クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ラストナイトインソーホーを観た感想

f:id:oki_nikki:20211219191204j:image

なにせエロイーズとサンディの2人がめっちゃ可愛くて魅力的で特に前半はそれだけでずっと見てられるし見ていたかった。

シンクロした2人を同時進行でかわるがわる見せる演出も楽しい。

エロイーズが赤髪の田舎娘からサンディ風のブロンドにイメチェンして最終形態のアヴリルラヴィーンへ(?)と物語が進むごとにビジュアルが変化していくのも良い。

サンディはちょっと個性的だけどエロイーズが憧れるのがわかるような存在感。個人的に今年度の助演女優賞あげます。笑

 

いやいや、サイコホラーとうたってるのにまだ2人が最高って話しかしてないのはマジでそれだけでだいぶ満足だからなんだけど、衣装や音楽もいいし、もちろん話もテンポよくどんどん2つの世界に引き込んでいく。王道のホラー要素もありつつ描き方は新鮮で、観ているうちに自分も2人にシンクロするように感情移入していけるばかりに、あんなにキラキラ輝いていた2人が…と切なさと恐ろしさで心は掻き乱されていく。

 

ジャックはイケメンなのか?でもあの独特なビジュアルが凄い活かされてる。

いや、おじいちゃんは違うだろからの突然えー!

エロイーズのおばあちゃんホラー展開に加担するかとだいぶ構えた。

ジョカスタが性格悪すぎて実は心の闇深そうだし、後半の出来事で大人しくなってるのめちゃ荒療治。

エロイーズ、パニックなるのわかるがちょっと落ち着いて、ジョン気の毒だから。笑

そんなジョンの存在の癒し度星5つ。

と、そんな具合につっこめる余裕も無くはないのでホラーとしての怖さレベルはさほどではあるけど、独特の不安や緊張感を保って常にドキドキできる程よさ。しかし後半からクライマックスにかけてはスピードアップして怒涛の展開になっていくので、ディズニーシーのタワー・オブ・テラーくらいの怖さレベルかな。…いや、落ちるアトラクション部分がしんど過ぎて違うか。ただ劇場出たらめちゃくちゃ怖かったって騒いでた男子いたしな…でもタワー…え、ちょっと待ってこの例えかえって邪魔なだけだわ。

…ま、とにかくそんな感じに面白かったす(雑)

 

ところで、観終えてから何やら賛否があると知り、賛否?ぴ?ナニが??と思ったらたまたま1つの極端に否定的なレビュー記事が流れてきたので拝見しました。なるほどそういう視点や意見もあるんだなぁって勉強になった。(ざっくりいうとこの映画での女性のセクシャルなフェミニズム問題の描かれ方についての批判)

たしかに人によっては観ているのが辛いような描写はあるし、これをフェミニズムの映画とするなら良しとしないこともなんとなく理解した。だけど私個人は先のレビューとは全く逆の印象を受けてた部分も多くて(私がそこら辺の意識低いのもあるでしょうが)同じものを観ても受け止め方ってこうも違うのだなって不思議な感覚にもなった。

私は好きじゃない、私には合わなかった、と言うのは全然自由だと思うけどそれ以上のことを言うのはよっぽどなんだろうけどなぁ…。ひとつだけいうと、私は最近とあるトラウマができたことで、連想させる描写に過敏になってしまう部分があるので作品との距離感には気をつけたいなとは思ってます…。

 

なによりも、私はこの映画好きです!

 

ともあれ、この作品のエロイーズにも言える事だけど、傷つきながらも生きてるみんな偉い!超頑張ってる!でも死ぬほどには無理すんな逃げろ逃げろ!って思います、本当に。

 

寒い冬を越えなきゃね。来年は少しマシな年にしてほしい。(運任せ)

 

 

 

 

 

 

ASKAの配信アコースティックライブを観て

12月2日に配信された

ASKA グラミー賞ノミネート希望 Acoustic Live』

観ました。

えっと…うん、言ってしまえ。

へーんなタイトル!

あえて目を引くようなタイトルにしたと言うのでまぁしゃーないが、もしDVDとかにする時はパッケージタイトルにはしないで欲しいかな。ちょっと恥ずい。笑

 

正直、今回楽しめるか不安で、これでもし気持ちが上がらなかったら年明けのライブもどうだろうな……と思ったりもしていた。だからハードルは上がり気味だしわりと妙な緊張感を持ちつつ観始めました。

 

アコギを抱えたASKAさん。今回くらいの髪の短さいいですね。

メンバーはドラム江口さん、ベース恵美さん、ギター鈴川さん、コーラスSHUUBIさんと一木さん、そしてピアノ澤近さん。みなさんのお姿も見られて嬉しい。

江口さんは次のツアーで久々の出演予定だったのに延期になって出られなくなってしまったのが残念だったのでここで拝めてよかった。

恵美さんの参加も嬉しい。これも6月のオンラインライブがあってのことだと言うので手数王ことドラムの菅沼さんが繋いだ縁なのかな。菅沼さん…寂しいな…。

 

1.笑って歩こうよ

今年7月に発売した新曲をド頭にもってくるとはやるなぁ。

でもさ、最初のサビで「黙って歩こうよ」って言った?ような?

まぁいいか、アドリブ歌詞アレンジはいつものこと。(いいのかそれで)

しかしおかげで見る側としての緊張がほぐれた感じ。

曲がアコースティックと相性よくて良い雰囲気で始まった。

 

2.着地点

2曲目にしてなんだか意外だけど好きなのきた!

歌声もいい調子でなんならまた若返った?くらいのハリまで出てて、おのずとテンション上がってきた。いいぞいいぞ。

 

次は「夢でいてくれるでしょう」……は急遽やめた、というくだりからの

3.通り雨

いや、いいけどさ、「夢でいてくれるでしょう」が特別好きな人は一瞬ぬか喜びでショック受けたのでは?笑

「夢~」は独特な雰囲気のある曲だからなおさら。レバーの代わりにつくねじゃ全然気分変わるじゃんか。

え?なんの話?

「通り雨」も通常ライブじゃなかなか聴けなそうな選曲だから個人的には良しかな。

 

4.MIDNIGHT 2 CALL

アコースティックならこういうしっとりしたのいるよね。うん。

 

5.帰宅

弾き語り帰宅がまた観られて嬉しい。

 

トーク

ASKAさん痩せた」「ありがとう」

のエア視聴者のエアコメントやりとり笑った。

 

6.DAYS OF DREAM

ピアノ前奏の♪ティーリッティリリー(伝われ)が鳴った時嬉しすぎてあぁー!!?って叫んでしまった。マジで聴けるなんて思ってなくて鼻にツーンとくるくらい感情が一気に込み上げた。

この歌は前から好きだったけど、ここ数年で気持ちが重なるようで思い入れがあった。私は離婚したわけではないけど、未来も過去さえも変えてしまうような「別れ」を経験した後にはことさら歌詞と切ないメロディーが響いてくる。

ASKAさんが不得意だと言っている高音の裏声が聴ける貴重な曲でもあり、その部分の歌詞が悲しくも素敵でやっぱりどうしたって泣いてしまうのだった。

ところで、改めて聴いたら最後の「君が名前を書く前に夢から覚めたいけど」の意味が今まで考えていたのとは別のとらえ方がある気がしてきたのだけど、それについて書こうかと思ったら長くなりそうなのでいずれ気が向いたら書く。

 

7.cry

イントロでなんだっけ?と思うほど聴きなじみのないcry。私は初めて聴くバージョンだけどどっかのライブで披露していたのだろうか?(いまだ過去のライブ作品網羅できてないのです)

澤近先生のアレンジだと思うけど、なんでこんなにセンスいいんだろ。というか私が超好みのアレンジをしてくる。澤近先生大好き。笑

本当に澤近さん、ASKAさんの側にいてくれてありがとうございますとどの立場から言っているんだオマエはというのは重々承知でありがとうございます。


8.砂時計のくびれた場所

またこれ好きな曲であり、聴けるとは!な曲。今回そういう曲をガンガンやってくれるの最高。ニッチとまではいかずとも今後のツアーのセトリで並べるには優先順位的に外さざるをえないような曲をやってくれてる感じがして、何百曲もあるのに勿体無いほど歌われていない名曲たちをこういう形でも披露してくれたら、また私ファンとしてジワジワ高まっていけそうだなって。(やかましいわって言い草w)

 

9.群れ

えぇ?!それにしてもこれ?今?なんで?!笑

発売当時のチャゲアス が歌うこの曲って(リアタイではないから映像からくるイメージとして)大切なものを守るために一定の方向へ軽く牽制パンチしてるみたいな感じがあって、もし受け止め方間違えたら彼らの正面に回り込んで勝手に食らってメソメソしたり怒ったりしてたかもわからないという感じの光の中の影みたいな歌だと思ってるんだけど。

対して、今のASKAさんが歌うとひとつひとつ本気で殴りにかかってくるからまともに受けたら死ぬような迫力のある曲に変化してて、ズシンと重たいものを感じた。ASKAさんと共に円熟した良さが出て、影の中の一層暗い影みたいではあるけど逆に今の方が歌としてはより好きかも。暗い気分に浸りたいときに繰り返し聴きたい。

もうさ、聴くこちら側もそれなりに人生積んでるんだし、危険察知したら冷静に離れたり避けたり、いざとなれば死ぬ気で殴り返してやろうくらいの思いでいれば、前より落ち着いたいちファンでいられるかなって思った。だいぶ今年はボコボコにされて死にかけたけども。苦笑

 

10.自分じゃないか

もしまだ最近のASKA曲を知らない人がいたらこれでライブへの期待を持てそう。

 

11.はじまりはいつも雨

まぁ一応ね。言うて私もニワカで観に行った某バンドのライブで大ヒット曲聴けなかった時ちょっと肩透かしだったしな。

 

12.PRIDE

最新シングルだしそりゃそうかのラスト曲。

しかしシングル音源よりライブの方が良い問題。

いやきっともう激辛マニアの人がジョロギアぶっかけないと辛さ感じないみたいな事になってるのだよ私は。

 

配信を観終えて、ライブに足運んで生歌聴けたらまた私は生き返れるはず……そうなれるといいな!と、そんな気にさせてくれる配信ライブでした。

なんやかんや楽しめて良かった!

 

『ゴジラvsコング』を観た感想

※注意※ ネタバレあります

 

f:id:oki_nikki:20210731213349j:image

シリーズ4作目ということだけど、私2作目と3作目観たっけ?なんだかゴジラとかキングコングとか似たようなのワンサカありすぎてどれがどれやら。

でも怪獣物の派手なやつが観たいという己の欲望に応えるべく予習ゼロで観ました。

 

いやぁ面白かったー。というか笑えた。

狙って作ってるのはわかるけど、素直に楽しい。のっけからコングのモーニングルーティン風の演出とかね。

吹き出し見えそうなほど感情がわかる両者。

コングが寝てて起きたら北極にいた時「まじかよ」って言ってため息ついてたし、ボコボコにされたコングが「ギブ」って言ってたし、危機を助けられたゴジラが「え?」って言ってたし、その後「借りは返したぜ」って言って去っていった。(もちろん全部言ってない)


なによりゴジラとコングの殴り合い。笑笑
観た事ないけど『クローズZERO』とかこんな映画なんじゃない?というヤンキーの力比べ感。

ボクシングとか格闘技とか痛そうで観るの苦手だけどこういう血とか負傷がわかりづらいモンスター同士なら安心して観てられるからいいよね。わかりづらすぎて途中、あっコング肩外れてたんだっていうシーンあって笑った。

それにしてもコングが故郷に着いた途端出会い頭で翼竜ぶん回して殺しにかかるの野蛮すぎて。笑

そんでドンキーコングが地面からバナナ出す時の動きでドコドコ殴り殺した後ブチーンいってズズズーのくだりはさすがにうぇーって顔しかめた。(でもいやだけどいやじゃないw)


今回そんなコングと仲良し設定の少女がメインキャラだけど、にしても寄りのショット多すぎない?や、可愛いけどさ。画的に持つけどずっと表情は一緒なのよ。そんなにいりますか?というバラエティーにゲストでスター女優来たときくらいガンガンワンショット挟んでた気がする。ま、可愛いからいっか。

 

コング主体の話とは別軸でも話が進んでて、そっちは若い頃のスカーレットヨハンソンみたいな子がメイン。いずれ人気出そうって思ってたら、この子前作のヒロインだったんだ。それで意味の分からなかった部分が合点がいったのでやはり前作観てない気がしてきたな。細かい部分はやはり予習しておくと何か見え方が違うのかもしれない。

こっちのパートで忘れちゃいけないのが小栗旬。死ぬほど喋んなくて白目剥いてると思ったら死んだ。でもシリーズ1作目となる『GODZILLA ゴジラ』での渡辺謙さん同様ちゃんと日本人の発音で「ゴジラ」って言ってたのは好感持てた。


メインステージとなったのは香港。なぜ香港?King KongとHong Kongで韻踏んでる?あれかな、日本のようなオリエンタル感は出せるし今回のDJブースと表されたあの空間や世界観が電飾ガンガンのイルミネーションの街並みと似てるからかな。

地下空間とかゴジラのビームとか戦闘中の音楽でちょっとアレを思い出したよね、ほら、私が7割くらい寝てて何度寝て起きても同じシーンやってた雰囲気がかっこいいだけの映画。そうそう『トロンレガシー』。(今調べたら結構評価高いのな。私が寝てる間は超面白かったのだろうか)

 

そういや「メカゴジラ」ってオタクっぽい男の子が言い直してまで呼んでたけどメカゴジラは過去存在した世界線なのか?


あとさ悪役たちが瞬間で跡形もなくなるのいいよね。

 

--
と、このように、誰かと一緒に観て「あそこのあのシーンさぁ」って思い出しながら感想言い合ったりするとより楽しいタイプの映画でした。

けど、これまでのシリーズをちゃんと観てなくても1人で観てもかなりエンジョイできたので大満足。

やっぱり映画館で観ると没入できていいな!

ASKAニューシングルを聴いたら笑って歩いていた

tower.jp

 

7月14日に発売されたASKAのニューシングル『笑って歩こうよ/プラネタリウム』を聴いた感想です。

 

『笑って歩こうよ』

じっくり聴けば聴くほどに味わい深い、いわゆるスルメ曲。

初めてフルをラジオで聞いた時の第一印象は「シングルにしては意外と地味?」でしたが、不思議と頭に残ってCD買うまでに2度聴いたくらいですでに脳内再生で何となくメロディーは覚えてる状態でした。

改めてCDを買ってから繰り返し聴いているとどんどん良さを発見にして好きになっていく。この曲のベース好きだな。

編曲は松本晃彦さんと澤近泰輔さんというアレンジャー神2人という力の入り方。だから一度だけではあまりにも違和感ないのですんなり流してしまったけど、実は細部までこだわって丁寧に作られてるのがわかってくる。でもしつこくない。このバランスが大事なんだとようやく最近わかってきた。(そんなレベルの人間の感想です、どうも)

今回の曲はASKAさんが70年代の音楽を意識したということもあって、シンプルで覚えやすいメロディーだけど展開はドラマチック。朝ドラとかのオープニングテーマにピッタリな感じ。たしかに70年代くらいの名曲って覚えるつもりなくとも自然と頭に残って歌いながら覚える感じがある。

 

そしてMVも素敵。尾野真千子さんの涙に観る人がいろんな思いを重ねられる。


www.youtube.com

この曲の「笑って歩こうよ」という言葉は前向きではあるけれど、「どんな時にも笑顔で涙は見せず進め」と弱った他人の背中を叩くような意味では無いことがMVからもわかる。

一見強く凛と見える女性がこらえきれず泣く。それくらいどうしようもない出来事があった。あるいは今辛い状況に立っている。同様に私たちは今、地平線には朝日が一筋の光としてみえるけどまだまだうす暗い中を生きてる。大きな手を差し伸べるASKAさんもみなと同じで決して明るい場所にはいないけれどその手を取れば共に進むことはできる。

と私は解釈しました。

このASKAさんが手を差し伸べるシーンがたまらなく良い。実際この手はどういう意味なんだろう。想像は膨らむけどとりあえずこれされたら絶対がっちりつかむよね。笑

ASKAさんの手ファンの方にはチャゲアスの『そんなもんだろう』のMVもおすすめ。

 (↓3:30あたりからでかい手を確認できます)


www.youtube.com

 

「悪い噂をされても」という歌詞のメロディーの乗せ方?がASKAさんには珍しい気がする。「悪いうわ、さを」と分かれて聴こえるのではじめなんて歌ってるのかわからなかった。この歌い方、他の曲にあったかな?どうだろう…とベッドの中で脳内検索してたら眠りに落ちてしまった。ASKA曲は膨大な数でわかるはずもなく。

もしわかりやすくするなら

「わぁるいうわ、さをされても」のところを

「わるいうわさ、をされぇても」と歌うこともできるだろうけど、

完全に今の歌い方で正解。あえてかはわからないけど、この部分が効果的でお気に入りな箇所。

この言葉を節の中に詰め込まない方法ってひと昔まえに宇多田ヒカルが「Automatic」でヒットした頃にワイドショーとかで日本の歌らしくないと分析されてたのを思い出す。(例「な、なかいめのべ、ルで」みたいなこと)

 

少し切なげなメロディーに希望や決意や優しさがあたたかく包まれていて今の自分にはお守りみたいに握りしめていたいような心強さがある。なおかつ覚えやすくて歌いやすい。今この時にシングルA面にした意味が分かった気がする。

 

プラネタリウム

対して、カップリング。まぁ覚えにくくて聴き込まなきゃ真似して歌うのむずー!な曲。

だけどイントロ聴いた瞬間に「あ、この曲絶対好きだ」とピンと来ましたね。

そして案の定、もう大好き。

「君が好きだよ」のところを聴くたびにニヤけてしまう。好きだよの歌い方、笑って歩くどころか走りだしそうなほど好きだよ。地味に「焼きもちを」の歌い方もキュンとさせられるし「君のそばにいたい」のところとかもあーコレコレ待ってましたという感じ。これ聴きながら歩いてる時も気づいたら笑っていた。こういう時だけマスクありがてぇ。

ASKAさんのこんな軽やかなラブソングって久々に聴いた気がする。私『こんなふうに』(なぜか配信されていないシングル『ONE』のカップリング曲)がめっちゃくちゃ好きなんですが、それ系のポップで純粋な愛しさに満ちた曲。かわいい。

反面、飾らずストレートな歌詞なので、初めは頭に入って来すぎると個人的には胸が苦しいくらいだった。本来は泣かせる曲じゃないんだけど、例えば失恋したばかりとかある種の刺さる人には刺さりまくると思う。聴きまくって免疫つくまではじっと聴くと思い出して泣いてしまうから辛い、でも本当好きだから聴きたい、というダイエット中に太るけどドーナツ食べたい状態だった。いや、急に例えがバカだな。

聴き終えて感情が落ち着いてきたときに「ハァ……え?何がプラネタリウム??」って急に冷静になったのは自分でも笑った。あぁ歌詞の「ふたりで見上げる天井の~」あたりのこと?あ、悪戯で眠ったふりしたのプラネタリウムの出来事?本編前の星座の説明のことで絶対寝ちゃうよねって違うか。・・・ん?もしや、二人で隣り合って横たわっているだけで時間をすっかりと忘れてしまうくらい他の存在も見えなくてこの宇宙にふたりきりになれたような気分になってしまうってことをプラネタリウムに例えてるの??わぁ……照。

それはそうと(?)「家具のようなギター」うちにもあるんで音合わせに来てもらえますか?笑・・・オレ、コロナ明けたらギター教室通うんだ。(決意表明だけどほぼ死亡フラグ)

これは次のツアーでぜひ歌ってほしいなぁ!音源でもイントロから手拍子が入ってるのでこれはライブで我々観客が手拍子参加することで生演奏が完成するってことじゃないですか。じゃあもうそれはねぇ、やるしかないでしょ。お願いお願いお願い!

 

ところで、今回は久々に店舗でCD買いました。ずっと配信かネットで購入だったけど、タワレコASKAさんのメッセージレシートがほしいのと店舗で買うという行為をしたくなったので。

したらとある都内某タワレコ、あ行の棚を見たらPOPと共にジャケットが見えるように1枚置いてしてるだけ。ちょっとちょっと!売る気ありますか?!と脳内でキレたのと同時にこの1枚を私が買ってしまったら他の誰かがふと手に取る機会を奪ってしまう、どうしよう…という誰目線かわからない気持ちで困って店内をうろついたらニューリリースコーナーにちゃんと特設でたくさん置いてありました。よかったぁなんだぁ(^ω^)キレてごめんだよ。でもアルバム『Breath of Bless』が置いてなかったのは見逃してないよ。置いてね(#^ω^)

(しかし店員さんも最小限だったし店内イベントも出来なくて店作りも力入れずらいんだろうな…)

 

ちなみに10月からのツアー『ASKA premium concert tour-higher ground-アンコール公演』は今のところ近場で2公演行きます。もっと行きたいけど遠征はまだ現状だと見通しが立てづらくて初回申し込みは断念。もし直前までチケット買えそうなら状況見て考えたい。

今ある唯一の楽しみな予定だから是非ともツアーが無事開催されますように!!

www.classics-festival.com

ロケットツアーのブルーレイ観ました

気づけばだいぶ久々のブログ更新。

待たせたねー!(誰も待ってない) 

 

というのもタイトル通り、2012年から2013年にかけて行われた「ASKA CONCERT TOUR 12>>13 ROCKET」がついにBlu-ray化されちゃって観ちゃったもんだから。

ロケットにちなんで6月10日に投稿してみました。

item.rakuten.co.jp


観た結論から言うと、

マジでえぐえぐのえぐだった!!

総じて歌声もんのすごいじゃんよーコレ!

歌声だけで言ったら今まで観たライブ作品の中で1番くらいに好きかも。

ガチで鳥肌立ったほど奇跡的な倍音ビリビリの超絶ボイス。ココだ!という気持ちよさにチューニングに合いすぎてて脳溶けるわ!ってか溶けた。そんで好きというこの気持ちだけで何か出来そうにないことが出来そうな気してきたのでとりあえず音源も購入して聴きまくって勢いでこれ書いてる。(最近こんなことでもないとブログ書く気力無しなもんで)

 

このツアーが行われていた頃はまだASKAファンではなかったので、もちろんこのライブの詳しいことは何も知らなかったけれど、ファンになってから唯一聴くことのできたライブ音源の『木綿のハンカチーフ』に心を奪われ、しかも大好きな曲がこのツアーでのみ歌われてると知り、いつか音源だけでも再配信してくれたらと密かに強く願っていた。

権利の問題で2017年に一度はASKAさんがブログでお蔵入り宣言をした作品。

それが観られた聴けたことでこの世への未練解消されましたので成仏できます。

久々に夢中でドキドキしながら視聴できたことで、やっぱり大好きだって再確認できた。ずっと「好き」は変わらず過ごしてたつもりだったけど、こんなに好きだったわって思い出せました。

本当に本当に心から、お蔵入りさないでくれてありがとうだよ!

 

ここからは1曲ずつ初見で思ったことなどを雑多に書き連ねていきます。

※多少ネガティブなことも書いてあるので気にする方は読まない方がいいです。

f:id:oki_nikki:20210606175806j:image

 

01. UNI-VERSE

「繋がっている」のジェスチャー好き。サビの伸ばし終わりの余韻みたいな声好きなんだよなー。「そーうだーーぁぅん」みたいな。原曲のCDでもところどころこの余韻声が確認できますのでよかったらどうぞ。…どうぞ?

 

02. SCRAMBLE

最後のサビ前のブリッジ的な「新しい淵へのスクランブル」がCDと違って上のハモリパートに行くの好き。

正直メロディーと声先行で歌詞の内容がなかなか頭に入らないタイプなもので、この歌も改めてよく聴いたら曲の雰囲気に反してもの凄い暗い辛いこと歌ってんのねと今更。ASKAさん……。この時期がどんな状況だったのかはよく知らないけど(時期的にはアレな時だろうけど実際のところは本人しか知らないことだし)、声は絶好調だけど何となく表情は固くて体調良くないのかなぁとかはやっぱり勝手にちょっぴり感じてしまう。いや、今のあきらかに楽しんで歌ってる感じのASKAさんを知っているからそう感じるだけかもだけど。

 

03.朝をありがとう

♪うぉうきく息を吸い込んでっ(←これマネして歌うとちょっと元気出る。笑)

振り付けがあるんですね。でもすんません、初見でお客さんがマネするにはむず過ぎない?そしてごめん、私これやるのだいぶ照れくさいと思う。酔っぱらいながら友達とカラオケで2時間歌った後にノリでもう1時間延長した時なら出来る。今後のライブで始まっちゃったらどうしよ、出来るだろうか……。コロナ明けの満を持してのライブならそのくらいのテンションに持っていけるかなぁ。

しかしコーラスのお二人はニコニコで踊っている中「なーんだかーんだ」で少し大きめに揺れるだけのASKAなのであった。笑(まぁ踊られても動揺するけどねw)

 

04. Girl

サビの「あぁ」の部分好きなんだけど、このライブの声のあぁは特にツボ過ぎてたまらん。特に最初(1番のサビ)のあぁ推し。これまでのGirlのあぁを全部集めてどのあぁがいいか比較したいですねぇ。(え?キモ過ぎ?法には触れてないからセーフ?触れてる?)

 

05.歌の中には不自由がない

イントロのベースめちゃかっこいい!正直そんな好きってほどじゃない曲だったけど一気に気に入った。ライブで好きになる曲あるね。サビの「こーれまで」の声の突き抜け方がすこぶる気持ちいいから音源聴いてる時も来るぞくるぞー…キター!!って思いながら聴いてしまう。

この曲もそうだけどASKAさんがよくつま先でトントンとリズム刻みながら歌ってたり間奏でステップ踏んだりしてそれがカメラでズームになったりもするんだけど、なんかそれが猛烈に好きなんすよね。靴もピカピカでいつもかっこいいのよ。どこの靴履いてるんだろう。とても似合ってるしとんがり過ぎてなくて私好み。

 

06.birth

この歌もライブでさらに引き立つよな。特に2番以降の体の動かし方と表情が良い。2番のサビ終わり首傾げながら後ろに下がっていく姿、なんであんないちいちかっこつくんだろう。好きに決まってる。

 

07.Far Away

飛びかけた。歌い終わり「めちゃめちゃ良い声!」って10回くらい言っても気持ちおさまらず「ホント好きホント好き!」って連呼しまくってた。興奮で動悸かってくらい胸がキューキューして間違って血液が全部頭に上がってきてる感覚で昇天しかけたけどこれでしねたらいいねと思った。

最後の方のサビの高音は凄すぎて心配になるレベル。普通ならここで喉終わる。天(井)から(照明の)光がASKAさんだけを強く照らしていて神様降臨かなって思うくらい大感動した……後にミミズの話て。笑笑(このMCのオチでドヤッて手を振るの笑った)

 

08.はるかな国から

高音も心地よく出てて本人も歌ってて気持ちよかったんじゃないかな。それ考えると近年の喉の調子悪い時とか辛かろうな。まぁでも歳はとっていくわけでそのへんのことはいずれどうしても避けられないから無理せずキーを下げるなり声を張る歌は少なくするなりしてでも長く歌い続けていただけたら幸いです。

 

09. you & me

この曲でようやくコーラスのイケイケ姉ちゃんがまゆみっくすさんだと気づく。最近の落ち着いた雰囲気のふんわりとした綺麗な女性というイメージしかなかったのでプチ衝撃。ちょっと前に昔のギターのマッキーさんにもビビったけどそれ以来。今は藤田さんって感じだけど、この頃はまゆみっくす!って感じする。(歌と関係なくてごめんなさい)

 

10.はじまりはいつも雨

この時は原曲キーでバリバリ歌ってたんだな。だけど正直これはなぜだか最近のASKAさんの歌唱の方が不思議と沁みる。なんだろな。いや、全然歌声は素晴らしいのよ?うん、観る側の問題かな。

 

11.冬の夜

うわぁ……良い。デビューアルバムの曲をまたこんな形で弾き語りで聴けるなんて。私でも泣けてくるのに長いファンのひとなんて感情も視界もぐちゃぐちゃになってしまわない?この歌またライブで歌ってくれないかなぁ。今のASKAさんでもより深い味が出て良さそう。

 

12.水ゆるく流れ

ライブで歌ったのがちょっと意外。そしてマイクを両手で持ってマイクスタンドの横に立って歌うという珍しい?スタイル。色々貴重な気する。

 

13.けれど空は青

声凄。最後マイク遠。

 

14. Kicks Street

なんか知らん歌はじまったけどかっこいいな……からの!

演出もなんもやたらめったら好き。

「背中の(バン!)足音に(バン!)」のトコとか本当ツボ抑えてくるねー!こういうの大好きです、わかってらっしゃる!

鼻血出そうなほどカッコいいし、もはやミュージカルですね。歌唱とかそういうの超えてシーンなのよ、物語なのよ。こんなにマイクスタンドを自然に持ち歩く人あともう永ちゃんくらいじゃない?知らんけど。

思ったけど全編音楽ASKAプロデュースのミュージカルやってほしい見たい。でもこんな歌歌いこなせるのASKAさんしかいないか。となるとーー?!いやぁははは笑(?)

 

15. LOVE SONG

Kicks StreetからのLOVE SONGってどうなってんのこの人の音楽性。(褒め言葉)

 

16. L&R

この歌やっぱ好きだな。どうしようもなく愛を感じるのよ。まだこの気持ちあるのかな。いや、ASKAさんにはあるはず。

 

17. バーガーショップで逢いましょう

IDツアーで見せるこの歌での可愛さったらね!もう無敵なんですよね!

だからね、もっともっとノリノリで自由に歌ってくれてたら目にも楽しかったなぁとかまぁそのへんのことちょい欲張って考えちゃうよね。ちょっとね。ただ声は異常なほど出てる。出すぎててちょっと引いた。笑笑

きっと今のASKAさんならニコニコで再び可愛さ満点に歌えると思うのですがいかがでしょうか?

 

18. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て

この歌って本当ASKAさん以外無理だよね。それもこんなライブ後半で。あーこのライブ行けた人羨ましいなー。でももしこの頃から好きだったらこの後の出来事をどう受け止めてたのか、今も素直に応援できてたのかってたまに考えるんだよね。

 

19. 僕の来た道

この歌はファンが選ぶベストアルバム企画で選んだほど好き。多分ずっとゆるぎなく10曲のうちに入り続けそうなほど好き。この曲がロケットツアー商品化切望の理由の一つだった。

本当に良かった。思った以上に素晴らしくて胸がつまった。特にサビは全身に響いてくる。歌う姿も解き放たれたような明るさがあってこのライブで1番好き。

「たたーかーうことがー」でパンチする動作とかこの曲は特に歌う姿が楽しげに見えることがうれしい。

 

20. いろんな人が歌ってきたように

ガンガンに高いキーで歌った後の低音のありがとうは反則。

 

21. 木綿のハンカチーフ

これを数年前に聴いてロケットツアーは絶対に好きになると確信していた。アレンジ含めこの曲のカバーで間違いなく最高作。

 

22. 同じ時代を

この歌に限ったことでもないけど、後奏とかにCDでは無かったメロディーを歌うのとても好き。スキャットっていうの?アドリブなのか事前に決めて練習してるのかわかんないけど、ASKAさんはとてもナチュラルでいて高度なアレンジだったりもして素敵。こういうのは本当に歌が上手い人しかできないイメージだけど、自分で作曲してる人かどうかもたぶん関係してるんだろうな。

この歌はもっとたくさんの人に評価されて良いはず。こんなにいい曲なのにシングルカットもせず一般認知度が低いのは勿体ない。いつか音楽祭とかフェスで歌ってるのを聴きたいなぁ。(ファン以外の色んな世代に聴かせたい欲。うちの推し自慢。って偉そうにすみません。あと他に言葉選ぶの面倒で推しって使うけどしっくりはきてない。そもそも推すとかそういう次元じゃなくてなんていうのかどうにも惹きつけられてしまうとでもいうか、「おす」より「ひく」なので「惹き(ひき)」って感じなんですよね。・・・いや語呂悪いな。そんで完全に今思いついたこと適当に書いてる)

 

--

下に貼ったYouTubeASKAさん制作の長い告知動画はネタバレが嫌で本編観終えてから観ました。結構私が挙げた好きなシーンがピックアップされてて出先で気軽にASKAチャージしたい時に便利そう。

ところで告知動画でも観られるけどエンディング流れてる歌詞なしの歌って未発表曲?Nowっぽいロック感強めの曲、確実に好みだけども。あえて告知動画にも入れてるってことは何かあるのかしら??


www.youtube.com

 

 

頑張って書こうとしてるうちに気力が落ちてきてところどころコレ何の感想?って内容になってしまいました。まぁいつものことか。

近頃はコロナも相まって気が緩むと沈んでいくから色んなものに少しずつすがりながら生きてる中で、こうやって楽しめるものが好きな人がいるのは本当に支えになります。

6月6日の明治神宮コンサートも中止になっちゃってとても残念だけど、今月23日に配信ライブをやってくれるのでそれを楽しみにまた少しずつ毎日を頑張っていきたいです。

 

そしていつか生歌でASKAさんに「君はとても頑張ったと思う 僕はとても耐えたと思う*1」と言ってほしい。大勢の中で大変だったよねって笑いあいたいな。

 

↓23日のチケットは早速買いました!

意味深なタイトルにはなにか特別な理由があるらしい。

なんだろう……ドキドキ。

www.fellows.tokyo

 

*1:僕の来た道』の歌詞

風舞と…

ついに、やっと、チャゲ&飛鳥のオリジナルアルバム第一作目となる『風舞』を聴きました。

これだけチャゲアスチャゲアス言っといて1stアルバムを聴いたことがない、ということが自分でもずっと引っかかっていたのでやっと少しだけスッキリした気持ちです。

といっても80年代のアルバムであといくつか未視聴の作品があるのですが来年にはようやくコンプリートとなるでしょう。嬉しいような寂しいような。

でも映像作品のほうはDVD化しているものでも半分以上未見なのでまだ当分「はじめて」の楽しみは尽きないのですがね。

 

レコードのリリースは1980年なので今から40年前…というと改めてすごいな。

中古や配信ではなく、高音質リマスタリングされて2009年にリリースされた紙ジャケット仕様のCDを買いました。

これです↓↓ 

風舞【初回生産限定】(紙ジャケット仕様)

風舞【初回生産限定】(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:CHAGE and ASKA
  • 発売日: 2009/08/26
  • メディア: CD
 

このシリーズはCDがレコードみたいなデザインになっていてなかなか可愛いんですよね。あと紙ジャケットだから収納のスペース取らないのがいい。大体普通のプラケースの半分の幅だから助かります。

欠点といえば作詞などの表記が「飛鳥涼」ではなく「ASKA」になっているところですかね。その辺昔のままにしておいてほしいファンも多いと思うのだけど、どうにもできなかったのだろうか。人によっては本当にどうでもいいことだろうけどさ。

 

以下、『風舞』を初めて聴いた際の雑味あふれる感想です。

(今回はチャゲ、飛鳥、と呼びますのでご了承ください)

 

1.追想

インスト?!デビュー作1曲目インスト??!マジ?そんなことある??

そんで作曲チャゲでも飛鳥でもないんかい。瀬尾一三さんの作品すぎないかしら。まぁ2曲目へ繋がる感じは格好良いのでいいか。インパクトはある。

 

2.私の愛した人

めーっちゃくちゃ好き。飛鳥の声聞いた瞬間、本当に胸がギュッとした。そしてサビでチャゲが入ってきて震えた。なんなんだこの人たちは…デビューアルバムでこんな格好良いのかよ!もし私が2人と同世代くらいでリアルタイムにこれを聴いてたらその後の人生チャゲ&飛鳥に捧げ続けてたかもしれない。好きすぎて涙出てきて自分でもまた泣いてるよと思ったら笑えてきて、泣き笑いしながら聴くという世にも気持ち悪い状態に陥った。ただ間奏のテンポ変わるとこはあんまり好きじゃないや。笑

ライブで歌ってるとこ見たいなーと思ったら田園コロシアムでのライブ音源があるのね!まだコレも聴いたことないアルバムだから楽しみ楽しみー!

 

3.夢から夢へ

アルバム『熱い想い』にインストが入っていてそちらを先に聴いていたため「あの曲に歌詞ついたんだ」みたいな気持ちに。(どんな順番で聴いてんだって話だけど)

サビのハーモニー好き。……最近気づいたけど私のこの気持ちを表す語彙が少ない。この愛おしさを何と表現していいのだろう。「言葉は心を超えない」*1だねぇ。

この曲って古いドラマの劇中歌ぽい。実際インストが映画で使われているんだろうけど、もっと『北の国から』みたいな田舎育ちの少年の青春とかなんやらのドラマで流れてほしいのですよ。吉岡秀隆のバックで流れてほしいのですよ。

 

4.ひとり咲き

いやもうこれは子供の頃から1万回くらい聴いたけど、この流れで聴いたらイントロでキターー!って思ってワクワクしたから不思議。このCDは高音質が売りなだけあって歌声がクリアな気がするな。とりあえず『SUPER BEST BOX』のものと『VERY BEST ROLL OVER 20TH』のものとで軽く聴き比べたら、飛鳥の声がかすかな息継ぎまで一番ハッキリ聴こえたのが今回のCDだった。演奏とのバランスとかどれが良いとかは知らん。『SUPER BEST BOX』のはエコー強めだからそれとの差ははっきりしてるかな。

それで思い出したけど、数年前にASKAさんがハイレゾを推しまくってた時に気になって電気屋ハイレゾのイヤホン試そうと店員さんに話聞いたら「正直、そんな変わんないですよ。歌手の息づかいまで聴きたいなら別ですけど」って言われて「そんなもんかぁ」と思って帰ってきたことあったけど「いやそれほしいですが?!」と思う程度には成長しました(?)。あの店員売る気ないなと思ってたけど本気度合いを試されていたのかもしれない。あ、最新のハイレゾイヤホンがどんなもんかは知りません。

 

5.風舞

4曲目から5曲目へ風が舞って入るの良いね。しかし演歌フォークとか言われてた理由ってこの曲の「つづみ」のせいじゃない?!と思うほどつづみの主張が強い。つづみといえば『天城越え』だしどうしたって演歌感でる。

ASKAさんは先日のラジオで『風舞』というタイトルはサイモン&ガーファンクルの『スカボロー・フェア』がイメージ元だと話していて、どことなく曲自体もイントロなんかが似た雰囲気があるから少しは影響あるんだろうなと思って心地よく聴いてたけど、つづみがさぁ。メロディーは好き。ランララーのとこ好き。でもつづみがさぁ。あと鞭を打つみたいな音もなんなのでしょうか。馬に乗っている設定ですか?コッキーポップで歌ってる映像見たらつづみも鞭もなくてこっちが良いな。インパクト狙いでしょうか。素人がやかましいですよね、すみません。

余談ですがそのコッキーポップは歌終わってからの2人のトークが本当可愛い。(下手にここで紹介したことで消えてしまうことを恐れてリンクは貼れませんがググればすぐ出ます)

飛鳥「なんか、おれたち、チャゲ&飛鳥やって感じがするね」

チャゲ「ねぇ、よかったよー」

え、どういう感じ?笑 

2人しかわからない感覚、九州弁、可愛いよー!

あぁ……なんか…なんだろう…40年後…かぁ……。(遠い目)

 

6.御意見無用

これも『熱い想い』の中の『御意見無用'82』として聴いたことあったので、順序は逆になってしまった。個人的には'82バージョンの方勢いがパワーアップしててより好きだな。

切なく物悲しい雰囲気で恋が終わりまくってるアルバムの中で唯一カラッとしてるから良い存在感。でもこれも結局なんかあって旅に出ようとしてる。

 

7.夏は過ぎて

「初期」って感じ。調べたらチャゲポプコンでグランプリ取った曲なのか。じゃあ何で飛鳥がメインで歌ってんだろ?昔のチャゲアスは時折こういうチャゲが作ったんならチャゲにメインで歌わせてあげなよっていうのあるなぁ。もちろん飛鳥が悪いんじゃ無いのは当然な話ですよ。

この曲と『御意見無用'82』は2004年の熱風ライブで歌っているのか。

勝手な自分縛りで熱風ライブは初期から一通り曲を把握してから観ると決めているので、また一歩熱風ライブに近づけた気がしている。

 

8.冬の夜

最初のサビの「愛が冷えた」の「た」の優しい低音が好きなんだけど、2度目と3度目の「冷えた」がどれも歌い方が変わるんですよね。何気にこれはすごいと思うんだよな。 ASKAさんの真似をすると歌い方の勉強になると常々思うけど、初期からもうこんなだもん。本人は頑なに歌が上手いと認めないけど本当に歌が上手い!

そしてROCKETツアーでこの曲歌ったって本当?!めちゃ聴きたい。ROCKETツアーはまもなくリリースされるとか言う話もありますねぇ。ドキドキ……。

 

あとは、私もずっと大好きな『流恋情歌』チャゲの代表曲『終章(エピローグ)』なのでこれがデビューアルバムって満足感ある!!

CDになってから『あとまわし』『冬に置きざり』がボーナス・トラックになったらしく、『あとまわし』はギター抱えてアマチュアライブで歌ってる若い2人の姿が想像できてニヤニヤしちゃうし、『冬に置きざり』の「夢を追いかけて 都へとのぼる」という歌詞にジーンとしてしまう。

 

全体としてはチャゲと飛鳥の魅力は存分に感じられて、これから絶対人気出るぞ!って思わされる仕上がりだけど、それに加えてなんだかこのアルバムに携わった人達の気合すら感じた。そもそもチャゲ&飛鳥&瀬尾だよね、このアルバム。何にせよ、もし万が一この1作でチャゲアスが終わっていたとしてもこの作品は伝説になっていたはず。

飛鳥の書く歌詞は後のインタビューでも本人が話してる通りこの頃はまだ自分の言葉というより狙った言葉で書いてる(と本人以外が表現すると語弊があるかな。嫌な印象は持たないけど1つのイメージを固めてそこから言葉を選んでるような)感じはやはりするんだけど、そんな世界観も含めてこの頃のテイストもチャゲアスの中のジャンルとしてとても好きだ。でもこのままのチャゲ&飛鳥に留まらなかったからずっと愛され続けて今もこれからも新しくファンになる人がいるんだろうな。私が子供の頃に聴いていて大人になってから再び出会ってこんなにどハマりしたのも、その時代ごとの変化と豊富なバリエーションによるところもかなり大きいと思っている。

その原点といえるこの『風舞』はただのデビューアルバムというよりも「2人の福岡から出てきた青年の大いなる旅の始まり」を映画のごとく演出されたように感じて、それは勝手なファン心理かもしれないけど、デビュー当時の2人や周りのたくさんの仲間たちの熱い想いそしてその後へと、様々な思いを巡らせてしまう。

あぁチャゲ&飛鳥よ、君たちは40年後も最高だぜ。

 

 

 

--

と、ここから風舞とは関係なく、明瞭とさせないまま今の気持ちを吐き出しておきたいので嫌な方はここまででお願いします。(いつか消すかもしれない)

最近の事についてはなんともコメントはできないけれど「望んだ方向へ進みますように」とそれだけ願っときます。究極の気持ちは元気で生きてくれてるならそれでいいんです。ただこれからも歌う姿をたくさん見たいし、少しでも健康に長生きしてほしいです。だから、ほどほどにしてちゃんとベッドで寝てくださいね。「今の僕にはない答えなんだろう何かだろう」*2と思って、対応(笑)は積極的なファンの方にお任せします。不安なファン(不意のダジャレ感)の方は「見たくないものは見ない」しかないと思うなぁ。止めてください!なんて無理無理、だってASKAさんですよ、止められると燃えるタイプですから。それに安定を求めてない人なんだから、ファンだって良くも悪くも安定できるわけないじゃないですか!なんてね。(だけど暴走したら「no no darlin'」って言ってね!みたいなことを昔ライブで言ってましたがその呪文を唱えたらどうなるんでしょうか)

ASKAさんには本当に色んな面があって尊敬できる所はたくさんあるし魅力的だと思うけど、その全てを好き!などと私は言えません。だけど親兄弟パートナー友達、誰に対してだってそんなもんだろうと思うし、別にそれはそれとして自分の中に間違いなく好きな気持ちは持て余すほどあるので、これからも応援していきます。時に付かず離れずになるのは私自身の問題です。すみません、いつでも全力でサポートできるファンじゃないです。それでもそっと見守りつつ最後には味方でいたいです。もちろんCDは買うしライブに行くしファンクラブも更新します。…あれ?十分なのでは?という気がしてきました。笑

あーだこーだ言ってても私の中では1番ファンで、めちゃくちゃ好きなんです。だからこそある程度距離は保ちたい。 「愛する人を愛したいだけ愛せる日まで愛してみる」*3という気持ちでいます。

ともあれ、私は何があろうとずっとミュージシャンASKAのファンでいるつもりですからね。そこは変わらないし変われないし変わりたくないな。

 

 

*1:CHAGE and ASKA 『SAY YES 』の歌詞

*2: CHAGE and ASKA 『not at all』の歌詞

*3: CHAGE and ASKA 『鏡が映したふたりでも 』の歌詞

ASKAのVRじゃない2020を観た

10月11日にASKAの新曲MV撮影風景を生配信したASKA VR 2020』に関する感想です。

f:id:oki_nikki:20201018193710j:plain

今回のウリは何と言ってもVRで観られるということ!

だったのですが、、、。

私の古いスマホではVRが観られそうにないことがわかり、確実に観られるVRじゃない通常配信で楽しむことにしました。ちょっと残念でしたがVRよりも映像は鮮明だというのでそれもいいでしょう。

 

数日前まで台風が日本に接近していてロケ地の北海道は大丈夫か心配してましたが、台風は信じられないくらい北海道を大きく逸れて(Uターンして逃げてった位の進路)無事に生配信の日を迎えました。さすが晴れ男。(ちなみに翌日は大雨だったらしい)

 

そして迎えた10月11日日曜日。14時開始だったのが待機中に画面の表示が14時05分開始に変わっていてこのまま少しずつ延び延びで始まらなかったらどうしようかと。なにせASKAさんが名付けた今回の裏タイトルは「どうなるのかわからない-VRによる一般参加型MV撮影」ですからね。

しかし、その時間になったら急に始まりました。よかった!

 

映し出される支笏湖(しこつこ)の風景。打ち寄せる波の音に癒される。

今回で初めて支笏湖を知りましたが、すっごく素敵なところですね。

f:id:oki_nikki:20201018175039j:plain

支笏湖(MVの画像ではありません)

 

調べたら『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』のロケ地でもありました。この映画は観たことあるけど支笏湖のシーンは覚えてないのでいつか確認してみよう。

そういやASKAさんも寅さん好きなんだっけ。しかもこの『翔んでる寅次郎』は1979年8月公開ですよ!ASKAさんのデビュー年で同じ月!なんだか妙な縁だなぁ。

ぜひ一度訪れてみたい。いや、行く!

 

美しい風景を眺めながら聴くASKAさんによる散文詩の朗読。

幸せなこともあれば 幸せではないこともある

という言葉が、当たり前のことなんだけどその語り方も相まってとてもグッと来てしまいさっそく涙が。いつも私が弱っている絶妙な時にASKAさんは言葉をくれる。

でも基本は終始ニヤニヤで

目に映るものもあれば

のなまり方とか

気持ちだからネ

の「ネ」とか

僕は それを 歌にする

とかもう、好きだわー。

 

1曲目『自分じゃないか』※以下太文字は生配信の様子。

椅子に座っているASKA。手を揉みながらまぶしそうな顔で遠くを見ながら歌いだす。

好きな表情きましたよ!

ちょっとだけ痩せた?またボクサーみたいな痩せ方したのかしら。よくないですよ!あ、でも前日に高カロリーなカメパン食べてたくらいだからすぐ戻…。

林の中の木の枝を引っぱる?ぶら下がる?ような動作をしたり倒木に登ったりするASKA

こういう動きって誰が考えるんだろう。ご自身?木が折れないか落ちないか、いちいちドキッとしてしまう。生配信だしね、何が起きるかわからない。ASKAさんノッてくると無茶しそうだし。笑

それにしても撮影してるそのままが流れているので撮影スタッフの方がたくさん映り込む、それが妙にいいのですよ。なんだろうこの感情は、現場萌えかなぁ(そんな言葉あるのか?)と思ったけど、考えてみるとASKAさんがたくさんの方に支えられながら作品を作り上げていることがうれしいというか感動というかよかったなぁというか。うーん、やっぱり言葉にならない。

でもこれ機材とか映り込みまくってるけどどう編集されるんだろう。(え?今更だけどこっから編集されてMVになるってことでいいんですよね…?)

これからプロのお仕事で完成版が見られると思うと楽しみ!!

 

1曲目が終わり壮大な山の風景。特徴的な火山ドームの山は「樽前山」ですかね?ここも登ってみたいなぁ。

そして2つ目の散文詩朗読。

大きな幸せってどれって言えないもんさ

の「どれ??」みたいな言い方…言い方よ!うーーっ!

僕のwonderful worldでしょ?

あーーもーー!

 

2曲目『僕のwonderful world』※以下太文字は生配信の様子。

1曲目は黒いスーツの上下で上のジャケットは普通の丈だったけど、2曲目からは長めのジャケットになった。これテレ東音楽祭の時と同じやつかな?

湖畔をゆっくりと歩くASKA。バイオリンを奏でる女性と「ASKA」というプレートのついたピアノを演奏する男性のもとに近づいていき、微笑みながらピアノの傍で歌う。

この時の優しい顔ったら。配信後にピアノを弾かれていた本山禎朗さんが「感無量」という内容でASKAさんとバイオリンの田島理恵さんと3ショットで撮った写真をツイッターに投稿してらして、本山さんはとても良い表情をしてました。そりゃもうあんな顔で見つめられたら惚れたよね。(決めつけ)

話は変わって「♪ぼーくのwonderful world~」のところでもドローンが鳥のように横切るけど、今回の撮影はドローン大活躍だった。誰かが操縦してるんだろうけど意思を持って飛び回ってるみたいに見えて可愛かった。

 

2曲目が終わり美しい湖の中の映像。本当に綺麗。水中花って初めて見た。梅花藻(ばいかも)っていうんですね。

しかしASKAさんが事前に支笏湖は「死骨湖」と呼ばれてたとかいうオカルト話するから骨が映り込まないかドキドキしてしまった。笑

そして3つ目の散文詩朗読。

どーでもよくなる

って言い方。なんだかあっけらかんとしてて良いな。どうでもいいことでウジウジ悩んでるときにマネして口にしてみよう。

 

 

3曲目『幸せの黄色い風船』※以下太文字は生配信の様子。

 

今回の撮影には53人のスタッフが関わっているらしく、その大所帯になった理由の1つには2曲目から見切れていたイカダが関わっているようですね。

 

イカダについてのブログ↓

www.fellows.tokyo

 

ずっとアレなんだろう、あそこから撮影するのかな?と思ってたら、まさか3曲目であの上に乗って歌うとは!

撮影がまた延期だなんだって話が浮上してた時に冬にずれ込むと寒くて駄目みたいな話だったけど、ASKAさんがあの衣装じゃ寒いっていう以上に水中のダイバーさんや腰まで湖に浸かってる状態のスタッフさんたちの命の問題だったわ。これ以上寒くなる前に決行できて良かった。でももう北海道はそこそこ寒いんだろうな。お疲れ様です。

 

この曲はニコニコでウロウロと動きまくってたので落ちやしないか少しハラハラしました。笑

「♪奪われーて」「♪心ーが」で肩をすくめて片腕を上げるASKA

こういうASKAさんならではの動きがこの曲ではたくさんあって凄くたまらんのですよ。なんだろうか、好きなんですよね本当に。好きなんですよね。(2度言う)

「♪ねぇっ君ーは」の「ねぇっ」で首をかしげるASKA

ははは。笑 まいったね、こりゃ。笑

「♪一斉のせっいーで」で空を見上げ笑顔になるASKA

超曇天なのに私には青空と解き放たれた黄色い風船が見えましたよ、ええ。

ほんで、あれですよね、ちょいちょい後ろのカメラに顔近づけてたからVRの方はドアップだったりしたんですよねきっと。あぁVR......ここへ来てVRへの強い羨望。

大サビ終わりの間奏で右手の人差し指と中指を口に当てて指笛を吹くような仕草をするASKA

え?このブーブーした音って指笛なの?本当には吹いてないよね?本当に吹いてる??真相はわからないけど指笛って発想がなかったから驚いた。

それでこの後なのかな?どうやらマイク落としたらしくブログにもそのこと書いてあるんだけど通常版でも映ってた?生で見た記憶は無くてアーカイブでも映ってないのよね。VRではアーカイブでも見られるらしく…見たかったな。……VR.....か。

いやいや、ちょっと一旦落ちつこう。マイク落としたとこ見たくてVR買うって理由がどうかしてる。笑

最後のサビ「♪一斉のせっいーで」でカメラに向かい片目をつぶる様な表情をするASKA

え?い、今ウィンクしました?え?ウィンクですか?しましたよね?私たちをどうする気ですか?なんだろかなんなんだろか。え?どうする?なにが?(プチパニック)

 

とまぁ好きな曲がより一層好きになってしまい完成MVが観たすぎる一曲となりました。

ドローンの引きの映像でだいぶイカダが浸水してたからASKAさんの靴びしょびしょかもな。

 

最後の散文詩朗読。「山線鉄橋」の赤い橋が印象的でここも訪れたら確実に写真を撮るでしょうね。

この詩ではASKAさんの6種類の

ありがとう

が聴けました。私は4番目がレアで好きです。笑

私もASKAさんに「ありがとーーーーーーー!!!!!!!」

こんな気持ちです。

 

最後は撮り終えてホッとした感じのASKAさんが自然な笑顔でスタッフの皆さんと拍手しながら「ありがとー」と手を振ったり、途中ピアノを鳴らしたりして歩いていくシーンで終わっていきました。

スタッフの方の「打ち上げ会場」という言葉が聞こえてきて、ブログによるとバーベキューだったようです。楽しそう。

 

全部で20分ちょっとの時間だけど、あっという間だった。体感5分くらいだったから「えっ終わり?!」って思ったくらい。それだけ楽しかったって事なんだけども。生配信でこれだけの規模と内容ならこれくらいの時間でも大変なことなんだろうな。

 

さて、15日からアーカイブが見られるようになったので見てからこれを書いてますが、生配信の時に見た記憶のシーンがない気がするのでアーカイブは少し編集されての配信なんでしょうね。音のズレもなくなってるようだし。

でもそれよりさ、VR版はだいぶ見え方違うらしくてASKA(目線)になれるんだってさ。いいなぁASKAになりたいよ。

明日10/20からローチケのアーカイブチケット再販売が始まるようなので今のスマホVRを無理くり試してみるか、PCで観るとどうなるのか、あるいは……。

www.fellows.tokyo

 

とりあえずは通常版をしつこく見続けて、我慢できなかったらVR観られるか試してみますかね!

(だけどもうすぐハイグラのブルーレイ届いちゃうのよアワワワワ)