃった。えぇ、大きなお世話ですよね。いやさ、全然世代ではない私でも「声は似てるけどタイプは違うんだなぁ」ってやっぱり思ってしまったもんだから、ごめん。

でも裕哉氏の方が今の時代に合ってる感じがする。誠実な歌声って感じがするので令和の尾崎はきっとこれが正解だよ。バイク盗むとかコンプラ的にアウトだしw

冗談はさておき楽曲次第でもっと人気になってもおかしくないと思ったのは本当。あとLighterの発音良すぎてライラーだった。

 

<出演者五人目 ASKA

演目

・PRIDE

・君が愛を語れ

・歌になりたい(コーラス 横浜少年少女合唱団)

 

何歌うんだろうなって予想してて、「確実なのは『はじまりはいつも雨』であとは『PRIDE』かなぁ」って思ってたのに「確実」がはずれた!歌わないんかい!

今回ASKA初体験で「はじまり~」を聴きたいと思った方はライブ来てね!ってことかしら。(来てね!)

一曲目は予想通りの「PRIDE」だったけど、ライブだと一曲目ってことはまずないし、何よりホーム以外の場所で歌うASKAさんを観るのは初めてだったので謎にドキドキした。ファン以外にも最高のASKAを見てもらいたい!みたいな。よく考えりゃ昨日今日の売り出し中の若手じゃあるまいしなんだけどさ。

結果としては本当に素晴らしかったし、ファン増えたなって思った。オーケストラの演奏で歌うからいつもよりゆったりしたリズムで歌ってたと思うけど、その分丁寧に歌い上げてるように感じられて好印象だったし、何より歌い終わりの拍手今までで一番長くて今日これで終わりかと錯覚するほどだった。

「君が愛を語れ」はこの歌が湾岸戦争のころに作ったという話から歌に入ったので納得の一曲。歌の後にも「本当に戦争やめてほしい」という話もしていた。

この歌の一般認知度はおそらくアラフォー以上の人が「どっかで聴いたことあるなぁ」くらいだと思うけど、知らない人にもいい歌だっていうのは伝わったはず。この曲はオーケストラが演奏するとより壮大な感じが出て良いんですよね。後奏の最後の最後の澤近先生のピアノだけになってからジャーンと終わるとこまでずっと素敵。

って、そうそう、今回澤近先生いらっしゃったんですよね。ずっとピアノに似た方いると思いつつも遠くて認識できなかったんですけど、ピアノはASKAさん以外の時もずっと澤近さんだったのでしょうか?ドラムの江口さんははっきり確認できた。生の江口さん久々でうれしかった。

そして横浜少年少女合唱団の中学生の男女が20人くらいだったかな?ASKAさんの両サイドに並ぶ形で「歌になりたい」を披露。

合唱団の子たちははじめ前後で互い違いに間隔開けて並んでたのをASKAさんが「ねぇ、後ろの子がマイクから遠いからせっかくだからこうしよう」と、ひとつのマイクスタンドに二人ずつ向かうように少年らを動かし始めた。緊張のせいか表情変えないルールでもあるのか少年たちは無表情でされるがままだけど戸惑いが隠せてないのが可愛いしかわいそうだしで笑っちゃった。ASKAさんはせっせと配置変えしてるけど、どう考えても端の一組分マイク足らないなぁって思いながら見つめてたらASKAさんがようやく最後にそれに気づいて「あれ?!!一つ足らない、、、どうしたらいいんだろう。。。」ってちょっとうろたえて数秒固まってて笑った。結局「よし、こうしよう!」と端で余っていた中一なりたてみたいな小さい少年4人をぎゅっと寄せ集めてマイクを中心に置いてた。勝手なことしてあとで怒られないかしら、ってご時世的に苦笑いではあったけどASKAさんらしくて可笑しかった。本当は素敵なことなのに心配がよぎってしまうのが世知辛い。

合唱団の透き通るようなコーラスとオーケストラの星空みたいにキラキラした演奏からはじまる長めの前奏を受けてからASKAさんが歌い始めた。しかし途中からなんだか違和感あるアレンジだなって思ってたらASKAさんが謝りつつストップをかけて何かと思えば「歌入るところ間違えた」と。笑

前奏を長く聞き入ってしまったらしく、指揮者の柳澤さんに「気づいてましたよね?」と聞くとコクリとうなずく柳澤さん。まぁ気づいてもASKAさん以外誰も止められないよね。笑

「ごめん、怒ってる?」と中学生に聞くASKAさん。会場はなごやかな笑いに包まれ、完全にASKA劇場となっていた。

改めて歌いなおしとなり次は間違えずひと安心して聞き惚れていると、歌の途中から客席のスマホライトがどんどん光りだす。ASKAライブではおなじみ「歌になりたい」の時のスマホライト振り振りをおもむろに周りがやりだしたのだ。隣のあなたも、そこのあなたもあなたも皆ASKAファンだったのか!というフラッシュモブの中に巻き込まれたような妙なサプライズ感。かくいう私はというと、なんかそこでやるのはファン過ぎると思ってやらず。なんつーか、ファンしか知らないことをファン以外がいる場所でやるのって照れるじゃん?恋人のことも他人と一緒の時は名字で呼びます的な恥じらいが私にはありまして。その一歩を踏み超えたときに私は真のASKA信者になっているのであろう。(夜書くとテンションおかしい)

でも私のような隠れファンも含めたら結構ASKAさんのファン率が高かったのかも。開催のお知らせが遅かったからツアーや配信で告知しやすかったASKAさんのファンが集まった感じなのかもな。

それはさておき、オーケストラと子どもたちのコーラスと合わさることでこの歌の完成形を見られたような気持ちになった。

 

アンコール

・SAY YES

 

そんでもって、まさかの「SAY YES」ですよ。アンコールでASKAさん出てきたときは歌うとは思っておらず(プログラムには先述の3曲だけの記載だった)、「タケカワさんがASKAもう一曲歌えと言われたらハイというしかない。笑」と話し始めたのでここで「はじまり~」なのか!と思いつつ待ち構えていると、聞き覚えのあるあのイントロのピアノの旋律。えーーーー!!めっちゃくちゃうれしいんですけど!生で聴けたのは初めてのシンフォニックの時以来だけどいつか喉の調子いい状態でまた聴きたいと思っていた。けどなかなか今後のツアーでは歌わない気がしてたので、私の中ではメジャーなのにわりとレアというポケモンでいうピカチューのような曲なんですよ。(なんやかんや結局ピカチューがいっちゃんかぁいいよね!いきなり何言ってんだと思うでしょうけど自分でも何言ってんのかわかんない。)

そんで「SAY YES」ほーんとほーんとによかったのよ。とても大切に歌ってくれてる感じが心に響きすぎて泣きそうで、ふと我に返ったら祈るように手を組んで見つめてる自分がいて恥ずかしいから慌てて手を下した。乙女かよ。スマホ振らなくてもファンだってことダダ洩れ状態でした。本当に来てよかったと思えた最高の夜になり、その夜は心底幸せな気分で眠りについた。

のに、夜見た夢が最恐で夜中3時に恐怖で飛び起きて朝まで眠れなかった、というのはまた別の話。(幸福度即相殺の巻。公開日未定)

 

今回、基本は無料としつつ3000円以上の募金をお願いしてるコンサートなのでASKAさんの歌2曲くらい聞けたらいいかな、くらいだったのにめちゃくちゃ大満足してしまった。その分自分のできるかぎりの気持ちを募金箱に入れてきましたよ。

「このようなチャリティーの場で歌えることに感謝」とASKAさんはじめ出演者のみなさんおっしゃってたけど、こんな機会でないとなかなか募金とかどこにどうしたらいいかわからなくてできないから、少しでも誰かの救いになるうえにこんな特別な公演をみられるなんてこちらの方がありがたすぎる。次の機会もあったらきっと行きたいな。

また配信あるなら観たいけど、6月ASKA(明治神宮の公演)を楽しみにするもよしかな。

5月ASKAが不足してるから4月のチャージ分が切れたら考えよっと。