クルミを割ったことのない日々

思いついたことを好きなだけ

ASKA Wonderful worldの感想

2022年11月25日、ASKAのニューアルバム

「Wonderful world」

が発売されました!

 

タワレコ↓には今現在は在庫ありますが店によっては入荷待ちもありました

tower.jp

 

ハイレゾ聴ける環境をお持ちの方は配信もおすすめ

www.e-onkyo.com

 

前作から2年8か月も経ってたか……。

なんか、まるっと1年くらい記憶ないんだけど。苦笑

 

↓前作の大傑作アルバム『Breath of Bless』の感想

(こんなん読まんでいいからまだの方はいいから買って聴いてほしい)

oki-nikki.hatenablog.com

 

収録曲はこちら

「太陽と埃の中で」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 澤近泰輔
「自分じゃないか」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ ASKA
「笑って歩こうよ」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 松本晃彦/澤近泰輔
「どんな顔で笑えばいい」作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 鈴川真樹
「だからって」 作詞 ‒ ASKA松井五郎 作曲&編曲 ‒ ASKA
「僕のwonderful world」作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 澤近泰輔
「幸せの黄色い風船」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ ASKA
「それだけさ」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ ASKA
「PRIDE」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 澤近泰輔
プラネタリウム」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ ASKA
「君」作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 澤近泰輔
「誰の空」作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ ASKA
「I feel so good」 作詞&作曲 ‒ ASKA 編曲 ‒ 藤山祥太

www.fellows.tokyo

 

以下、聴いたばかりの率直な感想です。

アルバムに関してのASKAさんのインタビューなどはほぼ未確認状態で書いてます。

過去に感想書いていたものはそこから引用もします。

 

1.太陽と埃の中で

このブログで書いたことあったかわからないけど、どうせ誰も読んでないし覚えてないからさっそく自分語りする。※長いので飛ばしてOK(自分語り終わったらお知らせします)

私はASKAさんのファン歴で言ったらまだ5、6年くらいなんですが、チャゲアスとの出会いはこの曲のオリジナルがシングルリリースされた1991年ごろだったと思います。

そのころ私は7歳で、はじめて買ってもらったCDは『おどるポンポコリン』とかそんな感じの普通の子供。

親の影響で歌謡曲にも触れてはいましたが、自ら好んで聴くことはなかった幼い私に、ある日突然

「♫おーいかけーて おーいかけーてーもー」

という歌声が流れこんできました。

当時お昼のテレビのワイドショー番組*1のエンディングテーマになってたんですよね。

テレビを見るわけでもなくお絵描きでもしてたと思いますが、とっさにその歌声の聴こえるテレビ画面を見つめました。そこにもちろんチャゲアスの姿はありません。でも猛烈に気になるのです。この気持ちは何だろう。この歌が好き・・・なのか?

この時のことは不思議と情景として覚えていて、大人が聴くような歌を誰に教わるでもなく自分で見つけて、そして好きだと思える感覚が自分の中で新しくて、自慢したくなるほどうれしかったことを記憶しています。

その後仕事から帰ってきた母にさっそく「♫おーいかけーてー」って歌が良いんだよ!と伝え、この歌を歌っている人たちの『SUPER BEST』のカセットテープ買ってもらい毎日聴き……。

そのままファン歴30年!とかだったらよかったんですけどねぇ。

なぜそうならなかったかは過去に書いてるので以下略。

oki-nikki.hatenablog.com

※はい、ここまでで自分語り終了しました!

 

とまぁ、長くなりましたが、私にとってそんな特別思い入れのある曲なのです。

それを時を経てファンとして今のASKAさんの歌声で聴ける喜びったら。泣くでしょ。

この曲がアルバムに入ると知った時に、まず途中に入れることはないだろうから最初か最後だろうけどチャゲアスの『SEE YA』『STAMP』でも最後だし、ASKAさんならきっとここは最初にもってくるはず!と予想しました。

なんだかこういうの当たると少しうれしいよね。でもアルバム全体を聴くとここしか入れようがないかも。

静かなはじまりから、気持ちの沸き立つような力強さの中に華やかで澄んだストリングスの音色が絶妙に混ざり合う、澤近先生のアレンジがオープニングにぴったりで最高!

シンフォニックコンサートでも聴けてうれしかったけど、やはりこの曲はTVや横浜の合同ライブで披露されたようなバンド形式がとても合うと思った。来年のバンドライブでも絶対絶対聴きたい!本当に大好きな曲。何度聞いても嬉しくて泣きそうになる。

 

2.自分じゃないか

イントロからの重低音で刻まれるリズムが心地良く、そこからサビは気持ちよく振りかぶったバットによって打ち上げられたホームランボールを見上げるような爽快感。

絶対合うから野球中継のエンディングテーマに使っていいよ。(←誰だよ)

最初のサビからラストにかけてはもうスタンディングで手拍子か拳を振り上げるYAH YAH YAHスタイルで盛り上がるライブ会場しか浮かばないよね。

新曲第二弾じゃないか! - クルミを割ったことのない日々

と配信リリースしたとき書きましたが、来年のバンドライブでは歌うかなぁ?

このアルバムがそのままライブになったら最初の曲から立ったまま飛び跳ねるように腕振り上げっぱなしですでに体力ゲージ半分くらいになりそう。笑

この曲はMV撮影の生配信も観たから、聴くとその映像が浮かぶようになった。

あの最初に映った時のASKAさんの表情が大好きなので、思い出すとムフフ笑いをしてしまう。(キモッ)

 

3.笑って歩こうよ

我々の体力を察してくれたようでありがとう。(2曲目からの流れでまだ妄想ライブ会場にいます)

ASKAさんならこの曲前のオープニングMCで「ようこそだよ!(片手を上げてからお辞儀)うんうん、座ろうか」って言ってくれるだろうね。笑

 

シングルよりもすこーしASKAさんのハーモニーがクリアに聴こえるような気もしなくもないような……

アルバムのために全曲マスタリングし直したというので何かしら微調整されてると思うけど私レベルだとなんか違う……と思い込んでるだけでシングルバージョン聴かされても同じこと言いだしそう。でもアルバムの円を作るうえで~(わかったようなこと言いだしてボロがでる前にやめときます)

編曲は松本晃彦さんと澤近泰輔さんというアレンジャー神2人という力の入り方。だから一度だけではあまりにも違和感ないのですんなり流してしまったけど、実は細部までこだわって丁寧に作られてるのがわかってくる。でもしつこくない。このバランスが大事なんだとようやく最近わかってきた。(そんなレベルの人間の感想です、どうも)

ASKAニューシングルを聴いたら笑って歩いていた - クルミを割ったことのない日々

 


4.どんな顔で笑えばいい

アルバムで初リリースの新曲。

初めて聴いたのは9月11日の特番ラジオASKA Terminal Melody〜Platinum〜」で

その時の感想が

え、聴きました?すーーんごいかっこよくない?!!

声が左右交互に聴こえてきたり途中曲調が大きく変わったりするのも本当に好きなんだけど、なにより大好きなロックASKA!えっぐい!好きすぎる!!

だったのですが、この時の衝撃から改めて久々にちゃんと聴いたところ、

ま、じ、で、めっっっっっっっっちゃくちゃ好き!!!!

こればっかり繰り返し聴いたりしちゃう。大好き大好き大好き・・・・・・

ラジオで聴いた時、ずっとサビでなんて言ってるのかわかんなくて「動けないスプーン」?じゃないよねぇ?って思ってたら「動けないスプーン」だった!へぇぁ??!

ほら、時々ASKAさんてナパームぶち込んだりするじゃん?(物騒な言い方)*2

そういう私の知らない何かかと思ったけど、そのあとの歌詞とつながって意味は納得。こういう独特の表現も相まってASKAさんにしか作れない曲だよなぁ(感動)。

この曲は確実に力が入っているしASKAさん自身も以前ブログで出来に満足してる様子だったけど、こんな曲1曲作ったら私なら一生これ一本を看板に掲げて限界までこすり倒して生きていくよ。

「ぉぅどんなぁぁかおで笑えばいい~ぃぁ」

っていう小さい母音がくっついてる歌い方がホントにものすごくたまらなく好きだし

「どーうにーもーどうにもー」

の所も理由はわからないけどツボ!

って、うーん……誰か、誰かわたしに確かな分析力と豊かな語彙力をください!泣

もっと賢く正確にこの気持ち表現したいよ……。

でもいいや!好きだぁーーーぁぁぁ゛!!ゲホゲホッ!むせるほど好きぃー……

 

5.だからって

えー気を取り直しまして。

こちらは私にとって完全に初めての新曲。

新曲はできるだけアルバムで聴きたかったので、直近の新曲が流れたラジオは録音だけしておいてお預けにしておいたのです。

とはいえ、原曲となるオケはこの↓動画で聴いていたものだった。


www.youtube.com

この時のメロディーもとても素敵だったけど、完成したメロディーは別物でもこれしかありえないと思えるような仕上がりだったから、やはりプロはすごいとしか言えない。

謡曲のようでもあり洋楽のようにも感じる。ASKAさんのルーツが映画音楽にあることがわかるような、インストにしたとしてもメロディアスでドラマチックで、それだけで泣けてしまいそうなほど美しく流れていくメロディー。

それに重なる歌詞は久しぶりの松井五郎さんとの共作で、1番と2番の対比が「だからって」という言葉を異なる印象にする。1人の人間の生きるために強くあろうとする部分と挫けそうな弱音の部分。1番はASKAさん、2番は松井さんが主に書いたようだけど、どちらもきっとASKAさんであり私でもあり人間誰もそうなんだろうと思わせてくれる。普段歌詞が頭に入りづらい私でもこの歌詞ははじめから心にすっとなじんで、救われるような気持ちになれた。

この曲はアルバムの中でもかなり気に入っている。これからも大切に聴いていきたい曲。

 

6.僕のwonderful world

何気ない日常が素晴らしい世界だと感じられる歌詞には、今が突然に大変な世の中へと変わってしまったようにまた明るい未来へと変われるよ、というメッセージも含まれているように思う。

あぁ、ある日目が覚めたら元の世界に戻っていたら良いのに。 

新曲第三弾の素晴らしき世界 - クルミを割ったことのない日々

この曲が配信リリースされたときはこんな感想だったけど、あれから2年たっても進んでいるのか止まっているのかよくわからない世界。

でもここまでよく耐えてきたよなぁとは思う。

この曲のタイトルにもある「wonderful world」がアルバムタイトルになっているのはASKAさんの願いや祈りや希望、それらを含む優しさだと感じる。

モノクロのアルバムジャケットは特殊加工により見る角度によって虹色の光が差し込まれる。

ASKAさんの歌は私の人生においての虹色の光だなって思っています。


7.幸せの黄色い風船

(あぁ、ASKAさんと同じ時代を生きてるんだな、同じように辛くなったり自分を鼓舞したり明るい世界を夢見たりしてるんだな)

って思えて、励まされるというか一緒に乗り越えようね、また絶対一緒に笑おうねって未来へ前向きな気持ちになれる。

そういう気持ちって自分で意識的に作り出す以外なかなかできない中で、こうやって大好きなミュージシャンをリアルタイムで感じられて考えを共有してもらえてることって、めっちゃくちゃありがたい。だから生きていけてるよ、大げさでなく。

幸せな新曲第一弾! - クルミを割ったことのない日々

という、配信リリース時の気持ちは今も変わっていません。

でも一方で特に最近のASKAさんのことでモヤモヤすることもあるのも正直なところ。

なんつーか……いいや、ここで書くことでもない。けど、もういいからとりあえず夜は寝ようか!そんで朝がくりゃおはようだ!(急にどした)

すみません、色々振り返ってたらなんか思い出しちゃって。苦笑

話をアルバムに戻そう。

この曲は相変わらず大好き。でも歌詞は今までのASKAぽくないっちゃない。少なくとも40代くらいのASKAさんはこの思想があってもこの歌にはならなかったように思う。歌詞だけでいうと可愛すぎるというか、みんなのうたでも流せそうな「WAになっておどろう」的な路線に近い。でもそれが違和感なく媚びてる風でもないのは、ASKAさんの根っこからにじみ出るある種奇跡的なほどのピュアさとこれを歌いこなす歌の上手さがちょうどよくポップスに変換してくれてるのかなぁ……みたいに考えたけど、ただ可愛いASKAが好きなだけかも。ライブでやってた風船を解き放つ手のポーズ好き。


8.それだけさ

まだアルバムは3回くらいしか聴けてないのだけど、この曲は音楽を聴いてないときに頭の中で流れることが多い。そういう時いつもはある部分だけ頭の中で繰り返されることが多いけど、この曲はAメロもBメロもサビも断片的に流れる。それほどどこを切り取っても特徴的で耳に残ったということなんだと思う。これぞASKA転調!って感じ。

しかしこの曲、オケというの?インスト状態のものをどこかで聴いたような気がするんだけど何だろう。Aメロの「人並みに敏感」のあとのドラムとベースに覚えがあるような。なぜならここがとても好きでその時もいいな!と思った記憶があるようなないような。コンサート会場で流れてたことあったかなぁ?うーむ??という雲を掴むような話。笑

あ、でもこの印象的なドラムが菅沼さんの演奏なのは何だか嬉しいな。

1番の「ピアノの」の歌い方好き。BメロでASKAさんの声が重なるところめちゃくちゃ好き。そこからの予想できないサビへの展開が本当大好き。この曲初めて聴いた時、次々と好きが押し寄せるから笑っちゃった。アレンジもASKAさんぽくていいよねぇ。

歌詞カードだと2番に「(水平)線」って歌ってない言葉が(かっこ)書きしてあるけど、こういうのASKAさんでは珍しいですよね?たぶん。

 

9.PRIDE

この曲は映像では何度も観てるし参戦したライブなどでも聴いているので正直新鮮な感動はないけど、日常でふと口ずさんでしまうとこの歌の偉大さと難しさに気づかされることある。

改めて名曲だし、この新たな澤近先生アレンジも今のASKAさんの歌声と合わさってより揺るぎないPRIDEという重厚感がでてる。


10.プラネタリウム

「君が好きだよ」のところを聴くたびにニヤけてしまう。好きだよの歌い方、笑って歩くどころか走りだしそうなほど好きだよ。地味に「焼きもちを」の歌い方もキュンとさせられるし「君のそばにいたい」のところとかもあーコレコレ待ってましたという感じ。これ聴きながら歩いてる時も気づいたら笑っていた。こういう時だけマスクありがてぇ。

ASKAニューシングルを聴いたら笑って歩いていた - クルミを割ったことのない日々

この歌ほんと可愛い。好きだわぁ。

ライブで歌ってほしい!「君が好きだよ」って歌った瞬間、ニマァって絶対笑ってしまうけど許して。想像しただけですでに笑っているのでこれは不可避。

 

11.君

ちょっと!テレビ掃除してる「君」って誰よ!

うそうそwでもちょっぴりふわっと嫉妬した人、手を挙げて!(´・ω・)(・ω・`)ネー

ASKAさんの歌詞で「幼子」ってよく出てくる印象。

思いつくだけで「クルミを割れた日」「Love is alive」・・・・・・

ごめん、あんまないわ。笑

最近もあった気がするけど気のせいかな。

誰か調べたら連絡ください。(どこへ)

この曲イントロからだいぶ澤近先生頑張ってるよね。おしゃれなキラキラアレンジだけどどこか懐かしさも感じる。アレンジで良さ増し増し曲。

 

12.誰の空

かっこいいしこれは泣ける。ライブで是非是非聴きたい!って、そればっか言ってるな。

でもこれはライブのクライマックス曲でしょ、完全に。このアルバム自体ライブっぽいから余計にステージの景色が浮かんでしまうよ。

盛り上がりが凄まじい。気迫、集大成、極み。言葉が見つからないけどこれがASKAだ!って感じる。

こんな曲聴いてしまうとやっぱり絶対的にASKAさんのファンをやめられなくなってしまうな。いやはや。

ASKAさんが「歌う」ことを歌うのがとても好きなんだけどわかってもらえるだろうか。なんでかはわからないけど。

これも大好き。本当にASKAさんありがとう……聴きながら書いてて泣けてきた。


13.I feel so good

この曲、もちろんPRIDEのシングルリリースしたときにカップリングとして聴いてました。しかし、正直全然ピンとこなかったんです。

楽しみにしていたのにそんなに好みじゃないなと思ってしまって何だかショックで、ブログに感想も書かずじまい。(感想書いてない=好みじゃないってことではないです)

まぁASKAだったら何でも良いと思っているわけではないし、そういうこともあるよねって思うようにしつつも、この曲を聴くことを避けて過ごしてました。

そんな曲がアルバムのラスト。「誰の空」で大感動して気持ちは最高潮。

大丈夫かなという多少の心配を抱きつつ、久々にアルバムの流れできちんと聴いた。

え、すんごい良いんだけど??!!なんで???なんか変わった???

いや、改めてカップリングの方聴きなおしたけど大差ない。リマスタリングされているとはいえアレンジが変わっているわけじゃないし。

なぜかわからないけど新曲聴いたくらい新鮮に感動した。アルバムの流れでライブのラストのように全身が高鳴るような気分。こんなにいい曲だったんだ。アルバムの流れで聴けたのがよかったのかな。そういう曲ってあるよね。不思議。

この曲への苦手な気持ちが払拭出来たのが嬉しい。むしろとても好きになった。

でもそっか、2021年は私がふさいでて、いろんなことに興味が薄れていた。チャゲアスのライブ映像なんて1回も観てなかったし、年明けのASKAさんのライブへも行くか悩んでたくらいだった。心に余裕がないと素直に受け止められない事とかクリアに感じ取れない事ってあるよね。逆に今は欲しすぎてて敏感に感動してしまっているところもあるのかもしれない。でもそれはそれで幸せだと思って楽しんでいけたらいいかな。(どうでもいいが、はからずも最初に書いた「1年記憶がない」が伏線になってることに書き終えてから気づいたw)

 

アルバム全体としては曲調は穏やかなものが多いけれど、歌詞は自分と向き合い苦悩や葛藤を抱えながらもそれでも諦めず生きていこうとしている印象を受けるものが多い。

全てがASKAさんのリアルな気持ちや状況を歌った歌詞ではないにしろ、少なくとも自分の中に生まれた言葉は何かしらつながる部分はあるのではと思う。

復帰後最初のアルバム「Too many peaple」でも苦悩したり自分を鼓舞している歌詞が印象的だったけれど、あの頃と変わったように思うのは「孤独」ではないと感じられる「君」という言葉。それがたった1人の誰かでもいい、あるいは仲間やファンをそう呼んでくれているのかもしれない。そんな「君」の存在を歌詞の中のASKAさんが自分の世界に取り込んでくれたことが、アルバムのどの曲にも消えない光を感じられる理由のように思えた。

 

 

というわけで、今回のアルバムも前作で上げられたハードルを軽々と飛び越えてASKA史上最高大傑作」だった。

前作でも同じこと言っているので、ASKA史上最高大傑作2」「続 ASKA史上最高大傑作」ASKA史上最高大傑作 リベンジ」ASKA史上最高大傑作 セカンドシーズン」……。(追記:こう書くとまるで過去のアルバムがあんまりと思ってるみたいに誤解されそうなので補足すると、それぞれに違った角度でこれが最高なのでは?と思えるものがたくさんあります!なんなら今回がASKA史上最高大傑作 Part11」でもいいよ。いや、カバーアルバム含めると15?……と、言いだすときりないので。

とにかく、今のASKAさんがこのクオリティーのアルバムを出してくれて、それを何度でも聴ける幸せでいっぱいです!!ありがとーーー!!!

来年のバンドライブ楽しみです!

(いつなの?予定だしてほしい!)

 

*1:調べたら『TIME:3 タイムスリー』でした

*2:ASKA『No  Way』に「ナパームをぶち込むような」という歌詞があります

福岡日帰り旅〜よくばりASKA大満喫DAY〜

福岡日帰り遠征に行ってまいりました。

7月7日に延期になった

ASKA&九州スペシャルオーケストラ公演」

の振り替え公演です。

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前日まで再び延期になったらどうしようとか自分自身がコロナになったらどうしようとか不安もありましたが、無事に行けて開催されてまずはよかった。

 

で、だ。

コンサートはというと、

 

めっっちゃくちゃ最高でしたーーーーー!!!

 

行ってよかったぁ!

諦めなくてよかったぁ!!

 

金はかかったがこの感動はプライスレス!!!

かぜーがみえるー!ふくーおかーー!!(テンション上がりすぎて壊れた人)

 

おかげでいまのところASKAさん大好きモードに完全に戻されてる。いつまでもつかは乞うご期待!笑

 

この日9月11日はラジオにテレビに1日ASKA DAYだったのでもう堪能しまくりで、この後から脳が休まってない感じしてて、やたら朝早起きになって二度寝できなくなってる。短時間で幸せホルモンみたいのがドバドバ出過ぎて急性のアル中みたいになったのかも。(もうちょい言い方あるだろ)

 

以下、

の4本立てとなってます。

長いので興味あるとこだけどうぞ。

 

福岡恐怖体験(観光)

お昼頃に博多到着。

2ヶ月前に来たときには「えっPASMO使えるかな?」「シロヤってどこにあんの?」とドキドキオロオロしましたが、今回は迷わず博多駅構内を歩き「あぁシロヤ今の時間並んでないならサニーパン買っとくかー」みたいに小慣れてて、もうちょっと地元みたいな親しみが生まれている。そのせいでしばらく福岡に行くことはないことに対する寂しさも今はあるな。

名物ごまさば丼(美味い!)を食べてからコンサートまで少し時間があったので福岡大仏のある東長寺へ。

観光地と思えないほど人は少なく、ゆったりとお参りしてからお寺の二階の大仏殿へ。

しかしこの木造の大仏様が思ったより凄かったのよね。大きさは木造としては日本一らしいけどとびきり大きいわけでもなく一見地味。けど見るほどに木造ということに驚かされる作りをしてて周りの木彫り細工も細かくてマジマジと見入ってしまった。あれは福岡に行ったら見る価値アリだと思う。そんな大仏様にASKAさんのコンサートの成功をお祈り。

その仏像の台座は天井低めの部屋くらいの高さで内部に入れるようになっていて、入口には「地獄極楽めぐり」と書いてある。面白そうだけどこの時周りに人ゼロで私1人なので恐る恐る入ってみた。

中はあらゆる地獄と極楽の様子を彫刻で描いたものが壁に並んでいて説明音声付きで鑑賞できる。古めかしい音声と薄暗い部屋で見る地獄絵図がなかなかに珍スポット感もあり楽しい。(それにしても、中に誰もいないし誰も入ってこない)

さらにそこから先に進むには「あの世」を体感するというために光を遮断された通路を手すりを頼りに歩くことなることが判明。それが予想以上の体験だった。

人生で一番暗い場所を歩いたと思うくらいガチの真っ暗闇。1人だから余計にものすんごい怖かった。冷静に考えるとこんなとこ1人で入るもんじゃない。入口から数歩でギブアップしようかと思ったけどもし後ろから誰か黙って来ててぶつかっても怖いので進むものの、この先誰かいたらと思うと増す恐怖。ギリギリ止まらないペースで進む。途中で極楽の輪?があるからそれに触れたら必ず極楽に行けますよ、ってな音声案内が入る前にあったけど、闇の中で知らないものに触れたら悲鳴あげる自信あるから触れたいけど触れたくない。もうずっと「怖い怖い」呟きながらどうにか極楽の部屋まで辿り着いた。いや、輪なんか触れとらんけどどうでもいいわ!怖すぎるっ!(こう書いて気づいたけど現世に毒されて煩悩と邪念にまみれてるな)

極楽の明るさに安心して謎に感謝の気持ち生まれてせっせとお賽銭入れたぐらい緊張からの緩和すごかった。下手なお化け屋敷より絶対怖いと思う。

無料で入れるけど入ったらきっと極楽ゾーンでお賽銭したくなるはず。笑

 

ASKA&九州スペシャルオーケストラ公演」のセトリ&感想

これ行く前に我慢できず名古屋公演の配信見てしまったのでセトリは知った状態だった。

でも名古屋とは衣装が違ってて髪も切っててカッコ良さ増してた!髪あのくらいが好きなので今後ともよろしくお願いします。

 

MCとか細かいことは配信もあったからどっかの誰かが書き起こしたりしてるかも(自分はこんなの書いてるくせにひと様のブログはほぼ読まないのであるのかわからないけど)だし特に書きません。

 

①Breath of Bless

藤原いくろうさんのとは別のアレンジだよね?(たぶん)

福岡で聴いたこの曲は穏やかに包み込まれるような印象だった。

原曲副題の「すべてのアスリートたちへ」という応援よりも、「すべての人類へ」という希望への導きみたいな。うまく言葉にできないけど、とにかくあったかい曲に思えた。

 

②未来の人よ

「39年前の~」のところ年数更新されないんだな。永遠の60歳w

まぁそんなふうにちゃかしましたけどね、この曲ですでに号泣寸前でしたよ私は。

この曲はオーケストラと相性抜群で良さが引き立つんだよなぁ!

 

③UNI-VERSE

名古屋公演では歌の入りを失敗してオーケストラを止めて澤近先生と練習するというシーンがありましたが(笑)、今回は澤近先生に目配せしてタイミングをはかり無事成功。名古屋公演ではリハでも1度もうまくいかなかったから本番カンでやってみようと思ったと言ってたけど、カンでできるかー!笑 ま、多少盛ってるでしょうが。

たしかに原曲ではラストに流れてるメロディーを頭に持ってきてるからはじめ何の曲が始まるのかわからないくらいなので、入り方も難しかったんだろうな。

この歌の高音の伸びの良さで声絶好調じゃないのー!とうれしくなる。

 

④MIDNIGHT 2 CALL

この曲のイントロに付いたメロディー最高!切なくてロマンチックな映画がはじまりそう。服部隆之さんのアレンジなのかな?それとも澤近先生?

(追記:後日ご本人から解説があり澤近先生のアレンジと判明しました。

 せんせーい!いつもありがとーー!!誕生会行ったくらい大好きでーす!笑

 とTwiitterでは勇気無くてリプできないからこんな届かないところでいう人)

 

こういう素敵なサプライズがあるからASKAさんのコンサートは常に新鮮に楽しい。

 

⑤僕のwonderful world

美しいメロディーがオーケストラによってさらにリッチに!

 

⑥君が愛を語れ

ロングトーンが凄まじかった。ラストのオケのアレンジがかっこいい。

 

⑦PRIDE

この曲で改めて歌い方のバリエーションの豊かさを確認する。

オーケストラに負けない弦楽器のようだと言われるASKAさんの歌声が、最初は消え入りそうなのにラストに向けてどんどん上り詰めてく感じ。

曲と共に聴いている方も感情をぐんぐん持ち上げられていく。

 

⑧歌になりたい

NHK福岡児童合唱団MIRAIの子たちと共に。

綺麗な歌声のハーモニーが素晴らしかった。

これまで共演した合唱団の子たちより少し平均年齢が上めだったのかな?

これまでの子たちは合唱のコーラスというかわいらしさがあってそれも良かったけど、今回はよりしっかりリードボーカルとして存在感があって、サビはwithASKAみたいに感じてそれもとてもよかったな。

 

⑨はじまりはいつも雨~LOVE SONG~SAY YES~僕はこの瞳で嘘をつく

まさかのヒットソングメドレー!こんだけの大ヒット曲だったら人によっては大事に大事にお待たせしましたじっくりどうぞ、って披露しそうなのに1番ずつ歌って流しちゃうの何か少し雑な扱いで笑った。さすがASKAさんだよ。そういうとこ好き。笑

しかし僕瞳を聴けるなんて嬉しすぎた!「などあーるわきゃないし」のガナリ?のとこ最高です!この歌聴くとASKAさんてチャゲアスASKAなんだよなぁって思う。何をいまさらなんだけど、なぜか他の曲より強くそれを思ったな。

 

⑩太陽と埃の中で

きーたーー!!!チャゲアスとの出会いの曲を生で聴ける日が来るなんて!泣

やっぱりすんごい好きだぁこの曲!7歳の私の感性間違ってなかった!

念願の福岡で最高の歌声で私の中の音楽の始まりともいえる歌を聴いていることに感極まっていた。ASKAさんに出会えてよかった!

 

⑪帰宅

「最近よく歌ってるからもしかしたら皆飽きてるかも」と名古屋で話してた。私この曲大好きでASKAソロ曲のベスト10にも入れたんですが、ただまぁ…飽きてるとまではいかないけど初めて生で聴いた時のような喜びは確かに薄れてしまった。笑

でもまだまだ初めて聴く方もいるだろうし、定番曲があってもいいじゃないか!

 

⑫止まった時計

SCENEⅡからの曲で初めてオーケストラで歌う曲があるとたしかASKAさんがブログに書いてたと思うのだけど(記事見つけられず…)、この曲のことかな?

私はひそかに「DAYS OF DREAM」を期待していたのだけど、この曲も初めて生で聴けたし何より大好きな裏声部分があるという共通点もありで結果聴けて大満足!

今度はこの曲をギター一本とかで聴けたらいいなぁ、古川さんに弾いてもらってとかで。ASKAさんの弾き語りはうれしいけど妙に緊張するでしょう?私が。笑笑

 

⑬けれど空は青

この曲もなにげに生は初めて。なんだかとても心に響いたんだよな。

違うんだろうけどあの人を重ねてしまったりしてさ。

いや、わかってる違うんでしょ、ごめんて。

でもそう思うとさぁ・・・。(しつこい)

この曲を作ったころは曲を作ることが楽しくて夢中だったという話から一生シンガーとして曲を作っていく宣言をしてくれてうれしかったな。ペースはボチボチでも構わないから無理のない好きなペースでお願いします。私も一生ほどよく好きでいられたらいいなぁ。(ほら、熱しすぎると燃え尽きちゃうから)

 

⑭君をのせて

この歌大好き!聴けるとは思わずうれしい!美しいメロディーでASKAさんがMCで言ってたように歌い継がれていってほしいよね。もちろんASKAさんの曲もそうなっていくでしょうね。

原曲の沢田研二さんバージョンは聴いたことなかったので聴いてみたらザ・歌謡曲って感じで、私の父がザ・タイガースが好きでよくカラオケで歌ってたのを思い出したな。父が生きていたらASKAさんよりも10個くらい年上だけど聴いてきた曲は共通してそうだから、私がASKAさんのカバーで知った古い曲の話ができたかもなぁとか考えてしまったり。大人になった今、父とそんな話をしてみたかったと考えてしまう。。。

って、いかんいかん、思わず変なスイッチ入ってしんみりしてしまった!

 

このラスト前のMCで「今日はいつもより短め(2時間無いくらい)だけどこれくらいでちょうどよくない?自分が観に行ったときは2時間くらいでそろそろ終わってほしいと思っちゃう。アンコールで2回も3回も出て来られた日には・・・」というようなことを話していて、会場は笑いが起きていたんだけど……皆、理解ある大人ですね……。

私は終わるのが悲しくて完全に絵文字のぴえんの顔してた。

ASKAさんはよく「みんなの顔みえてるよー」って優しく言ってくれるけど、この顔伝わりましたでしょうか。困らせたくはないけどさ、、、

 

おら、かえりだぐねぇだぁぁ

(;´༎ຶД༎ຶ`) ←ぴえんじゃねぇ!

 

⑮熱い想い

指揮の柳澤さんも大好きだという紹介からのこの曲。

ASKAさんもそんな話してたけど、チャゲアスでもソロでも色んなタイプの楽曲を作ってきたことが本当に魅力であり強みだと思う。この曲みたいに熟成されていく曲もあるしね。

そしてもっと年取ってから急にモーニングムーン歌うってのも良いし。笑

 

⑯FUKUOKA(アンコール)

ついに現地で聴けた!この歌をたくさんのファンと共にオーケストラの演奏で聴けるのは福岡のおかげだよね。本当に福岡ありがとう!!いつかまた来るからねー!!

 

ラジオで新曲

この日は日曜なので、毎週23時半からの通常放送「ASKA Terminal Melody」もあり、プラスで特別版として「ASKA Terminal Melody〜Platinum〜」が19時から1時間に拡大して放送された。

その〜Platinum〜で、ずっと気になっていた新曲が初解禁されて、私福岡の居酒屋でひとり耳を澄まして聴いてましたよ。

この曲は過去にチャゲアスのライブで仮歌が披露されたこともあるとのことで、私が聴いたのはASKAさんがYouTubeに一時的に上げた動画のBGMとしてだったな。

 

↓この記事でその時のこと書いてる。動画はもちろんリンク切れてるけど。

oki-nikki.hatenablog.com

 

新曲のタイトルは「どんな顔で笑えばいい」。

え、聴きました?すーーんごいかっこよくない?!!

声が左右交互に聴こえてきたり途中曲調が大きく変わったりするのも本当に好きなんだけど、なにより大好きなロックASKA!えっぐい!好きすぎる!!

ライブで聴きたいなぁ。その前にこの曲が入るアルバム楽しみだ。11月…なのかな?ちょっとそこはボヤァっとされてしまってるんですが。笑

でも待ちます、待てます、待たせていただきますとも。

いやぁ、新曲が最高だなんてファン冥利につきるよねー。うれしい!

 

祝!テレビ出演

そしてこの日、一番世間的に大きな出来事だったのがこちら。

フジテレビ「ラフアンドミュージック」への出演。

私は福岡から東京へ戻っている時間帯でリアルタイムでは観られなかったんだけど、とにかく大反響だったようで。

どんだけ反響あったかわかるのが、このブログの「テレ東音楽祭」に関する記事へのアクセス数がなぜか上がってたという。とにかくASKAさんへの世の関心が高まったんだと思う。

 

oki-nikki.hatenablog.com

 

↑この記事なんだけど、一生誰にも読まれないだろうと思いながら書いた記事だったのでフジテレビの大型番組の力ってすごいと思った。(テレ東ごめんw)

ただアクセスしたものの1スクロールくらいで長くて読むのやめた人がほとんどだと思うけど。笑(読んだかどうかまではわからない設定なのでしらんが)

 

まずオープニングアクトからダウンタウンの松ちゃんとナイナイの岡村さんによるチャゲアスのモノマネで「YAH YAH YAH」。最初に映った松ちゃんの後ろ姿が結構ASKA度高かったので何も知らずに見たら見間違えてたかも。振り向いて歌いだしたら1000%偽物だったけど。笑

でも全然上手くも似てもないもののかすかな努力は見えたというか、ライブ映像も予習で見たらしいからそれなりに似せようとはしてくれてる感じして思ったより愛があってよかったな。本人がこの後出演するのにさすがにひどいようにはしないだろうけどさ。

しかし悪意はないにせよ、ASKAさんの直前が鶴瓶さんの熱湯風呂というドイヒーなコーナー。苦笑

私はお笑いも大好きだしいつもなら大笑いしたと思うけど、この流れでASKAさんにいくのはちょっと戸惑ったな。でも視聴率上げてくれてたと思うことで自分を納得させる。出演させてくれたうえに良い時間帯に出してくれたことに感謝、ですね!

ASKAさんがこの日歌ったのは「太陽と埃の中で」。ちょうど新録バージョンが完成したタイミングだし昔から人気のある曲だしベストな選曲ですよね。私もこの歌うたうんだったらいいなと思ってました。

歌は生ではなく収録だったけど演奏はASKAバンドの皆さんでASKAさんはいつもの大熱唱。録画で観た私も大興奮で繰り返し観てしまうほどかっこよかった。

歌が終わってスタジオで見てた松ちゃん、ナイナイの2人、中居君が圧倒された表情をしていたのがうれしかった。そうなるよね。松ちゃんは「画力がすごい」って言ってたけどたしかにASKAバンドはベテランの一流ミュージシャンの集まりでもあるから見慣れない人からするとアベンジャーズのような迫力あるかも。

そして案の定、ネット上ではテレ東の時同様「口パク」疑惑が。笑

もうね、それ誉め言葉なんすよ。ありがとね。ASKAさんもそれ言われて自信持ってくれてたからむしろ感謝します。もっと言ってくれ!こんなにうまく歌えるはずないって思うほど完璧な歌声ってことなんでしょー?マイクから離れすぎだって?それはファンも思ってるー笑笑

でもね、プロの使ってるマイクって本当すごいらしいですよ。加えてASKAさんの声量が異常なんです、びっくりさせちゃってすみませんねぇ。(誇らしげに)

まぁなにはともあれ大成功に終わって一安心。そして今後のプラスになる放送だったように思えて楽しい期待をしてしまうな。

 

--

以上、もうこれ以上細かく書こうとすると時間かかって記憶がどんどん薄れていくのみなのでこの辺にしておきます。

正直言うと、これ書いてるときにはさらに9月18日の「横浜合同音楽祭」に行ってきた後で、その興奮も尋常じゃなかったので頭がASKA熱で沸騰しそうです。笑

(その感想も書きたかったけど楽しすぎて記憶飛んでるので無理そう。ただASKAさんのSWEET MEMORIESが聴けるという生きててよかった事案が発生したことをここにご報告する)

 

今日は記念日なのでどうせならこのタイミングで意地でもアップするぞと駆け足で書いたので後半特に雑になったけど、まぁASKAさんのおかげで楽しく過ごせている人間がいるということがなんとなく伝わればいいかな。

 

ASKAさん、ソロデビュー35周年、おめでとうございます!!

福岡へ行ってきた

福岡行ってきました。

ASKAさんのコンサートのためでしたが延期になったので、今回は9月の振り替え公演にむけて現地下見&観光ひとり旅。

 

↓ことの経緯ってほどでもないが前日談。

oki-nikki.hatenablog.com

 

初のひとり旅で色々と初めてづくしでしたが結果としてめちゃくちゃ楽しめたので、この先の人生に影響あるターニングポイントになったんじゃないかな、わりと本気で。

ご時世的にも今の自分としてもすごく良いタイミングでこの楽しさを知れたのはありがたい。世界が広がった感じ。

こんな機会を作れたのもASKAさんのおかげ。推しが与えてくれる原動力ってすごい。

 

2泊3日で行って大満喫してきたけれど、その中でいくつかの出来事だけ書き残しておく。(全部を書き出したらいつにも増して誰も読む気しない長さになったのでw)


1日目:

博多のホテルにチェックイン、小休憩してからコンサート会場のあるキャナルシティへ歩いて行く。

博多駅からだと10分程度のはずなので歩けなくはない距離だが、土地感無いせいもあり思ったより遠く感じる。バスで行けるので時間合えば乗るのが楽なんだろうな。行きはタクシー乗るのもアリかも。

キャナルシティ着くもキャナル劇場への案内板少なすぎてキャナルシティ内で迷子。まじでシティじゃん。ノースビル?OK、まず今、なにビルって話。これがコンサート当日にギリの時間だったらベソかいてたわ。次来てもスムーズにたどり着くか不安。イメージ湧かない東京民には初見の渋谷駅でヒカリエ方面から井の頭線に乗ることを想像してほしい。

結果、人気ない奥まった場所にあった。なのに誰も行かない無印良品が隣接してる。公演がある時だけ繁盛するのか?いや観光地の土産物屋じゃないんだから。2か月後無くなってる可能性すらあるくらい客も店員もいない。例の陽気な音楽は流れてたので営業はしてたと思う。

さて、劇場来ても得に何をするでもないので即撤収。

そのまま「鶏皮串」で有名な人気の焼き鳥屋へ行き、初のひとり飲みを経験。またひとつ大人になる。

ホテルに帰りひと眠り。起きて酔いも覚めたので持ってきてた泡風呂の入浴剤で泡泡の風呂入る。ゴージャス気分になりながらASKAさんがアップしてくれた前日の公演中止舞台挨拶のYouTubeを見る。福岡で見た(聴いた)のでこれでOKとする。心のモヤモヤは無くなった。ありがとうASKAさん。


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2日目:

ASKAさんがお参りしていた太宰府天満宮と天開稲荷へ向かう。

西鉄天神大牟田線の電車は青緑でレトロかわいい。

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五条駅で大量に女性が降りて行くので女子大でもあるのかと思ったらあった。

太宰府駅に着くとすぐ参道。どこもかしこも梅ヶ枝餅の店でどれが正解か分からない。そもそも何か違うのだろうか。

赤い橋に菖蒲の池、風鈴の通り道とテーマパークの日本みたいに和が凝縮されてる。コロナ前は海外客たくさん来てたんだろうな。修学旅行なのか金持ちぽい制服の学生が散見される。

本殿はこれで合ってる?と思うほど意外にこじんまりと少し地味。華美でないところが本物らしくもあり好感が持てる。おみくじは吉。

天開稲荷はさらに奥へと進む。本殿までで引き返す人が多く全然後ろから人来ない。かろうじてひと組先に歩いてるのが遠くに見える。客のいない茶屋の中で店番してる優しそうなおばあちゃんと目があって微笑まれたから会釈だけした。かわいそうだから後でここでお茶してもいい。

道がところどころ2手に分かれてる。試されてる。過酷な方を選んでみる。60度くらいの傾斜の石段。キツいが鳥居をたくさんくぐった分だけMPが増える気がする。

たどり着いたがまたもこれで良いのか問題。とりあえず名前の由来が隣に立ってるので多分これ。小銭が全然なかったので本当に少額納めて神様にはご挨拶だけと言い訳。

奥院と書いてある方へ進むと岩の穴みたいな中に祠がある。

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正直こえー。邪念があると岩の中に閉じ込められそう。とかいう邪念を抱き中へ。神様に謝罪と言い訳。

出口と書かれている方へ進む。また道が分かれている。来た方とは逆の道にものぼり旗が立ち並んでいるので少し進んでみる。旗が途切れた先の道はただの山道に見えて不安になり立ち止まる。途端強い風が山道の奥から吹き抜けてきた。この先には行かない方がいいと僕の本能が囁いている。即引き返す。


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しかしまた二股の道。右は元来た方角、左は「美術館 田島美加 エコー」とある。よくわからないが有名な何かが展示してあるのだろうか。美術館まで行けば駅には戻れるだろうと進んでみる。方向音痴のくせに懲りない。

気づけばすっかり山の中で人間ゼロ。ただ「だざいふ遊園地」がふもとにあり木々に見え隠れしていて、そこから人間の気配をほのかに感じられるのが救い。しかしジェットコースターの叫び声が聞こえたのは20分前くらい。実はそれも幻聴で廃墟遊園地だったというホラーオチもありえる。

と、いきなりオブジェ。さっきの看板にあった「エコー」ってこれか。

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……なんか、すげー怖い。あの紫の棒に感知されたらどこかに転送されそう。あるいは白いとこから何かが転送されてきそう。山の中…異星人…。頭にプレデターがよぎる。逃げるように立ち去る。

この日は午後から雨予報だったので、もしここで豪雨に襲われたらびしょ濡れ女がひとり山から下りてきたとかなるわけで、それはもう憐れみが止まらない。そういやすっかり忘れてあの茶屋と全然違う方から降りてきたことに気付く。ごめん、おばあちゃん。いろいろ不安になり下山のスピードアップ。

やっと遊園地の入り口が見えてきた。

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え、じゃじゃまる?!オマエ、ここにいたのか。30年ぶりくらいの再会。君を見て育った私だよ。てかピンなんだ。ポロリとピッコロは中にいるのかい?でもさすがに入りはしない。

ひと山越えてぐるりと周ったかたちで参道の方へ戻れたので、なんとなくで目についたお茶屋さんに入る。お抹茶と梅ヶ枝餅のセット。梅ヶ枝餅は何に近いかといえば焼いた餅。歯にくっつくが美味い。

 

電車で移動、ASKAさんの地元「春日原駅」へ降りたつ。

ASKAさんが食べたかもしれないラーメン店へ行ってみたが、まさかのこの日だけ臨時休業。とことんASKAさんに縁がない。嫌われてる?勝手に自意識過剰になって無駄に傷つく。少し歩くと「♪かすがばる〜かすがばるへと〜」という春日原の歌が延々流れてる店がある。地元愛。あとで調べたら海援隊の「春日原へ」だった。

夜は一口餃子。普段はビビッて入れない地下の店にも旅先だからと果敢に挑む。このスピリット、持ち帰りたい。

雨の心配のある一日だったが、結果まったく降られず。というかちょうど私が外に居ないときに降ってた様子。ホテルに戻ったとたんに降り出した。

もしかして:私が晴れ女


3日目:

人気のパン「シロヤ」のサニーパンを購入。初日来たときは12時半で売り切れてて買えなかった。11時ごろ行き行列に並んでいるとバカバカ売れていってはどんどん補充してる。こんだけ売れると楽しいだろうな。食べたらパンはむちっとして練乳じゅわ~でおいしかった。また行った時にもぜひ買いたい。

舞鶴公園福岡城跡へ。園内は明確な案内が少ないので迷ったが逆に探検のようで面白かった。天守台まで登って博多や福岡ドームを見渡せる眺めはとっても気持ちよかった。良い思い出。季節によっては桜や梅もきれいなんだろうな。また行きたいくらい好きな場所。

そしてお隣の大濠公園は大きな池を中心にランニングしている人もたくさんいる爽やかなドデカ公園。ここも凄くいい。

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福岡住むならこの近くがいいなぁ。でもこの辺りお高いのかしら。ちょっと移住したいな、、、なんて。

 

--

と、3日過ごしてすっかり福岡が気に入りました。迎え入れてくれるけど押し付けてくる感じもない雰囲気で楽だったな。

ちょうど祇園祭の時期で街中に山笠が飾ってあるのも面白かった。

櫛田神社にあったのがお気に入り。

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今回食べ逃した名物もあるし、買いたいお土産もあるしで、また2か月後に行けるのが楽しみになった。

初めてのひとり旅が福岡でよかった!

それじゃまた9月に行くからねー。♫FUKUOKA~ありがとう~。

 

コンサート延期についてのぼやき

いやぁまいりましたねぇ。

 

初めての福岡、初めてのひとり旅、初めての遠征で地元福岡のASKAさん…のはずが。まさかのコンサート延期。

 

でもASKAさんの神対応で一曲だけきけちゃった!

な1日目ではなく、2日目参戦予定だった私。

 

正直、正直だよ?1日目の大サービスのこと知ってしまうとより悲しいのだが。

そんなこと言ってやんなよーって客観的には思うけど人間の心理とは実際そんなもんなので、ここでだけ普通の感情として吐き出しておきたかった。別にそれで誰に何を物申したいわけでもないのよ。ついてないな〜とほほ、ってだけ。

そしてもしこれに共感してもらえる同じく2日目参戦予定だった方がこれを読むことで、同じような人もいるんだー私だけじゃないのね、って事で少しでも気持ちが楽になったりするといいんですけどね。なるのか?まぁ愚痴らせてよ。

延期を知った時は、前日にわかってて行く私よりいよいよ数時間後には会えるって思ってた初日参戦の方のほうがショックかもなぁ、でも直前まで幸せな気持ちならマシなのかなぁ、君と僕ではどっちが苦しいんだろう…とか考えてた。

結果、圧倒的に2日目のほうがかわいそうになってない?ねぇ、自分で言うのなんだけどかわいそうなんだけど!笑笑

 

わかってる、これは最悪の事態ではない。死ぬほど辛い経験をしてる私にとってはこんなこと蚊に刺されたくらいのもんだって知ってる。海外から来たのに見られなかったとか振替日では参加できないとか私より悲しんでる人もいるでしょう。誰も悪くないし感染された方含め当事者の方は自分を責めてほしくない。なんならその人が1番辛いと思う。早く良くなりますように…。

 

けど、つら〜!

あぁぁぁあ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)泣

 

本当仕事帰りの電車の中で知って固まったよね。

今頃今日の公演は盛り上がってるかな?なんて思いながらブログ見に行ったら「陰性でした」なるタイトルが目に飛び込むもまだ呑気な私は「あぁ、ライブ前だから念の為PCR検査受けたのね」みたいに受け止めて文章読み進めても尚事態を把握できず、ふとコメント欄を見ると「延期」の文字。

???

ゾッとしつつひとつ前のブログタイトルを確認してみると

「延期のお知らせ」

!!!!

そこからは意識が身体から少しズレたまま歩いてるような、思考が定まらず悲しいとかの感情も湧かず。本能だけで家路についている状態だった。

 

早い人はそっからすぐさま飛行機やホテルキャンセルしたりしてたようですが、仕事休み取っちゃったしわりと綿密に観光スケジュールも立てているのでもう行かない選択肢はなかったのよね。

これで仕事行く方が無理だし家にいたら虚しいだけ。

だったらもう観光しに行くって気持ちに切り替えて楽しむだけじゃない?!

だって2〜3時間フリータイムが増えただけの話でしょ?

 

とは言うものの……と気持ちはまだグラグラしてますが、福岡着いたら気分も変わるはず。

 

なわけで、とにかく福岡行きます!

そんで9月の振替公演はおそらく弾丸日帰り旅になるだろうから今回はそのための現地視察もしてきます。

 

よし、福岡待っててね〜(^o^)ノ~~~

葉加瀬太郎音楽祭2022感想

6月5日の公演に行ってきました。

会場は明治神宮なので、とりあえず原宿まで行けばどうにかなるかと考えていたけど直前に念のためイベントサイトで確認したら入口は代々木限定だと?!東京歴そこそこ長いのに明治神宮が代々木の方まで広がってるの知らなかった…。

あぶなーと思いながら代々木駅に着くも明治神宮への行き方分からん…。Googleマップでも入口わからないし、どこ!!ってかここどこ!!と半泣き(方向音痴炸裂)。

なんやかんやでどうにかたどりついたら会場着くやいなや葉加瀬さんが登場して挨拶を始めたので超ギリギリだった。いやこれ、絶対原宿で彷徨ってる人いたでしょ、ねぇ…。

ま、ともあれ無事に人生初の野外ライブ鑑賞開始となりました。

 

注)以降、セトリは覚えているものだけしか書けないので情報を求めてここにたどり着いた方はご期待には沿えませんのであしからず。

 

1人目:佐藤竹善

竹善さんのことは小田和正さんの「クリスマスの約束」で存在を知っていたけど、ちゃんと歌声を聴いたのは昨年観たKANさんと馬場俊英さんの配信トーク&ライブのゲスト出演回で、その時から歌声が素敵な人だなって思ってた。

今回生歌を聴いたらその印象違わず、曇天の空が青空に見えるほど最高爽やかだった。

一曲目は「Rise」で、上空を時折横切る飛行機の音と絶妙に調和して気持ちよかった。


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この音楽祭のはじまりの曲でこの心地よさを感じられていなければ飛行機の音に少し気が散ったり立ったりだったかも。結構近くを轟音で飛んでたのよね。

野外ステージからの生演奏と歌声、吹き抜ける初夏の風と空には飛行機…。なにこのシチュエーション、もうすでに最高の1日確定なんですけど!

最後の「Sprit of Love」ではロングトーンで拍手起きてた。

 

2人目:Vaundy

最近特に音楽に関しては視野が狭くてまったく存じ上げず。でもいざ曲を聴くとどこかで聴いたことある気がしたのでCMとかラジオとかで聴いたのかも。

パーカー着たちょっとヤンチャめな雰囲気の20代くらいの男の子で英語名前だからヒップホップ系かな?なんて予想してたけど、1曲目の恋風邪にのせて」は意外なほどJPOP感あって昭和生まれにも耳なじみが良いし、2曲目の「踊り子」は洋楽風で音楽性が幅広い。そしてなによりソフトな歌声がすごく良い、好き。


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一気にひきこまれて絶対売れるって思ったけど私が知らんだけでもう売れてた。

MCの時に21歳だと話してて、そんな若さでいい曲作るし落ち着いてるなぁって思ったけど、葉加瀬さんが「正月にバウ(Vaundyのこと)をうちに招いて誰か連れてきていいよって言ったらお母さんと妹連れてきた」って話しててめっちゃほっこり笑いが起きた。会場の皆あれでさらに好感度爆上がりだったと思う。下向き加減に話すからもっと冷めた感じの現代っ子かと思ったら可愛い!ただのシャイないい子じゃん!みたいな。笑

 

葉加瀬さんはゲスト演者に合わせてセッションのたびにお着替えをしていた。この時はVaundyに合わせて色違いっぽいパーカー着てて、ふたりの髪型が似てるから形似すぎなのもかわいくて笑う。

 

3人目:CHEMISTRY

生のCHEMISTRYを見たのは二十数年ぶり。といっても前は公開ラジオ収録をしてる姿で歌を聞くのは初。

ASAYAN世代ですから当然のごとくファーストアルバム買って聴いてた人間としては、PIECES OF A DREAMYou Go Your Way」「君をさがしてた」を聴けてうれしかったな。これチャゲアスでいえば「ひとり咲き」「YAH YAH YAH」「SAY YES」歌ったみたいな大サービスだよね。しかもあの頃聴いてたCDのまんまだった。本当ありがとうCHEMISTRY

なぜ急にチャゲアスに例えたんだ?って思われた方がいましたらすみませんが、私がチャゲアスのガチなファンだからです。

 

4人目:東儀秀樹

雅楽の音色って癒されるからとても好きなんですよね。

だから決して上の空で聴いてたわけじゃないと前置きしたいんですが。

最初に演奏された「New Asia」って曲がギターメインのバンド演奏からはじまるので、それがなんだか歌謡曲調で言ってしまえば初期のチャゲアスのインストみたいだったんですよ。


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野外の生バンド演奏だから最近よく聴いてる80年代のチャゲアスのライブ音源と重なって、このまま「あなたの愛した~」(※『私の愛した人』の歌詞)って飛鳥が歌いだすんじゃないかとめちゃくちゃエモい気分になって変に泣きそうだった。って、おいおい、東儀さん東儀さん!って我に返るんだけど東儀さんの吹く小さい笛、篳篥(ひちりき)の音がチャゲアスの世界観を壊さないのよ。むしろ飛鳥の声と雅楽の音は同じ周波数で同じ脳への作用があるとすら。(当社比)

もちろんそれ以降のQUEENメドレー」も楽しくて良かったし、葉加瀬さんとのセッションのリベルタンゴはすんごいかっこよくて、私今いい音楽に浸かってるー!いいもん見れてるー!って気分だったな。

 

5人目:ナオト・インティライミ

失礼ながらお名前と旅している元気な人という印象だけはあるものの曲は知らないというお方でした。

けど、私以外全員ファンなのかと思うほど会場を手拍子の遊びや手を振るノリで一体化させててすごかったので、イベント盛り上げ晴れ男という印象が加わりました。(雨予報だったのがまったく降らなかったのは「てるてる坊主的な役割として呼ばれてる」と話していたこの方の力もありそう)

翌日はサッカーの親善試合で国歌独唱すると話していて、私が知らないだけでいつのまにか名のあるベテラン歌手になっていたんだなぁ。

セッションの時の葉加瀬さんは太郎インティライミとして呼び込まれ、ナオトさんに合わせてハット被ってるレアな姿で登場した。

 

6人目:徳永英明

真っ白スーツで登場して神々しさすらあってどこの教祖様かと。

一曲目が「壊れかけのRadio」でイントロのピポパポパポピポが聞こえてきたときにやった聴ける!と思った。この曲には思い出もあるので嬉しかったな。


www.youtube.com

上を向いて歩こうのセッションのために登場した葉加瀬さんは同じく白スーツ。完全に動揺した様子の徳永さんが可笑しかった。葉加瀬さんが去った後も「白・・・」ってつぶやいて笑ってたけど内心どう思ってたんだろ。笑

最後6曲目はレイニーブルー。葉加瀬さんがオープニングトークの時「今日は天気が心配。雨の歌うたう人がいっぱいいるw」というような話をしていたので、来たかと思って少し天気が心配になる。しかもラスト畳みかけるように熱を込めて「レイニーブルーレイニーブルー」言うから雨乞いかしらと思えてきてこれマジで降るかもと不安に。なんとなく徳永さんて言霊強そうだし。(勝手なイメージ)

徳永さんもこの歌も好きだし素晴らしい熱唱だと感じつつも、次出てくるはずのお方の記録もかかってるんでその辺がやっぱりちょっと痛いファンとしては気がかりになってしまうのだった。いやでも徳永さんも素敵でした。ホントにホントに。

 

7人目:ASKA

ここまで4時間?5時間?いや、皆さん素晴らしくてあっという間といえど、待ってました!!という気持ちとついに終わってしまうという寂しさも。

しかし私にとって初の野外ASKAですよ。新鮮なドキドキ。

ASKAさん登場前にステージにはASKAさんの活動をサポートをしている弟子的な存在の藤山祥太さんが。この日がコーラスとして初ステージだそうで、緊張の面持ちでマイクの前に立っている。ピアノには澤近先生……いるいる、と忍ばせておいたオペラグラスで二人を事前確認。笑

そして颯爽と登場したASKAさん。いつものスーツ姿でも、たまに見るTシャツ姿でもない、ラフな着こなしの白シャツ姿。

えっえっ、なんか、、、めっっちゃかっこいいんですけど!やば!!

私はASKAさんの歌声がとにかく大大大好きで、それに比べたらビジュアルに関しては好きなタイプじゃなかったけど好きだからカッコよく見えてきたってくらいで、それでも時折すごい好きな雰囲気の時ある、て感じなんですけど。この日のASKAさんはその時折来る私の好きなビジュアルの波に乗った感じ。あれだね、あんまりビジュアル良いと歌に集中できないもんだね。しかも、だったら服装とかのディテールが頭に焼き付いてるかと言えばそうでもないという。がっかりすぎる。かっこよかったというそれ一点だけ強烈に胸に刻まれてる。まぁこれも良い思い出です。

 

↓この記事内に写真あった!あったよ!!(リンク切れてたらすみません)

つかこの記事にセトリとかあらゆること書かれてるから皆これ読めばいいじゃん!

www.thefirsttimes.jp

登場してすぐにパラダイス銀河。そう来たか。でもASKAさんが作ったって知らない人にとっては何で?もしかしてSMAPみたいに権利の問題でチャゲアス時代の歌歌えないの?って思われてしまいそう。笑

でも盛り上がった雰囲気でここで初めて立ち上がっている人も結構多かった。そうそう、禁止ではなかったんだけどご時世の観賞スタイルの定着もあってかなんとなくずっと立ち上がれない感じが続いてたんですよね。

次が葉加瀬さんとのセッションで「百花繚乱」。予想外の選曲だったけど、バイオリンが映える曲でもあるし納得のカッコ良さだった。ASKAさんが葉加瀬さんの演奏について「CDより難しいことしてる」って話してたけど、たしかに聞きなじみのあるメロディーと少し違って素人が聴いても難易度高いとわかるほど。めちゃくちゃ練習したらしい。プロの人ってサラリとこともなげに演奏してるようにみえちゃうけど練習するんだなって思いました。(子供みたいな感想)

ちなみに葉加瀬さんもASKAさんの雰囲気に寄せたシャツ姿だった。周りのお客さんも話してたけど葉加瀬さんのお色直しが楽しみのひとつになっててよかったな。

MCの時「いままで43年の音楽人生で野外ライブで雨降られたことない」という話から「雨降る前に終わらせなきゃ、オレの記録が」みたいなことを冗談めかして話してたけど、実際かなり本気で記録保持したかったんだろうことが伝わってきてかわいくて笑った。結果としてまったく降られず晴れ男伝説記録更新。今回は正直無理かもと思ってたから私もホッとしたよ。よかったねぇ!笑(若干の濡れASKAの期待もあったけどw)

その後「はじまりはいつも雨」「笑って歩こうよ」と続き、「歌になりたい」ではファンが当然のごとくスマホを取り出しライトを照らして振り出す。なによりこの歌の前に「暗くなってきていい感じだね」みたいなことをASKAさんが話していたので、これをフリだと受取るならばライトをつけなきゃファンが廃るわ!と恥じらいをかなぐり捨ててスマホ振り振りに興じた私です。一度照しゃあこっちのもんよ。はい、ファンですが何か?と開き直れます(?)。

最後は「PRIDE」を歌い上げて歌手としては大貫禄を見せつけたのに、「あれ?この曲で終わりだっけ?そうだっけ?・・・ありがとー!」と不思議な余韻を残して元気に去っていったので、名残惜しさにいろんな感情をつぎたしてから置きざりにされたよう気持ちになり、あぁそれもこれもASKAさんだったなぁって思った。笑


www.youtube.com

 

ラスト:葉加瀬太郎

葉加瀬さんはいい人そうなイメージはあったけど、この一日でかなり好印象になったな。ほどよく愉快におちゃらけてて、それでいてやっぱり演奏は抜群に素晴らしい。

一曲弾いた後「なんだかASKAさんの後だから演奏がASKAさんみたいな粘りがでた」みたいなこと話してて、「いつもは(バイオリン♪キィ~)だけど、今日は(バイオリン♪ンキィウイ~)」と弾き比べてて、もうこれ仕込んだネタでしょ。そんなことある?笑

そして大トリは情熱大陸のテーマ。最後だし立ちましょうって言ってくれたから総立ちでリズムに乗りながら聴いたこの曲のテンションの上がり方、熱気半端ない。だれも歌ってないのにこんなに手拍子でノリノリになれるってすごい力のある曲だな。

だけどナイターのライトに照らされた会場で久々に大勢の人たちと時間と気持ちを共有していることで、世界が元気に戻りつつあると感じられてジーンとしちゃった。

演奏が終わると感謝の気持ちも含めた力一杯の拍手を送り、そうして清々しい気持ちで音楽祭を終えた。

 

野外で聴く音楽は天候の不安はありつつも開放感が増すし、自分の知らなかった音楽を知れる機会として今後もこういう音楽イベントに参加してみたいなと思えた。(私信:更にはそこにASKAさんが出演していたら絶対行くのでまたよろしくご検討ください)

そんなわけで直後感想でも書いたけど、本当に「音楽最高ー!」って心から感じられた一日でした。楽しかった!!

葉加瀬太郎音楽祭行ってきた直後感想

本日行ってまいりました。

 

晴れ男ASKAパワーすげー!!

いや冷静に考えれば明治神宮パワーなのか…?

なんにせよ、天気予報ではずっと雨予報だったから絶対降られると覚悟してレインコートも持参したけど1mmも雨に降られなかったのはちょっとした奇跡よ。色々と本当によかった。

 

またちゃんとした感想は後日書くつもりだけど、とにかく楽しかった!

音楽最高ー!!

 

4月のASKAの感想まとめ

4月の各感想

 

4月13日 アンコールツアーファイナルin国際フォーラムの感想

なんかもう最後だからと全力拍手にライトふりふりと思いっきり楽しんで高ぶってていつも以上に蒸発したみたいに記憶が飛んでしまった。なにげにファイナル見たの初だったし。なので思い出せることを少し書く。

この日は『ID』がやけに素晴らしくて一番印象的だった。歌声も音響も照明も総合的に完ぺきに思えた。国際フォーラムの会場とこの曲の相性が良かったのだろうか。

そんな『ID』は先日の他の公演での感想記事で意外な選曲って書いたけど、MCの時にそのアンサーとも思えるような発言があった。(こんな感じのこと言ってたくらいの記憶です)

「予想外の曲をセットリスト入れてお客さんを驚かせたい」「『草原にソファを置いて』はラジオで流れてきてこの曲歌おうと決めた。次の曲もラジオで流れた曲です」という紹介からの『ID』だった。

つまりはまんまと驚かされたってことだ。笑

『ID』もラジオで流れてて決めたのかはわからないけど、そういうサプライズな選曲を大事にしてるとすれば今後のツアーも何が来るか予想つかなくてワクワクだな。

あとはアンコールでラストにプラスされた『熱い想い』が聴けてすごーくうれしかったのと、とにかくお客さんも盛り上がってたしアンコールの拍手のテンポ早くて会場の気合いを感じたな。あ、村上啓介さんも観に来てたのも見たわ。

国際フォーラムといえば2018年に私が初めてASKAさんの歌う姿を見た思い出の場所。

あの時は活動再開後初のシンフォニックコンサートだったけど初日以降は喉を傷めてて、それでも懸命に歌う姿に胸打たれていたけど、今はまたのびやかに歌い上げる姿を再び同じ場所で見られたことがうれしかったな。

国際フォーラムはステージの両サイドの壁に大きなモニターがあってそこにリアルタイムの映像が映し出されるので、遠くからでもステージ上のみなさんの顔や細かい動きが確認できるのが他に私が行った会場との違いだった。その映像はもう完成品としても大丈夫なクオリティだから凄いのよね。

これなら今度のライブブルーレイは期待できる!今回はVR用の撮影で何台もカメラが入っているらしいし、配信したものも含め映像はたんまりあるはずだよね!大丈夫だよね!前回のブルーレイはちょっとなんつーか...…CDよく聴いてます!

飛んだ記憶は映像に補填してもらおう。楽しみだな。

 

↓他の公演の感想

oki-nikki.hatenablog.com

 

4月18日 ファンクラブ会員限定生配信の感想

当然ながら会員限定なので内容については触れませんが、いろんな意味でドキドキしつつ見てたけどおおむねよかった。ひとつ思ったのは、ASKAさんに限らずだけど文章だけだと受取り手の気持ち次第で印象って全然変わるよなってこと。

 

と、この記事を書いている途中、そんな受取り間違いで起きてしまったことについて4月25日にASKAさんがブログで謝罪したので、ちょっとだけそのことについて吐き出したい。私はTwitter休止状態で長いこと見てないから謝罪内容の件は全く知らなかった。内容を知って結構へこんだ。お相手の方が寛大で許していただけたのならよかったですが、ちょっとこれは……大げんこつ行為ですねぇ。正直言うとASKAさんはTwitterやめた方がいいと思うんだよな。うーん。。。まぁ色々言い出すと長くなるし当人同士がもう解決というなら、この話はここまで。ただ二度とこういう騒動おこすのやめてほしい!マジで嫌いになりたくないので!!

 

話を配信に戻して、これは別に書いてもいいと思うけど、ASKAさんが今度セルフカバーする『太陽と埃の中で』の番組用テイク(正式リリース品としては未完成)を聴くことができた。

いやぁめちゃくちゃ良くて曲終わり自然と拍手したくらい良かった。良かったので感想書きたいけどそれは正式に世に発表された時にしよう。正直この歌の部分だけアーカイブで何度も再生してる。笑 

ねぇ、気づいてしまったんだけど、リリースされたらこの曲をライブでやる可能性ある……ってこと??気が早いけど考えただけでドキドキしてきた。

 

4月21日 チャリティーコンサートの感想

東京文化会館大ホール『TOKYO SYMPHONIC WAVE 2022ゴールドリボン基金チャリティコンサート』に行ってきました。

終了直後に興奮してつぶやきレベルの感想も書きましたが。↓

oki-nikki.hatenablog.com

このコンサート、なんで直前のお知らせだったんだろう。

開催10日前にメルマガ届いて何気に開いたら「出演決定」で、え?なにこれいつよって、今月?!ってもうとりあえず都内だし仕事は何とかなると後先考えず行くこと決めたよね。

 

以下セトリ等のネタバレあり。

※このコンサートは後日有料配信があるそうなのでそこまでお楽しみにしておきたい方は読まないでください!!(詳細は5月10日に公式HPにて発表とのことです。ただし公式HP内にはセトリのネタバレあります。笑笑) 

 

RENAISSANCE CLASSICSTOKYO SYMPHONIC WAVE 2022 | RENAISSANCE CLASSICS

 

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<オーケストラ 京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団

演目

モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より序曲

ラヴェル: 「クープランの墓」より「リゴードン」

 

久々にオーケストラのクラシック音楽を生で聴けてそれだけですごい贅沢な気持ちに。詳しくはないけどクラッシック音楽好きな方なので、これだけでもう来てよかったって思った。こういうコンサートってなかなか機会無いと行かないけどたまには綺麗な格好してこういう優雅な時間つくるのもいいな。

 

<出演者一人目 八神純子

小柄な女性が颯爽と登場。失礼ながら八神純子さんをよく存じ上げず、初めは司会の方かな?と思ったけどどうやらそうじゃない。出演されるのはわかってたのでこの方が八神さんなのか?っとずっとわからないまま見つめていた。司会とかいなかったのでご本人が名乗らないとずっとお名前紹介がないのよ。

 

演目

・みずいろの雨

・パープルタウン〜You Oughta Know By Now〜

・Mr.ブルー〜私の地球〜

 

イントロ聴いて「みずいろの雨だ!」ってわかった自分に笑ってしまった。

誰の歌か知らんのにイントロでわかるっていうのはいかに名曲かっていうこととイントロがインパクトあるかってことですよね。しかもどこでどうやって聴いて覚えたのかまるでわからないのが昭和の曲あるある。だってなぜか歌えるもん。謎だよなぁ。

にしても歌唱力よ。スーパー声出てたんですが。あのクリアでいてパワフルに突き抜けるようなハイトーン凄いな。ブログ書くにあたってリリース当時の歌唱はどうだったのか聴き比べてみようと思ったら先週聴いた歌声まんまだった。二十歳であの歌唱力も凄まじいけどそれを維持してるってどうなってるんだ。調べたらASKAさんと同い年で、この世代の歌手のレベルって平均値が異常値。しかしASKAさん以外の歌手の生歌を久しく聴いてなくて久々が八神さんだと感覚狂いそう。いやもう手遅れか?食べ物だったらとっくに痛風

そして「パープルタウン」も八神さんでしたか。

曲は全部八神さんが作曲してるんだね。どの曲も展開が面白いよなぁ。

こんな知ってる曲ガンガン聴けると思ってなかったからすでにだいぶ気持ちは充実してた。

「Mr.ブルー〜私の地球〜」は知らなかったけど歌いだしで気に入ってしまった。オーケストラの演奏と歌唱が壮大で歌詞も相まって宇宙を感じてなんだか泣きそうだった。帰ってきてからも聴いて歌ってる。地球がなんかの比喩かと思ったらまっすぐ地球のこと歌ってるというのもいいんだよな。『瑠璃色の地球』と並んで私の中の2大地球ソングとなった。(他に知らないけど)

こういうコンサートに来たことで八神さんのことを知れてよかった!

 

<出演者二人目 タケカワユキヒデ

タケカワさんは顔知ってたので大丈夫(?)。でも名乗ってらしたと思う。

昔から穏やかそうな印象は変わらないけど、孫と上野動物園行った話してて歌ってないときは優しそうで小綺麗なおじいちゃんって感じだった、んだけど、、、(続く)

 

演目

ガンダーラ

銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)

・ビューティフルネーム

 

意外と歌い方にクセあるのね。って誰のファンが何言ってんだって話だけど。笑

タケカワさんも全部作曲してるんだな。良い曲作れる人すぐ尊敬しちゃう民なので尊敬しちゃう。

ガンダーラ聴けたのも嬉しかったけど、やっぱり銀河鉄道999はどうしたってアガるよね。そしてこっからがさっきの「続き」なんだけど、ガンダーラからMCまでは小綺麗なおじいちゃんと思ってたタケカワさん、銀河鉄道ではピョンピョン飛んだりクマムシのあったかいだから〜みたいな手の動き(見たことあるこの動きなんだっけ?と思って行き着いた先がこれだったw)でリズムに乗ってて、それにめっちゃ萌えてしまった。まさかあの「ゴダイゴ」を可愛いと思いながらニコニコ見つめる日が来るなんて。

年々自分がわからなくなる。加山雄三にもハマりかけたけどなんとなくセーブした私です。(ただ若大将は本当良い曲書くのよ…)

 

<出演者三人目 幸田浩子>       

演目

・バッハ/グノー 「アヴェ・マリア

ヴェルディ オペラ『椿姫』より “ああ、そは彼の人か〜花から花へ”

 

ソプラノ歌手の歌声まで聴けるとは。「アヴェ・マリア」はヒーリング効果で身体が浄化されていくようだったし、オペラの方なんて普段聴かない周波数の高音聴いてる感じがして、脳までビリビリ振動して血行が良くなった感覚。歌を歌っているというより声を奏でてた。圧巻でした。

 

<出演者四人目 尾崎裕哉>

演目

・I LOVE YOU

・Lighter

 

テレビで一度「I LOVE YOU」を歌ってるのを見た気がするけれど、生で聴いても純粋に歌うまいなって思った。ただやっぱりお父さんと比べられまくってるだろうしそこを求められてるとか思ったり思わされたり、その辺は気苦労多そうだなって勝手に心配しちゃった。えぇ、大きなお世話ですよね。いやさ、全然世代ではない私でも「声は似てるけどタイプは違うんだなぁ」ってやっぱり思ってしまったもんだから、ごめん。

でも裕哉氏の方が今の時代に合ってる感じがする。誠実な歌声って感じがするので令和の尾崎はきっとこれが正解だよ。バイク盗むとかコンプラ的にアウトだしw

冗談はさておき楽曲次第でもっと人気になってもおかしくないと思ったのは本当。あとLighterの発音良すぎてライラーだった。

 

<出演者五人目 ASKA

演目

・PRIDE

・君が愛を語れ

・歌になりたい(コーラス 横浜少年少女合唱団)

 

何歌うんだろうなって予想してて、「確実なのは『はじまりはいつも雨』であとは『PRIDE』かなぁ」って思ってたのに「確実」がはずれた!歌わないんかい!

今回ASKA初体験で「はじまり~」を聴きたいと思った方はライブ来てね!ってことかしら。(来てね!)

一曲目は予想通りの「PRIDE」だったけど、ライブだと一曲目ってことはまずないし、何よりホーム以外の場所で歌うASKAさんを観るのは初めてだったので謎にドキドキした。ファン以外にも最高のASKAを見てもらいたい!みたいな。よく考えりゃ昨日今日の売り出し中の若手じゃあるまいしなんだけどさ。

結果としては本当に素晴らしかったし、ファン増えたなって思った。オーケストラの演奏で歌うからいつもよりゆったりしたリズムで歌ってたと思うけど、その分丁寧に歌い上げてるように感じられて好印象だったし、何より歌い終わりの拍手今までで一番長くて今日これで終わりかと錯覚するほどだった。

「君が愛を語れ」はこの歌が湾岸戦争のころに作ったという話から歌に入ったので納得の一曲。歌の後にも「本当に戦争やめてほしい」という話もしていた。

この歌の一般認知度はおそらくアラフォー以上の人が「どっかで聴いたことあるなぁ」くらいだと思うけど、知らない人にもいい歌だっていうのは伝わったはず。この曲はオーケストラが演奏するとより壮大な感じが出て良いんですよね。後奏の最後の最後の澤近先生のピアノだけになってからジャーンと終わるとこまでずっと素敵。

って、そうそう、今回澤近先生いらっしゃったんですよね。ずっとピアノに似た方いると思いつつも遠くて認識できなかったんですけど、ピアノはASKAさん以外の時もずっと澤近さんだったのでしょうか?ドラムの江口さんははっきり確認できた。生の江口さん久々でうれしかった。

そして横浜少年少女合唱団の中学生の男女が20人くらいだったかな?ASKAさんの両サイドに並ぶ形で「歌になりたい」を披露。

合唱団の子たちははじめ前後で互い違いに間隔開けて並んでたのをASKAさんが「ねぇ、後ろの子がマイクから遠いからせっかくだからこうしよう」と、ひとつのマイクスタンドに二人ずつ向かうように少年らを動かし始めた。緊張のせいか表情変えないルールでもあるのか少年たちは無表情でされるがままだけど戸惑いが隠せてないのが可愛いしかわいそうだしで笑っちゃった。ASKAさんはせっせと配置変えしてるけど、どう考えても端の一組分マイク足らないなぁって思いながら見つめてたらASKAさんがようやく最後にそれに気づいて「あれ?!!一つ足らない、、、どうしたらいいんだろう。。。」ってちょっとうろたえて数秒固まってて笑った。結局「よし、こうしよう!」と端で余っていた中一なりたてみたいな小さい少年4人をぎゅっと寄せ集めてマイクを中心に置いてた。勝手なことしてあとで怒られないかしら、ってご時世的に苦笑いではあったけどASKAさんらしくて可笑しかった。本当は素敵なことなのに心配がよぎってしまうのが世知辛い。

合唱団の透き通るようなコーラスとオーケストラの星空みたいにキラキラした演奏からはじまる長めの前奏を受けてからASKAさんが歌い始めた。しかし途中からなんだか違和感あるアレンジだなって思ってたらASKAさんが謝りつつストップをかけて何かと思えば「歌入るところ間違えた」と。笑

前奏を長く聞き入ってしまったらしく、指揮者の柳澤さんに「気づいてましたよね?」と聞くとコクリとうなずく柳澤さん。まぁ気づいてもASKAさん以外誰も止められないよね。笑

「ごめん、怒ってる?」と中学生に聞くASKAさん。会場はなごやかな笑いに包まれ、完全にASKA劇場となっていた。

改めて歌いなおしとなり次は間違えずひと安心して聞き惚れていると、歌の途中から客席のスマホライトがどんどん光りだす。ASKAライブではおなじみ「歌になりたい」の時のスマホライト振り振りをおもむろに周りがやりだしたのだ。隣のあなたも、そこのあなたもあなたも皆ASKAファンだったのか!というフラッシュモブの中に巻き込まれたような妙なサプライズ感。かくいう私はというと、なんかそこでやるのはファン過ぎると思ってやらず。なんつーか、ファンしか知らないことをファン以外がいる場所でやるのって照れるじゃん?恋人のことも他人と一緒の時は名字で呼びます的な恥じらいが私にはありまして。その一歩を踏み超えたときに私は真のASKA信者になっているのであろう。(夜書くとテンションおかしい)

でも私のような隠れファンも含めたら結構ASKAさんのファン率が高かったのかも。開催のお知らせが遅かったからツアーや配信で告知しやすかったASKAさんのファンが集まった感じなのかもな。

それはさておき、オーケストラと子どもたちのコーラスと合わさることでこの歌の完成形を見られたような気持ちになった。

 

アンコール

・SAY YES

 

そんでもって、まさかの「SAY YES」ですよ。アンコールでASKAさん出てきたときは歌うとは思っておらず(プログラムには先述の3曲だけの記載だった)、「タケカワさんがASKAもう一曲歌えと言われたらハイというしかない。笑」と話し始めたのでここで「はじまり~」なのか!と思いつつ待ち構えていると、聞き覚えのあるあのイントロのピアノの旋律。えーーーー!!めっちゃくちゃうれしいんですけど!生で聴けたのは初めてのシンフォニックの時以来だけどいつか喉の調子いい状態でまた聴きたいと思っていた。けどなかなか今後のツアーでは歌わない気がしてたので、私の中ではメジャーなのにわりとレアというポケモンでいうピカチューのような曲なんですよ。(なんやかんや結局ピカチューがいっちゃんかぁいいよね!いきなり何言ってんだと思うでしょうけど自分でも何言ってんのかわかんない。)

そんで「SAY YES」ほーんとほーんとによかったのよ。とても大切に歌ってくれてる感じが心に響きすぎて泣きそうで、ふと我に返ったら祈るように手を組んで見つめてる自分がいて恥ずかしいから慌てて手を下した。乙女かよ。スマホ振らなくてもファンだってことダダ洩れ状態でした。本当に来てよかったと思えた最高の夜になり、その夜は心底幸せな気分で眠りについた。

のに、夜見た夢が最恐で夜中3時に恐怖で飛び起きて朝まで眠れなかった、というのはまた別の話。(幸福度即相殺の巻。公開日未定)

 

今回、基本は無料としつつ3000円以上の募金をお願いしてるコンサートなのでASKAさんの歌2曲くらい聞けたらいいかな、くらいだったのにめちゃくちゃ大満足してしまった。その分自分のできるかぎりの気持ちを募金箱に入れてきましたよ。

「このようなチャリティーの場で歌えることに感謝」とASKAさんはじめ出演者のみなさんおっしゃってたけど、こんな機会でないとなかなか募金とかどこにどうしたらいいかわからなくてできないから、少しでも誰かの救いになるうえにこんな特別な公演をみられるなんてこちらの方がありがたすぎる。次の機会もあったらきっと行きたいな。

また配信あるなら観たいけど、6月ASKA(明治神宮の公演)を楽しみにするもよしかな。

5月ASKAが不足してるから4月のチャージ分が切れたら考えよっと。